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 イギリスからハプニングに次ぐハプニングでしたが、なんとかフェリーでドーバー海峡でフランスに渡り、なんとか駅にたどり着き、なんとかリール行きの列車に乗り込みました。

やっと旅を楽しむ余裕もでき、車窓を楽しみたい…のはやまやまですが、まだ安心できない事が。


 というのも、こんなに明るいですが、実はもう夜の7時ぐらい。

夏のヨーロッパは日が長い。いつもこれに騙される。

で、カレーの次の停車駅であるSt.Omer は18:56到着予定でしたが、10分遅れで着きました。

ここはさすがフランス国鉄、日本のJRと違って20分、30分の遅延なんて当たり前なんですが、問題は乗り換えのHazebrouck駅でリール行きの列車との待ち合わせが3分しかないこと。

え、このままじゃ確実に置いてきぼり食うじゃん…。

その後の停車駅も遅れを取り戻すどころか、時刻表の時間より確実に10分以上遅れて到着。

ふたたびあせります。

もう祈らんばかりです。

「お願い、もっと速く走って〜〜!!!!!!100円あげるから」

でも無情にも列車はマイペースで走り続けます。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44467492_2?1292763309

で、やはり10分遅れでHazebrouck駅に到着。

祈る気持ちでホームに降りるとリール行きの列車は、、、、、どこにも見当たらない。

乗り継ぎ列車なのに待ってくれないのね。僕らを置いてもう行っちゃったのね。

この町、見たところカレーより田舎で、というより駅があるだけで町がないような。

やはりここで野宿か?

絶望に打ちひしがれながら駅の列車案内のモニターを見てみると、あれ?まだリール行きの名前がある。「???????」 出発時刻はとっくに過ぎてるのに…。

駅員に聞いてみると、「まだ到着してないよ。それがなにか問題か?待ってたらそのうちくるよ。」

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44467492_3?1292763309

はい、私たちが乗った列車は10分遅れで着きましたが、リール行きの列車はさらに10分遅れてやってきました。

あ〜〜〜〜〜、さすがフランス。こっちが遅れればそっちも遅れますか。

そうだね、ヨーロッパってそうだよね。しばらく日本にいて、今回の旅行の1国目が比較的時間に正確なイギリスだったから完全にこの空気忘れてたよ。

こういう時、つくづく自分は日本人だなぁって思います。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44467492_4?1292763309

列車を乗り換えやっと本当に一安心。

これリール行き、絶対。

ああ、フランスの田園風景。

イギリスとはほんと隣同士なのにやはり風景が違います。

イギリスは丘が多いし、もっと全体に湿潤な感じで緑が多いですが、フランスはただっ広くてイギリスより乾燥してる感じ。

なんてことを考えられるぐらい余裕を取り戻せました。

もっともリールに着いたら夜遅くからのホテル探しという問題が待っているのですが、ここまでくればもうなにも考えまい。

なるようになるさ。


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イギリスのドーバーからフェリーでフランスのカレーに上陸しました。

上陸したのはいいけど、今度はフェリーターミナルから国鉄の駅までのバスがない!!

じゃあタクシーにしようかと思ったら、タクシーも1台もない。

そうなんだよね、フェリーって基本、車とトラックを乗せる船なんで徒歩の客はほとんどいないんです。

実際、バスを待ってるのは私たち夫婦と、アメリカ人の若者3人グループだけ。

「どうしようか??」と途方に暮れてたらタクシーが1台来た!

そしてすばやく彼らが拾って、「一緒に乗る?」って誘ってくれたけど1人定員オーバー。

「いいよ、先に行って」と仕方なくあきらめた、はぁ。


 それから待つこと40分。やっと別のタクシーが来た!!!!

次のバスはまだ1時間ある、こうなりゃ背に腹かえられん。

料金は考えずにタクシーの運ちゃんに国鉄のカレー駅まで急いでもらいました。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44441774_2?1292245803

バスよりは高かったけど、€25ぐらいだったかな、駅に到着しました。

まだ安心はできない、なぜならまだここからリールに出てそこからTGVでパリに向かわねば・・・。

って、パリどころか次のリール行きの列車は夜7:30発…、うそでしょ…。

仮にそれでリールに出てもTGVパリ行き最終は終わってるし、フランスで夜8時からのホテル探しはきついし。

じゃあこの町に泊まる?!でもみたところ、この町にはろくなホテルもなさそうだし。

どうしよう。また野宿?!フランス1日目で早くも野宿か!!

