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寝台列車のタラップからプラハ中央駅のホームに降り立ったのは朝6時。
朝のラッシュがまだ始まっていない構内は、ひんやりとした空気と静寂に包まれていました。
って、ホントに私たち以外誰もいない・・・。
しかも駅も、停車中の列車もボロい。
古くていい感じの雰囲気を醸し出しているヨーロッパの駅はたくさんあるけど、ここは単に古い。
ハンガリーのブダペストの駅もたいがいだったけど、ここはそれ以上かも。

荷物をかついでホームの階段を降りてみる。
エントランスのほうへ行ってみるとやっといくらか人が、ん、なにこの駅?!
駅の内部はとにかく広く、空間が横に広がっているいが、内装デザインがまるでコミニュズム時代(共産主義風)!
とにかくなんて言ったらいいのか、60〜70年代に流行ってた当時から見た近未来風のデザインなのよ。
なんか柱の影から秘密警察に監視されているような雰囲気。
いや〜やっぱり元共産国!当時の雰囲気がそのまま残ってます。

実はこの時、私たちはチェコのガイドブックを失くしてしまって、右も左も分からない状態。
地図をもらおうにもインフォメーションはまだ閉まってるわ、現地通貨コロナのレートも分からないわ。
だから知らなかったんです。この駅にアールヌーヴォー調の美しい駅舎とカフェがあることを。
外に出てみても見えるのは相変わらず共産主義風の殺伐とした駅舎だけ。
どうもアールヌーヴォーの方はもっと南側にあったようです。

お金もない、地図もない私たちは駅前の公園のベンチで、昨日ブダペストで買ったパンとジュースの朝食をとりました。
まとわりついて何かを盗もうとするチガニーの女の子を振り払いながら…。

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