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有福温泉から、鉛色の日本海を望む国道9号線を東へ進み、お隣の太田市内にあるという有名処の温泉地へと向かった。 その名も、島根の誇る温泉津温泉! ちなみに「おんせんつ」ではなく「ゆのつ」と読みます。 そうとは知らずに、途中に立ち寄ったコンビニのおねーさんに、 「おんせんつ温泉ってここからどれくらいの距離ですかね?」 って訊いてしまったために 「は??ゆのつ温泉のことですか」 とバッサリ斬りすてられてしまい、レジに並んでいたおばちゃんにも露骨に失笑されてえらい恥をかいたのはナイショ。 さて、9号線をそれて町内に入ると、カープバカのオレを驚喜させる物体が目に飛び込んできた! こんな片田舎にもこうしてファンキーな看板を掲げて我らが赤ヘル軍団を応援しているカープバカがいるなんて!と思ったらちょっと涙がでそうになった(大袈裟)。 車を止めて夢中で看板を激写しているオレを車の中から冷たい目で見るユーミン。野球音痴の彼女は『鯉、来い!!』の、ちょっぴり軌道を逸脱した島根ギャグ(?)になどモチロンなーんの興味もしめさない。 なるほど、当温泉地は世界遺産登録を目指す石見銀山と双璧の島根が全国に誇る由緒正しき観光地らしい。 さて、駐車場に車をとめ、あたりを見回すと、温泉津温泉地区で公衆浴場の最強2トップだといわれる、薬師湯と元湯が目と鼻の先に位置していることに気付いた。 「どっちの温泉に入りたい?」 ユーミンと道端会議をひらいていると、その様子を見ていた元湯の番台のおばちゃんが、 「ちょっとお兄さん、そこ、うちの駐車場だから、よその温泉にいくなら車どかしてよ。」 と言ってきた。 「ほいじゃ、車動かすのたいぎいけぇ元湯でええか」 ということで元湯にすんなり決定。 温泉内の浴槽は『あつい湯』『ぬるい湯』『座り湯』に分かれていて、先客の2、3人のおっさんたちが『あつい湯』以外の浴槽全部を占拠していたので、「じゃ、誰も入ってない『あつい湯』に」とココロのなかでつぶやきながらザブンっと勢いよく腰まで浸かると、 オレの44マグナムが 「ギャーッ!なんじゃこりゃあ!こんな高熱湯なんかに誰が入れるってんじゃぁぁぁ!」 と悲鳴をあげ、お巡りさん仕様の小型ピストルサイズにまで一気に縮んじゃったくらい熱かった。 水温計を覗くとなんと脅威の46度を指しているではないか・・・ ぬるい湯でまったりしているおっさんたちが「兄ちゃん、無茶すんなよガハハハ」と呑気に笑っている。 結局、おっさんたちがあがるまでカラダを洗いながら過ごし、ようやく温泉津の名湯をゆったりと味わうことができた。 〜『俺とお前の夏休み全集』あとがき こうして俺たちの1週間にわたる夏休み旅行は幕をとじた。 しかし、最近ユーミンの家に行くと、オレがいつも座るソファの上に最新号の『じゃらん』が目立つように置いてあるのが気になってしかたがない。 う〜む・・・ ま、まさか この冬休みもどっか楽しい所へ連れてけとか暗黙に催促しとるんじゃないじゃろうのう・・・
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俺とお前の夏休み全集
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今年の夏は2歳年上の相方といろんな場所へいった。 出発地点の広島市内から北上し、まずは浜田市で俺のリクエストだったキス釣りを満喫。 そして、松江市内にある玉造温泉経由で『ルイス・C・ティファニー庭園美術館』へ向かうまえに、 実は、 玉造の他にさらに2つの温泉地へ密かに立ち寄っていた。 なぜなら同行者のユーミンは大の温泉好き。 女性の永遠のテーマであるちゅるんちゅるんのたまご肌を追求するべく、旅行の道中ではずっと助手席で旅雑誌『じゃらん』とにらめっこしては、 「あ〜!ここの温泉は全国でも有名らしいよ!連れてけ!」 「お〜!こんなにステキな露天風呂がこの先の下町にあるぞ!はいりた〜い!」 とハシャぎまくるので、彼女の笑顔を見たくて結局全部の願いをマメに叶えていってあげた。 まず訪れたのは江津市の有福温泉。 御前湯、皐月湯、弥生湯と3カ所の公衆浴場が密集していたので、中でも一番人気と評判の御前湯へ寄ってみることにした。ただカップル風呂が1カ所もなかったのが残念。ほんと残念。う〜ん残念(しつこい) 西暦651年以来続く御前湯の歴史に驚く俺。美肌温泉のうたい文句にうっとりするユーミン。 かんじんの温泉の感想は、とにかく湯が熱い!とてもじゃないが30秒と浸かってられない。 それでもユーミンは名湯にご満悦だったらしく、なんでも 「尾道からきたおばちゃん軍と楽しくお喋りしとった」 んだそう。 俺は蛇口からせっせと冷水を足してみたりと一人なんとか高熱湯と戦っていたわけだが・・・ そして島根の誇るもう一つの温泉はお隣の太田市内にあった。 続く
