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書庫ヨーロッパ鉄道の旅

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オーストリアとハンガリーは隣の国同士。
ウィーンからブダペストまでは列車で3時間弱で行けますから、けっこう近いです。
なんてったってどちらもドナウ川沿いにありますから、昔は川で下ってたわけです。
このドナウ川はその昔ローマ帝国とゲルマニア−ダキアを隔てる国境線でしたから、どちらの街もローマ軍がここに駐屯し宿営地をはったことが歴史の始まりです。

さて、ブタペスト行きはウィーン西駅から出ます。
オーストリア国鉄OBB(チーズじゃないよ)は赤いピカピカの新型車両をずらりと並べていますが、その中で時々青色のちょっとくたびれた列車を見かけます。
これこそがハンガリー国鉄MAVの車両です。
私たちは勝手にマブと読んでました。ちょっと男前豆腐みたいです。
私たちはユーレールパスセーバーなので一等車に乗り込みます。
一等車はさすがに悪くはありませんでしたが、やはりイギリスやドイツなどの列車に比べると、ちょっと古い感じは否めませんでした。

午前8:30、列車はゆっくりと動き出しました。
最初は緑いっぱいのウィーン郊外の田園風景が広がります。
高い山がなく、丘と畑と森が広がっているこの景色はイングランドに似ていました。
一時間ほどで国境を通過。
各部屋をまわってくる入国管理官にパスポートを見せてビザを押してもらいます。
今ではハンガリーもEUの一員ですが、旧東側の国々では未だに国境越えの際パスポートを提示しなければならないようです。

さて、ハンガリーに入って景色がちょっと変わりました。
麦畑や牧草地に変わりはないけど、なんだろう、どこか寂しげです。
なんといっても通過駅とそこに止まってる車両がボロボロです。
今までピカピカのオーストリア国鉄を見ていただけに、なんかとんでもなく貧しい国なのか、ハンガリーは?と思ってしまいます。
なにせこの時、私たちはハンガリーのガイドブックをなくしてしまい(帰国後バックパックの奥の奥から出てきた)、この国に関する情報が全くありませんでした。
治安はいいのか、豊かな国なのか、そうでないのか、ホテルはどの辺にたくさんあるのか、とかね。
だから入国して最初に見たもので、その国の状況を判断しちゃうでしょ。

期待と不安を胸に列車は11:20、ブダペスト・ケレティ(東駅)に到着しました。
車窓から見たブダペストの街並みは今までの景色とは逆に、なかなかな都会でした。
が、到着したここブダペスト・ケルティ駅もやはり古くてボロい感じ。

どうもハンガリーの国が貧しいと言うより、MAVがお金がないだけのようでした。
さて、荷物をかついで、ブダペストへくりだすぞ。




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昨日は新幹線N700の記事だったので、今日はフランス国鉄SNCFが誇る高速列車TGVを紹介します。
新幹線といってもヨーロッパでは在来線も標準軌 (1,435mm)なので、駅は在来線と同じホームを共有して、通常走行は専用高速線を走ります。(専用高速線ができてないとこは在来線を走る)
おかげでえらく合理的です。
秋田新幹線みたいなややこしい話は出てきませんw。

今回乗ったのはLGV南東線。
TGVが最初に走り出した区間で、パリ−リヨン間425kmを約2時間で結びます。

始発駅のパリ・リヨン駅ではTGVがぞろりと並びます。
一等車は1人掛けと2人掛けのシートゆったり配置です。
日本のグリーン車に相当しますから、シートのすわり心地も抜群。
ちなみにTGVは両端の先頭車が電気機関車になっており、真ん中の客車を引っ張る形なので、走行中たいへん静かです。(日本の新幹線は全車両にモーターがついてるから加速はいいがちょっとうるさい)

2等車が普通座席になりますが、それでも2人掛けシートx2なので新幹線より幅がゆったりとしてます。
トイレも広々でいい感じ。
荷物置き場や携帯通話コーナーもあります。
04年ごろはテロ対策で不審物が置けないようテープでグルグル巻きになってましたが、今年は大丈夫でした。
そして日本では今はなきビュッフェがあります。やっぱりこういうとこで飲むコーヒーがうまいんだよな。デザインもスタイリッシュ。

