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書庫イタリア・ヴェネチア

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 ヴェネチアに朝が来ました。
私たちの泊まっていた部屋のすぐ前が運河だったため、明け方からボートのエンジン音が響いていました。
今日もいい天気です。

 チェックアウトですが、ヴェネチアを去るのは夕方の列車なので、バックパックをそれまでホテルの本館で預かってもらうことにしました。
本館までは歩いて5分ほどですが、様々な朝のヴェネチアの風景を見ることが出来ました。

 まず運河沿いには、一仕事終えた漁師さんたちがなにやら語らってます。
橋を渡って大通りに出ると、朝市が出ていました。
そういや昨日、生協は見つけましたが、他にスーパーらしい店もなく、皆さんどうやって生活しているのかしらん??って思ってましたが、なるほどちゃんと毎朝市がたつのですね。
大通りとはいえ、道が狭いヴェネチアの町。
道いっぱいに露店が並びます。

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海の町だけに、魚屋さんには新鮮そうな、いろんな魚貝類が売ってます。
エビやイカはいろんな種類が山盛りになってましたし、マグロやカジキなどは丸太のようにぶった切ってありました。
ステーキにするなら、この方が料理しやすいし、骨もあまり気にせずにすむかな?

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 カラフルなのが八百屋さん。
イタリアの太陽を浴びて育った立派な色と大きさ。
ズッキーニは日本ではありえない大きさの上に花付で売ってます。
花もフリットなんかにして、おいしいんだよね。
パプリカなんて、でかい!でかい!日本の3〜4倍はあるでしょうか。
トマトの色も濃いし、アンティチョークやチコリなど日本で手に入りにくい野菜も普通に売ってます。
しかもみな量り売りで、自分の好きな分量を買えます。

 あ〜この食材たちで料理したら、そりゃうまいだろうな。
こういう新鮮な地元野菜で調理しないと、本物のイタリアの味はでないんでしょうね。





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 トラットリアでワインとヴェネチアの美味をたらふく食べて、ぶらぶらと夜のお散歩です。
昼のヴェネチアも素晴らしいですが、夜は夜で違った魅力があります。
なにせ世界を代表する観光地なので、夜と言ってもメインの通りは人でごったがえしています。

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 とはいえ、少し路地に入ると、実は町は静まり返っています。
ゴンドラが通らない夜の運河は波の音すらなく、ただ、静寂に包まれています。

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 勘をたよりに路地を歩いていった先に、再び賑やかな人通りが。
適当に歩いていたら、リアルト橋に出てきました。
この街の大動脈カナル・グランテ(大運河)も、夜は船の往来がほとんどなく、昼間の騒音がうそのようです。
リアルト橋に上で夜風に吹かれながら、一休み。
やはりこの街は、夜も素晴らしくきれいです。

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 この後、無事に部屋に帰りつきましたが、問題がひとつ。
シャワーの排水が悪く、水がなかなか流れません。
油断してたら部屋にあふれてきました。

 ヨーロッパのホテルって、もともとシャワーがなかった16〜18世紀に建てられた建物の中に、なかば強引にシャワールームを取り付けたものが多いので、排水が悪いのもよくあることなんですが。
にしても、この部屋のは悪すぎる。
しかもお湯が出ない・・・。
いくら夏のヴェネチアでも、水のシャワーはきびしい。
(もう清良の「アハハじゃねー、コノヤロー!!」状態ですw)
ようやくボイラーのスイッチは探し当てましたが、スイッチを入れても水は若干暖かくなった程度。
あきらめて、排水に気を使いながら、限りなく水に近いお湯をちょろちょろ出してシャワーを浴びました。

 まあ、それ以外は、この部屋はもう私たちの貸切状態でしたので、誰に気兼ねすることもなくゆっくり休めました。
明日も、ヴェネチア巡りだ!



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 ゴンドラでヴェネチアの町を堪能したことだし、今度は足で町を散策です。
明るいので夕方4時か5時ごろに見えますが、この時すでに夜の9時過ぎ。
ゴンドリエのおじさん夕方にきっかり仕事終えるのね、と思ってましたが、けっこう遅くまで働いてたんですね。
手ごろなトラットリアを探しながら運河ぞいをぶーらぶら。

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 けっこう町中にもゴンドラ乗り場があったりして、そこだけ運河が広くなってたりします。
それにしてもヴェネチアの町はまるで迷路です。
路地に次ぐ路地!
地図を見ながら歩いてましたが、まるで役に立たないので途中からは勘だけで歩いてました。

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 幾つかレストランはありましたが、とうとう見つけました。
路地の奥の奥でありがなら、運河沿いのナイスビューで、地元の人であふれているトラットリア!
前菜の盛合わせと、魚貝のパスタであるペスカトーレ、メインになぜかミラノで食べそこねたコトレッタ(子牛のカツレツ)をオーダーしました。
ワインも安い!100cc単位で注文できます。そしてやはりおいしい!