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ここがお隣島根の出雲大社に匹敵する天下の妖怪神社! ゲゲゲの鬼太郎オリジナルのお守りや絵馬などがたくさん。 おみやげとしては満点だが、肝心のご利益のほどは・・・ご愛嬌? とりあえず妖怪念力棒を買って 『2007年赤ヘル軍団日本一!』 ・・・とはなんだか恥ずかしくて実行できず、そのかわりに71円(ブラウン将軍の背番号)を賽銭箱に放ってメッチャ妖怪頼みしておいたから来年のカープは妖怪の摩訶不思議なパワーのおかげとやらできっとイイ線いくはずじゃ! ちなみに、他人の願い事をチラ見してみると、『**ちゃんと結婚したい!』『家族が無事でありますように』みたいなお決まりの願い事から『浦和レッズに入団したい!』『ロールスロイスを乗り回したい』などの壮大な夢までいろいろ書いてあった。 さて、水木しげるロードをどんどん進んでいった果てに『水木しげる記念館』はあった。 俺 「おぉ!ここが水木ワールド最大の見所か。興味ある?」 ユーミン「ない!」 つるの一声で入館断念!ま、旅雑誌の紹介で館内の雰囲気などだいたいの見当はつくしね。 そして、水木ワールドに妖気満開の夜がやってきた。 暗闇に浮かびあがるなんとも神秘的な妖怪列車。 まるで銀*鉄道九九九みたいに月まで連れて行ってくれそう。(あら、なんだかロマンティックなコメントだわ) 鬼太郎駅(JR境港駅)の他にも、ねずみ男駅(米子駅)などが実在するらしい。 俺 「今度山陰を訪れるときはのんびりとローカル妖怪列車の旅もいいかもしれんなぁ」 ユーミン「各駅の駅弁とかもいっぱい食べたい!」 今回、俺が水木ワールドで学んだことといえば、広島市内の本通りの一角に『広島カープロード』なるものをつくって、スラィリーやカープ坊や、山本浩二などのリアルかつステキな等身大オブジェを並べてみたら全国の鯉党が熱狂するんじゃないかってこと。どうっすか、秋葉市長さぁん。
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鳥取の象徴である大山の麓に位置する『植田正治写真美術館』で、あの万能系スター福山雅治に写真の師匠と言わしめた巨匠写真家の秀逸作品群に圧倒された一行はさらに東へ車を走らせ次に訪れた観光スポットは、 鳥取県境港市の新名所である噂のゲゲゲの鬼太郎の故郷、 その名も『妖怪の国』についにやってきたどー! 水木しげる大先生、鬼太郎、ねずみ男がお出迎え。 俺 「小学生だったころは毎日16時からの『ゲゲゲの鬼太郎』の再放送を楽しみにしてたっけ(遠い目)」 ユーミン「え?ゲゲゲの鬼太郎って知ってはいるけど、アニメはあんまり観たことないなぁ」 「えぇぇぇぇぇ??ほいじゃあテレビに向かって『おいっキタロォ!』って目玉のおやじの物まねとかせんかったん?」 「せんかった」 「・・・・・うそーん!」 さて、ここにきてなんともショッキングな事実が判明したが、なんとか気をとりなおして観光は続く。 JR境港駅のみならずなんと駅前の交番も水木ワールド!いやはや徹底的ですな。 いよいよ世の鬼太郎マニアの聖地である『水木しげるロード』に足を踏み入れるぜよ! (もちろん興奮しているのはオレだけ) 目玉のおやじ、一反木綿、ぬりかべ・・・いろんな有名どころの妖怪たちが生息しておりますなぁ。なかには妖怪っぽくないのも・・・ ちなみに、妖怪たちの凛々しい表情を必死こいてクローズアップ撮影する鬼太郎マニア(オレのことです)から、常に数メートル離れて観光する非鬼太郎マニアのユーミン。どうやらこれらの妖怪オブジェは芸術のうちにカウントされないらしい。 それにしても一体何匹おるんじゃ? ギャッ!!こんなにいっぱい!・・・はたして全部の妖怪たちにキチンと挨拶回りできるのか? 後半へ続く
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地球の果てまでアクセル踏んでぇ〜 若いイノチがGO!GO!GO! ナンバー5 マッハGO み〜んな見てくれ底力ぁ〜♪ 松江市の誇る新名所『ルイス・C・ティファニー庭園美術館』でティファニー・マジックの神髄に酔いしれ、すっかりココロ美しくなった一行は、愉快にマッハゴー!ゴー!ゴー!のテーマソングを口ずさみフォークギターをかき鳴らしながら(ウソです)日本海沿いの国道9号線をさらに東へと車を走らせた。 俺 「次にむかう場所は、俺にとって聖地みたいなところなんよね」 ユーミン「どんなところなん?」 「その名も植田正治写真美術館!あの『抱かれたいオトコNO.2』こと福山雅治に写真の魅力を伝えた 写真家のための美術館らしいよ」 「ふーん」 「福山雅治信者(フクヤマニア)である俺としては、山陰を訪れたら絶対寄ろうと思っとった観光 スポットなんよね」 「へぇー」 ・・・ぎゃふん! なによこの食い付きの悪さは!? 君ってたしか美術館の類いに興奮する質じゃなかったかいね? ていうか、セクシー男爵福山雅治にまったく興味をしめさない沈着冷静な君に乾杯! さて、当美術館は雄大な大山(だいせん)の目の前に建っていた。 フォトグラファーとしても活動している福山は、数多くの写真家との交流によって、形づけられていったといえる。その中でも一番大きいのは、鳥取県境港市出身の写真家植田正治との交流であろう。活動休止期間に植田と出会い、その出会いでカメラや写真と接するようになり、その後旅先でカメラを構え、数多くの写真を撮り続けた事により、腕を上げて行く事になる。そのためか福山自身境港、米子近辺によく訪れている。 wikipediaより抜粋
なんとも奇抜でファッショナブルな外見に圧倒された。 館内からの眺めは最高。 植田調にならってモノクロで撮影してみた。 鳥取砂丘や日本海の風景など地元密着型の展示作品が多い。 ユーミン撮影。・・・さすが美大卒! ここの写真美術館、フクヤマニアでなくとも一見の価値ありです。 おまけ〜第六話予告画像 |



