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書庫イタリア・フィレンツェ

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列車はイタリアとフランスとの国境目指しひた走る。
車窓からはリグーリアのリゾート海岸が広がる。
が、そんな美しい景色を台無しにするほどこの時車内はうるさかった。
幼い姉弟が車内を大声で走り回り、母親たちはそれに気を留めるでもなく子供たち以上の大声で話に夢中になっていたのだ。
その言語が独特であった。
彼女たちはロマ(ジプシー)だった。
ヨーロッパを旅していると1度は必ず出くわし物乞いをされる。
何も悪びれる様子もなく堂々と。油断すると根こそぎ盗られる。
もちろんジプシーと言っても偏見の目で見てはいけない。
いたって常識的な普通の人、サラリーマンや学者、俳優、音楽などで身を立てている人もいる。
だが物乞いを生業にしている連中(多数派)には要注意だ。
なにせ彼らは、自分たちはイエス・キリスト直々に盗みと物乞いを許された民族だと信じている。(もちろん聖書にそんな記述は欠片もないが)
 
それにしてもこの騒々しさは日本の常識では絶対ありえない。
いや、まて、逆に彼らが日本にやってきて(それこそありえないが)JRや東京メトロに乗ったらどうなるか。
公衆マナーに病的と言ってもいいほどに小うるさい日本人はそれこそ発狂死するかもしれない。
それもまた、世界は広い、世界の中で日本って国はかなりスペシャルなんだという事を学べるよい機会になるかもしれない。
 
そんな妄想をしていると、とうとう車掌がやって来て彼女たちを一喝し追い出してしまった。
いなくなると、それはそれで寂しい気もする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  • 顔アイコン

    スリや物乞いが多いですけど、そういう民族なんですねえ。

    sans_gras

    2014/10/21(火) 午後 11:37

  • 同じような光景を見たことがありますね。周りの人の困惑した表情が印象的でした。

    amalfi

    2014/10/23(木) 午前 8:00

akaisuiseinonya
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