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今回は、新聞記事を離れます。
新聞でもテレビ他のニュースでも報道されている内容ですが、コラム的な書き物になります。
書く場所が他に見当たらないのでとりあえずここに・・・。
韓国関連のニュースで現在渦中の人といえば、誰もが認めるファン・ウソク(黄禹錫)教授です。
ES細胞の研究論文がすべてウソだったということで決着が付いたようですが、その一連のニュースの内容はさておき、そこに出てくる単語について考えてみます。
まず、捏造という言葉。
今でこそ普通の日本語として定着している感じですが、数年前まで日本人には馴染みの無い単語だったように、少なくとも私は思います。
捏造って、韓国が最初使い出して日本に報道が翻訳されるに従って日本に浸透した言葉ではなかったかと。
私の記憶で初めて「捏造」という文字を見たのは、数年前に韓国で日本の歴史教科書のことが問題になったときでした。事実を捻じ曲げている、という意味で、捏造という言葉を使っていたようでした。
それまで日本では捏造という言葉はあまり使われず、でっちあげ、と言ってたように思います。
それが、韓国での報道を日本語に翻訳するときに、捏造(열조)を漢字語そのまま訳文として載せたので、それが定着していったような。
(実際、俗に言う韓国板とかハングル板とかいうところで「捏造」の文字を見たとき、何と読むのかすら分からなかったので、読み方から辞書引いて調べたし、意味も、文脈でだいたい分かりますがちゃんとした定義を知るためにまた辞書で確認したのを思い出します)
それが今回ファン教授の事件?で、ホントに日本に捏造というのが定着したんだなあと思わせたのが、ファン教授の論文がすべてウソだったということで、すぐに日本のニュースの見出しに「捏造」の文字が出ましたね。
そして昨日(1月12日)、テレビでファン教授の会見の様子が映されましたが(「責任は自分にある。が、私もだまされていた」という内容のもの)、ファン教授の発言の中で、日本語で「捏造」と訳されて字幕が出ていた部分は、ファン教授本人は「虚偽(허위)」と言っていたんです。
今までのファン教授関連報道で、ずっと捏造という言葉が使われていたために、字幕を作る翻訳者が「虚偽」とするよりは「捏造」とすることを選んだのだろうと思われますが(注:私の勝手な解釈ですよ)、翻訳をするとき候補の単語が複数(この場合二つ。捏造と虚偽)あるとき、捏造が採択されるというのが、それだけ捏造という言葉が日本語として市民権を得たのだなあと思わせたのです。
ちなみに、私はあまりファン教授についてのニュースを韓国語で見なかったのですが(あまりにも多すぎて・・・PD手帳についての記事を見ただけでリタイア)、ざっと見ただけですけど、捏造という表現は見なかったように思います。ウソ(가짜)とか見ましたけど。
ファン教授騒動について流れを知りたい場合は、ウィキペディアが参考になります。簡潔にまとめてあって分かりやすかったです。
捏造と虚偽では、聞く人に与える言葉の印象に差がありすぎるんじゃないかなあ、という気がしました。
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こんばんは。新聞ネタに戻るようで申し訳ありませんが、朝日はあの「流行語大賞」でも暴挙を企てているようです。朝日は最初からですが、今年はマスコミ界全体が内閣交替を軸に、その熱病に冒されたようです。熱が引かないまま死ななきゃいいんですけど?
当方にも記事UPしましたのでTBさせてください。
2007/11/1(木) 午後 8:07 [ y_n**atani6*6 ]