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エッフェル塔を後にして,メトロを乗り継いでいよいよやってきた。ルーブル美術館である。歴史好きの私としては、パリに来てここを外すわけにはいかない。日本語では「美術館」と訳されているが、仏語“Musee”、英語“Museum”は博物館とも訳せる。30万点の所蔵の内訳は、絵画や彫刻などの美術品だけでなく、考古学の発掘品、歴史的文化遺産も多くを占める。もちろんどこまでが芸術で、どこまでが遺物なのか、誰が線を引いたわけでもないのだが。これまでに教科書やテレビでしか見たことのないそれらの本物の品々を、いよいよこの目で見ることが出来るのである。興奮を抑えられない。 セーヌ河沿いを走るLigne1のルーブル・リヴォリ駅から大通りに出てみると、道の右側におごそかな宮殿が横たわって建っていた。これこそまさにルーブル美術館のリシュリュー翼だった。建物は3階建てでとにかく長い。日本だとこのスパンに、いったいどれだけ多くのビルがひしめき合って建つのだろう、と思ってしまう。今からここを見学するのである。午前中に広大なヴェルサイユを見学して疲労していた私は、この建物の外観を見ただけで気を失いそうになった。 横長の建物のちょうど中央部から中庭に入れるので入ってみた。中庭も相当広く、全体がヴェルサイユ宮殿の玄関部正面広場に似ていた。それもそのはず、こここそがヴェルサイユができるまでのフランス王が住んでいた宮殿だったのである。 このルーブル宮は、フィリップ2世が1190年にパリ防衛用にここに城砦を築いた事に始まる。当時ノルマンディ地方はノルマン系イギリス人領で、彼らがいつパリに攻め込むともわからない時代だった。その後、時代と共にこの城は取り壊され、16世紀にフランソワ1世の手によりルネッサンス様式の宮殿が建設される。その後、19世紀のナポレオン3世の時代まで約300年、増築や改装を繰り返して現代に至る。 太陽王ルイ14世も、当然元々はここに住み、ここで政治を取り仕切っていたが、ヴェルサイユ宮殿完成と共に住まいと政務をそちらへ移し、以来この宮殿は顧みられる事が少なくなった。転機となったのはフランス革命で、ルイ16世がヴェルサイユからパリに連れ戻され、ここで処刑されるまでの約3年を過ごす。 その後1793年、国民公会がギャラリーとして多くの所蔵品を一般に公開した。これがルーブル宮の美術館としての始まりとなった。 建物はコの字型にリヴォリ通り沿いのリシュリュー翼、中央のスクエア,シュリー翼、セーヌ河沿いのドノン翼と3つで構成される。この構造ゆえ美術館としての館内移動は効率が悪かった。そこで1980年代に行われた「グラン・ルーヴル・計画」によって並行に立つ2つの建物の間に連絡路ともなる地下空間を作りその上にガラスのピラミッドが建てられた。 なるほど、中庭中央に、古典的な建物に囲まれて近代芸術的なモダンなそのピラミッドがあった。想像していたほど違和感はなかった。やはりこういう新旧をうまく溶け込ませるフランス人の芸術的センスは素晴らしい。
ガイド本には、このピラミッドにある中央入口はいつも大変混んでいて、行列が出来ていることが多い、とあったが、時間が午後3時だけに並ぶ事もなく入れた。この美術館はとにかく広い。普通、美術好きな人などは3日ぐらいを費やして見学するらしい。当然朝から1日かけて見る。だから午後は比較的空いている。そのため3時からは割引料金となる。 ただこの日は水曜日。通常ルーブルは6時30分で閉館なのだが、毎水曜日は9時30分までやっている。だから私たちもこの日を選んだのだが、思惑は大成功だった。これなら比較的空いてる時間帯にゆっくりと見学できる。それでも3〜4時間のうちに全てを見なければならない。疲労が溜まっている私たちにそんな事が出来るのか、でもここまで来たら全てをこの目で見てみたい。とにかく見学を開始してみる事にした。 |
