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イギリス、ドイツ、スラブ系、アジア人、アフリカ系…とにかくいろんな国の人でごったがえしている。 引き続き、レッシュたちとアムステルダムを歩いている。 この街でとにかくすごいのが道を歩いている人の数、そのほとんどが観光客だ。 写真を見ても分かるようにアムステルダム中央駅前から延びる大通りなど、他のヨーロッパの街ではあまりみられないほどの人ごみで、しかもいろんな国の人が歩いており、逆にオランダ人を見つけるのが難しいぐらいだ。 冬などは閑散としたもので実に寂しいらしいが、春の訪れと共に周りの国々からどっと観光客が訪れるらしい。 オランダ・ベルギーは地理的にヨーロッパの中心にあるため、気軽に訪れやすいのだろう。 ヨーロッパのヘソと呼ばれ、国際会議などが多く開かれるのも納得である。 それともう一つ、この街には夜の顔がある。 それもまたヨーロッパ中から、特に若者を呼び寄せる要素となっているのだが、売春と麻薬である。 この国で売春とマリファナなどのライトドラッグは合法である。 これ目当てにアメリカ、ヨーロッパからこの国に人が集まってくる、ということは否定できない事実。 有名なのは『飾り窓』呼ばれる地区で、売春宿が軒を連ねている。 もっとも昼間行ってもただの運河沿いの美しい町並みなのだが、夕暮れともなるとその一軒一軒に怪しい紫色のライトが灯る。 玄関扉の横には大きなショーウインドウがあり、その中で下着姿のお姉さんがセクシーなポーズで客引きをしている。 オランダ政府も数十年前にこの売春を法的に禁止しようとしたらしいが、売春婦たちから『私たちには売春する権利がある』と強く主張され合法化したらしい。 オランダはアメリカよりもはるかに自由主義が徹底しているのだ。 これは副産物なのかもしれないが。 レッシュによると、売春宿はこの町の観光の(裏の)目玉になっているので、これを閉鎖すると観光客が激減する恐れがあるので政府は手を出せなかった、というのも地元のみぞ知る理由だったらしい。 だからだろうか、日本の風俗街のように派手なネオンがきらめいてるわけではなくひっそりとはしているが、悲壮感はあまり感じられない。 この界隈はドイツから遊びに来たスキンヘッドのネオナチの男どもが闊歩していることもあるから、観光で通り抜けするだけにしても、アジア系の我々は特に注意したほうがよいだろう。 また、この街でコーヒーが飲みたくなったからといってCoffee Shopには決して入ってはいけない。 これらの店はドラッグ(麻薬)をやるためのものである。 面白いのが、人がごった返している大通りから路地に入ると、たいていすぐにこのようなカフェショップかポルノショップがある。 ショーウインドウには麻薬のシンボルであるマッシュルームやシャレコウベの置物が多数飾られている。 煙草とは違う、独特の匂いがそれら路地に漂っているのだが、そこを乳母車を引いた普通の若いお母さんや、家族連れが気に留めることもなく歩いている。 全くもって、興味深い街である。 写真を撮ろうと思ったが、妻に怒られたのでやめておいた。 まあ、そんなあっけらかんとした雰囲気なのである。 ただ、落ちている注射針には十分注意のこと。 日本人を含む外国人留学生の中には、興味本位で薬に手を出して中毒になってしまう人も多いと聞く。
麻薬や売春ですら自由な国だが、自己責任の意識もそうとう強い。 自由には責任が伴うのだ。手を出して困っても誰も助けてくれない。 薬をやるのも自由だが、絶対に手を出さないことも自由であり権利なのだ。 |
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2007年09月25日
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