それにしても新幹線ってその国の技術の粋を尽くして建設しているせいか、国民性がでるよね。
日本の新幹線はやはり技術本位!デザインもかっこいい系、そして馬鹿丁寧!通過駅や停車駅の開くドアの方向まで案内してくれる。さすが上げ膳据え膳文化の日本。
TGVは全体になんかフランスのエスプリ、粋を感じます。
かっこよさやスピードもさることながら、目指したのはリラクゼーション、くつろぎ空間、ってとこでしょうか。
そして日本の新幹線が男性っぽい(のぞみだけどね)のに対して、TGVはやはり女性の色気を感じるのは私の勝手な思い込みでしょうか?!

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これはロンドン行き各駅停車の普通列車、ディーゼルカーとは思えないデザインでしょ?

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_27107608_1?1194237085
これがロンドン行き急行列車、中はテーブル付きのシートもあってパソコンもできるロンドンのビジネスマンご用達通勤列車です。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_27107608_2?1194237085
ここはレディング駅のホーム。赤レンガがイギリスしてるでしょ。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_27107608_3?1194237085
こやつが問題のドアの内側。そういわれてみれば上の左に開け方の説明書きがある…でもわかるか〜!!

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_27107608_4?1194237085
で、こんな風に開けます。あら、なんか変な髪型になってる。


今回のイギリスでの滞在先の一つは、ロンドンまで急行で1時間のところにある。Reading(レディング)という町でした。
だから毎日The great Westenのお世話になってました。
イギリス国鉄はすでにJRみたいに分割民営化されており、The great westenはロンドンから西の路線を受け持っています。
ちょっと驚いたのが、この超通勤路線であるレディング−ロンドン間がディーゼルだったことです。
鉄道先進国のイギリスの、しかも首都圏路線が電化されてないんです。
でも乗ってみると列車は最新型でモダンなデザイン。しかも日本の気動車みたいに油臭くない。
イギリスの列車も他のヨーロッパの鉄道と同じく先頭の機関車が客車を引っ張っていくタイプなので排気ガス臭くないし、走行中がなにより静かなんです。
こっちの鉄道に乗りなれるとJRはうるさくて仕方がないぐらいです。
まあこれならディーゼルでもいいかな。
ヨーロッパはディーゼル先進国でもあるし。

さて、終着駅ロンドン・パディントン駅に着いてちょっと困ったことが…。
そう、ドアが開かな〜い!
どうも自動ドアではない事は分かったので、ドアノブを探してみる、でもそれも見当たらない。
え〜、じゃあどうやって降りるんだ!?って困ってたら、隣のドアを見て分かりました。
なんと、ドアの窓を開けて、身をそこから乗り出してドアの外についているノブを引いて開けるんです!!
へっ、なんじゃそりゃ(゚Д゚)
もう、ほんとにイギリスは最新なんだか古いんだか全くわかりません。
ここ終着駅だからよかったものの、途中下車だったら完全に降り過ごすところでした。
まったく、イギリス人め・・・
というわけで、新旧共に、合理不合理共に愛する国、イギリスの鉄道でした。

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アムステルダム中央駅只今8:00PM 最初はオランダ国鉄の電気機関車が牽引します。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_25919561_1?1191381758
ここは食堂車。日本と違ってみなさんおしゃべりだからけっこう賑やか。列車で飲むビールは格別!

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/1029420/img_1029420_25919561_2?1191381758
3段ベッドだからちと高さがない。でも日本の寝台車よりは広い。

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Basel SBB 6:50着。ここからスイス。フリース着ないとちょっと寒い





アムステルダム観光も終え、レッシュたちと別れも告げて、スイス行きの寝台列車City Night Trainペガサスに乗り込む。
この列車はホテルトレインと呼ばれるだけあって個室寝台ならホテル並みのサービスが受けられるが、貧乏旅行の私たちはクシエット(簡易寝台、JRでいえばB寝台クラス)をとった。
部屋はコパートメントの6人部屋だ。