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見学してくればよかったです^^;なのでTBさせていただきますね♪シャアからキャスバルに…。コメントに笑ってしまいました^^
[ 昔tomopfc ]
2007/1/7(日) 午前 2:11
オリガちゃんが「nyaお兄様」なんて言うもんだから、えへっ!(*^^*) TBありがとうございます。
2007/1/7(日) 午前 2:33
作られた当時は賛否両論だったピラミッドも大分浸透してきたようですね。
2007/1/7(日) 午後 11:05
エッフェル塔の前例がありますから押し切りましたね。私も昔ニュースで見たとき違和感を覚えましたが、この時行ってみると普通に馴染んでたので少し驚きました。でも新凱旋門はいまだに馴染めません (;^^)
2007/1/8(月) 午前 0:47
ほ〜んと途中から何観たか分かんなくなっちゃいますよね、数多すぎて・・・ヴェルサイユと同じ日にまわったNYAさんに拍手!トラバさせてもらいました〜♪^^
[ cana ]
2007/1/8(月) 午前 5:13
年末年始にベルバラを一気読みしてフランス革命堪能しました^^歴史を知ってたらより楽しめるですよね☆いやはや、フランスも行きたいなぁぁぁ
2007/1/8(月) 午前 8:53
4時間で見るのはなかなかハードですね。私は1日取りました^^めちゃくちゃ広いですよね〜☆そうそう、トラバありがとでした!のんびり更新のパリ旅行記ですがちょっぴりスピードアップする予定なのでよろしくです♪
2007/1/8(月) 午前 9:08
conaさん:TBありがとうございます。同じ日にというのは無謀でしたw。限られた日数だったのでしょうがありませんが、まあ、なんとか回りました。この次はもっと余裕を持ってね。
2007/1/8(月) 午前 11:25
ashさん:あの大作を一気読みされましたか。やはり歴史や背景を知っていると観光の楽しさは倍増します。行ってから当地に興味がわく場合もありますが。(だから2日目また行くのがいいねぇ、行きたいねぇ)
2007/1/8(月) 午前 11:32
pittiさん:最低でも丸1日はほしいですよね。聞かされてても行ってみてはじめて分かるあの広さ。日本の常識を超えていますw。
2007/1/8(月) 午前 11:32
今度行ったときは 水曜に行こう♪美術館&博物館は 何度行っても もういいってことないものね。キャスバル コメtomoさんに笑われちゃったねwこっちは 凄くウケちゃいました
2007/1/8(月) 午後 11:11
私もせめてもう一度行って、ゆっくりと鑑賞したいものだよ。なんかだんだんここでのキャラが固まってきたような?!
2007/1/9(火) 午前 1:29
このガラスのピラミッドは中国系アメリカ人のIMペイ氏の設計ですが、信楽の山奥にあるMIHOミュージアムも彼の設計だそうです。
2007/1/12(金) 午前 11:27
そうだったんですか。MIHOミュージアム行ったことないけど車で30分ほどのところです。機会があれば行って見ます。
2007/1/13(土) 午前 1:26
こんにちは。ご無沙汰しています。 ルーブル、いいですねぇ。あぁ、行きたいです。パリ!!!!
2007/1/17(水) 午後 5:50
いろはさんおひさです。最近見ないからまさか「旧摩耶倶楽部」から出て来れないんじゃとかwww。 わたしもまた行きたいパリ!!!!
2007/1/17(水) 午後 9:47
パリ住んでたので、ルーブル懐かしいです。ダヴィンチコード、公開以降はめっちゃ混んでいるのでは!?ルーブルは混んでるし、時間かかるので、お客であっても、個人でいってもらいました。
2007/1/20(土) 午後 8:38
シーズンは入るのにも大変らしいですね。かの映画以来はさらに増えてるかもしれませんね。
2007/1/20(土) 午後 11:29
やっとashも行ってきた〜〜〜!ルーブル☆
デモ見たダケやけど(~o~)w
TBするよぉ♪
2007/8/20(月) 午後 11:58