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44441774_3?1292245803

駅の電光掲示板を見ても、列車はけっこう本数あるのにリール行きの文字はなし。

10分ほど途方に暮れてましたが、

待てよ…、ユーロトンネル新線にお株を奪われたローカル線とはいえ、カレーから最寄りの大都市リールまでこんなに列車の本数が少ないのは絶対におかしい。

もしかすると、、、、とダメもとで時刻表をもう一度調べてみると。おおおお、やっぱり!

リール行きの直通がないだけで、Hazebrouck行きに乗って、そこで連絡してるリール行きの列車に乗り換えれば夜までにリールに着けることが判明!!

今日中にパリ到着はあきらめるとして、ホテルはカレーより絶対リールの方がたくさんはず。

それに少しでも前に進みたいし。よりこれに乗るぞ!

切符を買って大興奮でホームに出ると、いましたHazebrouck行きの列車が!!!!

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44441774_4?1292245803

ああ、もうこの時の感動と安ど感は忘れられません。

列車に乗り込んでバックパックを席に置くと一気に脱力感が襲ってきたよ。

ようやく周りを見る余裕が出ました。

おお、懐かしの落書きだらけのフランス国鉄じゃないか。

この機関車も久しぶり。

やっと自分が今、フランスにいることを実感できました。

これでなんとかカレーで野宿は避けられた。

ふへ〜〜〜〜


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 イギリスのドーバーからフランスのカレー行きのフリーに乗って、いよいよ入港です。

ボンズー フォンス!

(「ボンシュール フランス」とフランス語のアクセントっぽく書いてみた・・・)


 余裕で記念写真撮ってるように見えるでしょうが、実はこの時メチャクチャあせってたんだよ。

もともとこの2時間前のフェリーに乗って、鉄道で夕方までにパリに着く予定だったのに、乗り遅れちゃったわけだね。

それで必死で時刻表調べたら、このフェリーがカレー港に着いた30分後にルール行きの列車が出ることが判明。

ルールからパリ行きのTGVは1時間に1本出てるんでルールまで出られれば問題ないんだけど、このカレーからルール行きはローカル線だから数が少なく、それを逃すと次の列車は夜8時。

ええええ・・・・

なのでフェリーが着岸したら、ダッシュで駅にかけ込まなければなりません。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44410480_2?1291642080

なんて、あせってるのに船は堂々の20分遅れで接岸。

やっぱりフランス、さすがフランス。いやこれが普通なんだ、と言い聞かせる。、

ダッシュしたいけど、やっぱり写真とっとこ!

はいフランス上陸!!

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_44410480_3?1291642080

で、駅に急げ!って、港と駅ってつながってるの?!

それすら分からず、とりあえず港のエントランスに着くも鉄道駅はやはり見当たらず。

どうもここから駅まではシャトルバスで行かないとだめらしい。

で、バス停で時刻を調べると、2分前に出たばかり、次は、また2時間後。

ああ、あの向こうに走り去っていくバスがそれか?

お前か、お前なのか、私たちをおいて行ってしまうのか。

そうね、わたしたちのフェリー20分遅れで着いたからね…。

待ってくれないのね…。

意味ないじゃんバス…。

なにがシャトルバス・・・。


なんかフランス入国時っていつもこんな感じです。

先回もCDG空港でぐるぐる回ってたな。しかもやっぱりバスがらみ。

はぁ疲れる。

バス嫌い



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 ひたすら緩やかなスロープを下り、やっとアポロンの噴水に着いた。目の前見えているのに、なかなかたどり着けなかったのは、ここの全てのスケールが大きいからである。後で地図を見てみたら、宮殿からこの噴水まで役0.5キロあった。噴水も間近で見るとすごい大きさだった。こまでくれば立派な池である。その真中に馬を御するアポロの像(?)があった。
 その向こうにグラン・カナル(大運河)と呼ばれる十字型の水ためが広がる。これはアポロの噴水どころの話ではない大きさである。この先にはさすがに歩いている人は誰もいなかった。
 ここで率直に思ったのは、近くに行ってみると噴水にしても運河にしても確かに驚くほどでかいのだが、ただそれだけと言えばそれだけだった。やはりこれらはあくまでも宮殿辺りから眺めて迫力を楽しむための設計であり、イタリアの噴水のように間近で見て鑑賞するものではないようだ。遠くから眺めるように鑑賞するのがフランス式庭園の楽しみ方なのかもしれない。