チケット片手に列車に乗り込み部屋を見つけてドアを開けるとすでに3人が座っていた。
一人はスイス人の大学生。チューリッヒに里帰りらしく数学を専攻してるだけあって賢そうだった。
二人目はオーストラリアから来たおばあちゃん。ヨーロッパの親戚めぐりをしてるとのこと。
三人目は謎のアジア系の男の子。
とりあえず私たち夫婦とスイス人の大学生とオーストラリア人のおばあちゃんで話しに花が咲いた。
スイスの話とか、オーストラリアの話とか、サッカーの話とか、ハイジの話(?)とかで。
最初は知らないもの同士の同室なので少し緊張したが、そこは皆さん欧米系、大変フレンドリーですぐに打ち解けられた。
ただ一人、アジア系の若者だけはだんまりを決め込んでいた。
もしかしてと思って日本語で話しかけてみると、案の定日本人だった。
何でも彼は一年間イギリスでボランティアステイ(病院などで働く代わりにビザが下りる)をしていたらしく、もうすぐ日本に帰るのでせっかくなのでヨーロッパを周っているが、それも一ヶ月目で疲れてあまり人と話したくないらしい。特に英語で話すのが疲れたみたい。
いろんな人がいるものだ。

その後、私たちだけ夕食を食べに食堂車へ。
この日のメニューは、またアスパラだった。この季節はしょうがないねぇ。
ビールとワインを片手に料理を楽しんで2時間後ぐらいに部屋に戻ると、すでに消灯されて真っ暗だった。
よく見ると6人目の人が乗り込んできたらしく、アフリカ系の男性がベッドで寝ていた。
懐中電灯片手にベッドメイキングして横になる。
ヨーロッパの車両は新幹線と同じ大きさだから寝台もけっこう広い。
時に私は最上階で、ここは廊下の天井裏を荷物置き場として使えるから使い勝手がよかった。
ワインがきいてきたか、すぐに眠った。窓の外はようやくドイツに入ったころだった。

深夜、目が覚めてトイレに行く。
用を済ましてトイレを出ると、突然警官にパスポートを出せ!と迫られた。
こっちは寝ぼけてるのに、だいたい国際寝台車ではパスポートを車掌さんに預けることになってる。
寝ている間にパスポートにビザのハンコを押してくれるのだ。
ねむけまなこでそのことを説明すると、行ってよしとのこと。いったいなんだったんだ。

朝5時に目覚める。窓の外は完全にドイツ南部のアルプスの景色だった。
トイレに行くとビックリ。
なんと昨夜、同じ部屋で寝ていた黒人が、同じく昨夜の警官に取り押さえられ尋問を受けていた。
隣には警察犬のシェパードがお座りしている。
話を聞いてると、どうも麻薬所持で逮捕されたらしい。
う〜ん、さすがヨーロッパ!なんて感心しながら部屋に戻る。
皆すでに起きていたが、オーストラリア人おばあちゃんが「しょうがないわね」とつぶやきながら、逮捕された人のシーツをせっせと片付けていた。さすが主婦。

この列車はチューリッヒへ向かうが、私たちはインターラーケンへ行くので、スイス、ドイツ、フランスの3ヵ国の国境の町Baselでみんなと別れを告げて途中下車。
ここでスイスの急行インターシティに乗り換える。
駅に降り立つと、さすがはスイス、少し肌寒かった。


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 長い陸橋を歩いてプラットホームに向う。駅は地下というより地面をくりぬいた感じの構造だった。プ