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 ウェイトレスはアジア系の女の子だったので、どこの出身か聞いてみたら中国の江南でした。
同じアジア人だね、と握手しました。オーナーはバングラディッシュ人だそうで。
意外にこういう観光地では、イタリア人は観光客向けのレストランを経営して、移民の人が安さをパワーに地元民向けのレストランを経営してることはよくある事のようです。変な話ですが。
でも、だれもがうなずく本場イタリアの味。
お見せしたいのですが、やはりこの旅ではカメラのメモリの関係で撮りませんでした。
去年行った時はたくさん写真を撮ってきたので、そのうちたっぷりヴェネチアの魅力をご紹介しますね。




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 小さなアーチをくぐって、私たちが乗ったゴンドラはヴェネチアの大通りとも言うべき、カナル・グランテに出てきました。
さすが、ここは広い上に、大小のボートが行き交ってるので波が荒いです。
ゆれる、ゆれる、ゴンドラが揺れる。
でもゴンドリエのおじさんは、そんなことお構いなしに沖へ漕ぎ出して行きます。

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 向こうに見えるは対岸の島にある、サン・ジョルジュ・マッショーレ教会。
ここの塔から見るヴェネチアの街が最高らしいので、明日行く予定です。

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 そして振り向くと、海から見るサンマルコ広場とドゥカーレ宮殿。
夕日に染まったヴェネチアの町は最高でした。

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 この人が、私たちにディスカウントまでしてゴンドラに乗せてくれたセニヨール・ロベルト(だったと思うw)
楽しい時間をありがとう!Grazie!!




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 私たちを乗せたゴンドラは、ますますヴェネチアの町の深部に入っていきます。
ヴェネチアのシンボルともなってるこのゴンドラ。
今でこそ観光に欠かせない交通手段ですが、その昔、まだエンジンボートがない時代は、普通に庶民の足でした。

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 特にヴェネチアは海洋交易で栄えたので、お金持ちの商人達は競って個人用のゴンドラを豪華に造りました。
色や装飾どころか、大きさもまちまちだったため、狭い水路では交通渋滞までが起きるようになりました。
そこで時のヴェネチア共和国は、贅沢禁止令を出して、大きさと色を規制しました。16世紀のことです。
それ以来、ヴェネチアのゴンドラは5,6人乗り、色は黒一色になってしまいました。

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 ちなみにヴェネチアのゴンドラに乗ると、ゴンドリエたちがカンツォーネを歌ってくれるのが風物詩になっていますが、これは当のイタリア人から見ると非常に奇妙に映ります。
なぜならカンツォーネはナポリを初めとする南イタリアの民謡だからです。
 
 例えば代表作「オーソレミオ」はナポリの暑い太陽を歌ったもの。
「フニクラ・フェニクラ」はかつてポンペイを飲み込んだナポリに控える活火山ヴェスヴィオ火山の登山列車の歌。
「帰れソレントへ」のソレントは、ナポリ湾の先にあるカプリ島に近いリゾート地の町。
しかも今でこそヴェネチアもナポリも同じイタリアですが、第一次世界大戦までは全く別の国でした。
ヴェネチアは共和国で、海洋貿易国家として全く独立していましたし、ナポリは王政で、フランスやスペインなどの傀儡国家として長い間存在していました。
ですから、ヴェネチアのゴンドラでカンツォーネを歌ってもらうのは、沖縄で津軽海峡冬景色を、青函連絡船で沖縄民謡を聞くようなものなのです。いやそれ以上なんです。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1004109/img_1004109_35667688_2?1220887041

 日本人からのリクエストも多いようですが、元々これをゴンドリエたちに強要したのはアメリカ人観光客。
アメリカ人って賢い人から本当いろいろいますが、全体的な国民性としては「お人よしの愛すべきおバカさんたち」。
いや、いい意味でですよ。
その辺はこだわりがないというか、おおらかというか、イタリアなら何でもいいじゃん。歌ってよ!みたいな乗りだったのでしょう。

 私たちのゴンドリエのおじさんは何も歌いませんでした。
ベニスっ子の彼らも、できるなら歌いたくないのかもしれませんね。
おっ、そうしている間に我々の乗ったゴンドラは再びカナルグランテ(大運河)に出てきました。


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