 私たちはそこから右に曲がってグラン・トリアノンとプチ・トリアノンと呼ばれる離宮に向った。先の記事で述べたとおり、ベルサイユ宮殿は王室の生活を見せるための宮殿である。しかしそのシステムを作り出したルイ14世自身もさすがに365日、朝から晩まで人目にさらされるのは大変だったようである。プライベートな時を過ごしたい時はこちらの離宮グラン・トリアノンで息抜きをしたのである。この建物も国王のお気に入りで、本宮の暖炉にも使われていたバラ色の大理石をふんだんに使った柱や壁が自慢である。
 もう一つのプチ・トリアノンはルイ15世がやはり家族と過ごすために造ったもので、後にルイ16世の妻マリー・アントワネットが住む事になる。彼女は同じ敷地内に英国風の庭園と田舎家を造らせている。英国式庭園はこじんまりとした、小川や沼や曲がった小道など、自然の地形をうまく生かすのが特徴である。フランス式庭園が余りに技巧的、人工的であるために自然回帰を目指した、イギリス生まれの形式である。近年日本でもガーデニングのお手本として人気が高い。やはり落ち着くからであろう。フランス王妃としての生活に疲れた彼女が、プライベートな部分にこのような住まいを求めたのは当然であろう。
 ちなみに最近の日本の家を見ているとすごいことになっている。家がイングランド風なのに庭がなぜか地中海風だったり、逆に地中海風の白塗りの家にウッドデッキがあったり。ここにも日本人のいいとこ取りの癖がよく出ている。まあ、どうでもいいことなのだが。
 ここにはもう一つ、ベルサイユファンなら絶対に見逃せない愛の神殿がある。円柱で支えられた円形のギリシャ風の建物だが、ここで多くの情事、ロマンスが繰り返されたという。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_9455171_1?20061220005323

 それにしてもそこに至る道も広く遠かった。道幅は優に6車線から8車線道路並みにある。砂利が一面に敷かれ、両脇には高い木々が覆い茂っている。どこかで見たことがあると思ったらこれは北海道の牧場にそっくりだった。私は中学生の時に、帯広の畜産大学をうろうろしていた事があるのだがその景色によく似ていた。もちろん規模はこちらの方がはるかに大きい。
 歩いても、歩いても、ひたすら森を切り開いたようなこの道である。ここは元々、馬でや馬車で来るところなのだ、歩いて周るところではない、歩きながらそう確信した。確かにここには観光用の馬車とトラムがある。宮殿の前から出ているのだが、なにたいした事ない、歩けるだろう、と思って乗らなかった。5ユーロで乗り放題なのだが、これから行かれる方には是非ケチらずにこれらを利用される事を強くお勧めする。
 なんとか離宮の前にたどり着いたものの入口が見当たらない。ひたすら鉄のフェンスが続いている。もう歩きつかれた私たちは、ここまで来て非常に残念だが、離宮観光は断念する事にした。今思えばこれも無理をしてでも行っておけばよかったと大後悔しているのだが、今後も旅が続く事を考えれば,その時は無理もない選択だった。ここは気合を入れつつも一日かけてゆっくりと周るべき場所だったのだ。
 その後もひたすら歩いてなんとか宮殿にまでたどり着く事ができた。途中幾つか小さな、いや普通の大きさの噴水があったのでそれは見ることができた。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_9455171_2?20061220005456.jpg