ラットホームに下りるとすでに赤と白と青のフランス国旗をデザインしたようなカラーリングの列車が待

っていた。ヨーロッパは日本の新幹線と同じ幅のゲージだ。車両はJRの在来線よりも二まわりぐらい大

きくみえる。もちろん車内は広く,そして思ったよりきれいだった。ただ、シートが硬い。日本の列車の

ようなクッションは付いておらずまさにプラスチックのベンチだった。近距離の通勤程度ならば座れれば

それでいいという考え方か、それとも落書き対策か。妻とその硬い対面式のシートに座りバックパックを

隣に置こうとしたが大きく高さもある我々のバックは安定せず、他に客がほとんどいないのをいいことに

通路の反対側の座席に寝かしておいた。そう、この車両はまさに私たちの貸しきり状態だった。


ほっと一息入れて車内を見回してみる。車内広告が通路の横の壁に貼ってあった。

「Can You speak the Manhattan English?」

英会話教室のようだ。フランス人は愛国心というか自国の文化に対する愛着がたいへん強い。彼らのほと

んどは英語を話せるが、誇りのために必要以上には使いたがらない、と聞いたことがある。でも現実には

若者の英語に対する憧れはそうとうあるのではないか?この広告を見てそう思った。また、マンハッタン

英語というのが面白い。広告の全体の雰囲気からアメリカ・ビジネス英語を身につけてニューヨークでバ

リバリのキャリアウーマンになろう!と言っているようだった。今、日本ではクイーンズイングリッシュ

(イギリス標準[?]英語)が人気があるようだ。どうせ習得するなら、ということだろうか。もっとも

私のイギリス人の友達に言わせればイギリスでもわずか3%ほどの人々、貴族階級とBBCのキャスターし

か使わないクイーンズを日本人がしゃべっているのは大変奇妙な光景らしいが…。対照的にフランス人が

電車で 2,3時間で行ける友好と敵対を繰り返してきた隣の国、しかも英語の本家のイギリスより海の向

こうのアメリカの英語に興味があるのが興味深かった。やはりアジア人が考えるよりパリ−ロンドン−ニ

ューヨークの三角関係はとても複雑で深いものがあるに違いない。まあ、この広告だけを見た限りの私の

勝手な感想であるが。だからというわけではないが空港の玄関を出たと時も、今、この電車の座席に座っ

ているこの瞬間も、どうも自分がフランスにいるというよりアメリカにいる気がしてならない。フランス

に入国して初めての感想は、「なにか懐かしいと思ったらアメリカと雰囲気が似ている。」だった。この

後、様々な国をまわったがそう感じるのはやはりフランスだけだった。フランスがアメリカに似ていると

いうより、アメリカにフランスの影響が今も昔も想像以上に色濃く残っているせいなのかもしれない。


 しばらくすると列車が動き出した。ヨーロッパの列車は時間が来ればなんの予告もなしにドアが閉まっ

て出発する。夕暮れの、まだそれでも明るい空の下、列車は軽快にパリに向って走りだした。所要時間

は約45分だ。途中、駅にはほとんど停まらなかったような気がする。急行なのか直通列車なのか、はたま

た途中に駅がないのか、理由は知る由もない。ただ大都市パリ郊外だけに並走する線路の数がすごい。少

し東京-品川間に似ている。実は私は地下鉄以外で外国の鉄道に乗ったのはこれが初めてだったのである

が、車窓を見ていてビックリしたのは落書きだった。もう、線路敷地内にある建物の屋根や壁に、2階建

てのビルから小さな詰め所から物置、電子機器のボックスに至まで、なにからなににまでびっしりと落書

きされている。というより落書きがされていない空間がない、と言ったほうが早い。落書きは全て絵では

なくスプレーで書いたサインや文字だ。この手の落書きは日本でも若者がたむろするような場所や人気の

ない地下道などで時折見かけるが、デザイン的にも技術的にもこちらのほうがはるかにレベルが高いよう

に思われた。まあ、落書きは犯罪なのだが、ここまでくるとその執拗さに感心させられた。きっと隠語や

卑猥な言葉、社会にあてたメッセージや心の叫びなどが書かれていたのであろうが、当方、外国人のため

まったく知っている単語がなくただその色やデザインを見ているだけだった。時間が経つにつれ車窓に流

れる景色もだんだんと低いビルが増えていき都会らしくなってきた。いくらかの企業のネオンが目立ち

始めたころ、列車はとうとう地下に潜ってしまった。そしてしばらくしていよいよGARE DU NORD(パリ北

駅)に到着した。この列車はここが終点ではない。この先はユーレールパス所持者でも有料だ。荷物を抱

えて急いで下車した。さすがにここのホームは大都会らしくたくさんの人があわただしく歩いていた。

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