 宮殿を後にしたのはちょうど12時だった。今日はここで昼食をとることにした。行きの大通りとは反対側の道から駅に向うと,いい感じの脇道がありレストランが軒を並べていた。そのうちの一軒で腰を据えた。天気がいいので当然アウトサイドのテーブルに陣取った。この日は日差しが強く、少し暑かったがじっと休んでいる分には心地よい。椅子に腰掛け、頼んだガス・ウォーターを飲むと今までの疲れが吹き飛ぶようだった。
 この日のこの店のムニュ(ランチセット)は白身魚のマッシュポテト和えとキドニーソーセージだった。英語のメニューもあったが、もう疲れていて読む気にもなれず注文したらこれらが出てきた。特にソーセージは中にいろいろなモツが詰まっていて強めのスパイスで味付けされていた。おいしかったが日本では絶対にお目にかかれないような不思議な味だった。
 風が気持ちいい。やはり外でテーブルを並べて食べる食事は最高だ。宮殿の庭園内であれほど私たちを痛めつけた日差しが、食事をしている今の私たちには心地よかった。 

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 改めて宮殿の鏡の回廊の真下にある階段を下りて、庭園の上部の真中に位置するラトーヌの噴水から庭園の全貌を眺めてみた。まったく溜息がでるほどでかい。王の散歩道と呼ばれる中央の巾の広い道、緑の絨毯と呼ばれる芝生のスクエア、その先にアポロンの噴水と呼ばれる池ほどの大きさの泉があり、その先にはこれまた広大なグランド・キャナル(大運河)が十字の形に満面の水をたたえている。その両脇には植林がなされ人口の森が線対称に構成されている。あまりの広さに先が遠くかすんで見える。
 
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_9366859_1?2006-12-19

 宮殿内の豪華さもさることながら、まったくよくもこのような広大な庭園を考え出したものである。この宮殿を建造したルイ14世もこの庭(あまりの広さに書いていて「庭」という表現に違和感を覚える)が大のお気に入りで、自ら「庭園の案内書」を著し見学者に見所やお勧めの散策のコースを紹介するほどだったという。
 ここを設計、造園したのは時の天才造園家ル・ノートルである。彼はイタリアを渡り歩き古代ローマ時代の庭や泉、当時最先端のセンスと技術を駆使したルネサンス風の庭を見てきた。彼が天才と呼ばれるのはそのイタリア風の庭をそのままここに作ろうとしたのではなく、地元の風土に合ったフランス式庭園を編み出した事にある。
 イタリアは日本と似て平野が少なく山地や丘が多い。したがってイタリア式の庭園は基本的に丘の斜面に造られ、その高低差をデザインのアクセントにうまく利用する。ちょうど棚田や地図の高等線のように何段も平らなテラスを設けるのである。そしてそこに自然の落差を利用した滝や噴水を配置する。そのようにして日本庭園と同じ、限られた広さの中にキュッと引き締まった空間を表現して庭に迫力を出した。
 しかしフランス、とりわけイル・ド・フランス地方は広大な平野が広がっている。ここに高低差を特徴としたイタリア式の庭を作るのは不可能である。そこでノートルはその広さを逆手に取り、イタリア式と全く逆の発想、つまり人々の想像を超えるほどの広大な平野空間を幾何学模様でデザインする事で見る人を驚かせ、その迫力を表現したのである。かといって全てを平面にしたのではなく、平地ながらわずかな高低も十分に活用している。宮殿を少し高い位置に置き、なだらかな傾斜の下に庭園が広がるようにしたのである。そのように配置する事により宮殿より庭のはるか先までを見通ことができる。ここの庭園がやたらに広いのにはそのような理由がある。このような構造は世界一目立つ宮殿を目指したルイ14世の趣向にもピッタリ合ったことであろう。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6c/8b/akaisuiseinonya/folder/903191/img_903191_9366859_2?2006-12-19
 
 多くの観光客と共にアポロンの噴水に向って歩いてみた。見た目に遠かったが実際歩いてみると、やはり遠い。緑の絨毯と呼ばれる芝生の植え込みの両脇には幾つかの彫刻像が均等に並べられている。ただ広いだけではなくこの辺りにも緻密な計算がなされている。
 それにしてもここにはフランスの初夏の強い日差しを遮る木陰や屋根はどこにもない。まさに真夏の運動場の上を歩いているようなものだった。あいにくこの年とその前の年は、ヨーロッパは記録的な猛暑に見舞われていた。しかもフランスに着いてこの方、すっと徒歩で街を歩き回って足も痛い。その痛みに耐えながら、流れ出る汗を拭ってとにかく歩いた。


**** コメントおまちしてます! ヽ(= ̄∇ ̄=)ノ彡★ ****

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