大判カメラ日記

奥日光を中心とした写真撮影と大判カメラにはまっているマニアのブログです。

中判カメラ

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先日表に引っ張り出したフォトックス6789、蛇腹に粘り気が出てきてしまった。
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年に何回かは外気に当ててやらないとダメらしい。
蛇腹そのものにダメージはなく、蛇腹の粘り気もまださほどではないから、月に1回ぐらい動かしていれば、まだ大丈夫だろうか。

フォトックス6789は、まだ数回しか使ったことが無い。
もう何年前になるのか、正月休みの中禅寺湖畔に持って行き、氷を狙ってみたのだ。
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しかしろくな氷が無く、69で撮って散ったと記憶している。

このカメラは軽量・小型で携行性には優れているが、欠点も多い。
まず気になるのはフランジだ。
短い方は90ミリ、長い方で270mmまでしか使えない。
45のアダプターを付けると、短いので105mm、長いのはT400までとなるが、前枠が弱っちいので400は怖い。
なので実質的には150mmあたりの軽くて小さいレンズ専用のカメラだと言っていい構造だ。
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コンパクトである分、畳み方や前枠の出し方もナイーブになっている。
前枠をちょっと引っ張り出してから前枠を立てたり閉まったりしないと、金具が蛇腹をこすってしまい、その分蛇腹が傷んでしまう。

このカメラは一度前繰り出しがきつくなってしまって調整に出したのだが、今回もまたきつくなってしまった。またしても調整が必要だ。これが自分でできるようになればいいのだが、壊してしまいそうで手を付けずにいる。
そういう「調整」のためには何台かカメラをぶっ壊す覚悟が必要で、安価で手ごろなボロカメラが手に入らないかといつも探して回っている。だが、「これはボロい」と思ってもなぜか2諭吉3諭吉してしまう不思議。そんなに大判カメラの需要があるとは思えないのだが・・・。

いずれにしろ、早晩このカメラは何とかしなければならない。
やっぱり北上野に出向くべきか。
去年も一昨年も、蛇腹に金を注ぎ込んだ。今年もかぁ?と思うと落胆してしまう。
維持するだけで大変、これだから現像代やフィルム代やプリント代が後回しになってしまうのだ。
これで今年の目標は決まった。「もうカメラは増やさない」。

ただし、ハーレーは去年の注文だから、別扱い。

フォトックス6789

先日、使っていないカメラたちを公園に連れ出して練習をした。
蛇腹暗箱は、使用頻度が高いと蛇腹に穴が開いてしまうし、使わないと蛇腹が粘って張り付いてしまうし、メンテがなかなか面倒臭い。

「フォトックス」は、1980年前後からカメラを売り出した会社だ。
05年ごろ?に廃業している。
カメラは3種類出ていて、ワイドL、初期のフォトックス6789、そして「オールムーブ」というタイプだ。

ワイドLは、とにかくボードが小さい。0番シャッター以外は使えないと思う。
0番と言っても、後玉がでかければボードの中に入らないから、小さいレンズしか使えない。SWとかのレンズは厳しいのではないか、というのが私の意見だ。
この問題があって、私はワイドLを買うのはあきらめた。
ワイドLは、100台ぐらいしか出荷していないようだ。

ワイドじゃないフォトックスの前期型が、ワイドLと同じボードを使っている。
ボードと言っても、・・・多分だが・・・縦7センチ×横6センチぐらいの特殊ボードで、ホースマンよりさらに小さいものだ。
こちらは結構台数が出たらしい。

そして2000年代になって、「フォトックス6789オールムーブ」(後期型)という名称で販売されたのが こちら ↓
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何が違うのかというと、前枠がリンホフボードになったのである。
これによって、いろいろなレンズが使える楽しいカメラになったというわけだ。
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このフォトックス後期型は、あまり台数が出てないという事で、通算約100台だそうだ。希少品だと言われた。製作者が言うんだから間違いないだろう。

私はそのうち2台をゲット。お宝として保存している。

フォトックス6789の「6789」という名称は、6×7〜6×9までのホルダーが使える、という意味である。
私はこれに4×5アダプターを作ってもらった。
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これでフォトックス456789になった。
この夏、奇妙なカメラを手に入れた。
6×17のパノラマである。
といっても、アートトミヤマとかリンホフとかの純正品ではない。
とても奇妙な手作りカメラである。

当然のことながら、家族には罵倒された。

ぼろぼろの前枠、多分メイドインUSAのスピグラっぽいのだが、ボロっちすぎて正体不明。
これにマミヤプレスの改造ホルダーが付いている。
マミヤプレスはもともと6×9だが、これをどうやったのか6×17にくり抜き、ちゃんと617の圧板を付けているのだ。
きっと金属加工に詳しい人が作ったのだろう。
ただ、30年は放置してあったであろうこのカメラ、前枠もボディもガタガタのボロボロだった。
それで塗装は自分で行った。
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せっかくなので色は明るい緑色にする。
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とても恥ずかしい色に仕上がった。フィールドに出すと人々が避けそうな色。

ホルダー部は、当初はヴィトンの生地を張っていくつもりだった。
ところが生地屋がとても怪しく(そもそもヴィトン生地はちゃんとしたところでは売っていない) 結局手を付けずに「後で適当な生地があったらそれでいいや」と放置。
後日光線引きの問題が分かったから、結局生地を張らなくて正解だった。

レンズはスーパーアンギュロンXL90がついていた。
SA90は、良品だと中古でも結構いいお値段するのだが、この奇妙なカメラには誰もが引いてしまったらしく、「ウソッ」というお値段だった。このレンズがバッチリ性能を発揮してくれたら、4×5で使おうかと思っている。

さて、これを引っ張り出してテスト撮影したのがようやく10月になってからだった。
大体これがメインになるはずもなく、時たま遊ぼうかな〜ぐらいのお遊びカメラ。
ブローニー4カットは、近所で遊ぶ分にはお手頃かもしれない。
そう思ったのだが私の住んでいるところはパノラマで撮れるところがとても少なく、駅前とかでこれを構えると職務質問されそうなので、ずぅうっと離れた場所までこっそりと行ってみた。
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幸い人も少なく、皆周りには無関心なので、誰にも見とがめられることなく、無事にカメラを構えることができる。
カメラをセットし、フィルムをホルダーに入れる。
ところがこのフィルムホルダー、スタート位置が分からない。
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ホルダー内にスタートの矢印が書いてあるのだが、もともとが6×9のホルダーなので、スタートの位置がずれるはずなのだ。この加減が良く分からない。
キコキコとフィルムを回していき、「だいたいこんなもんだろう」というところで回すのをやめる。この辺のところは家できちんと練習をしたのだが、実地で生フィルムを入れると「本当に大丈夫かな」と不安になる。

で、露出を測って、1カット・・・。シャッターを切ってから、フィルムを巻き上げる。
この巻き上げも実に問題だらけで、巻き上げ部の引っ掛かりは6×9のまんまなのだ。
つまり、そのまま巻き上げて次のシャッターをセットしてしまうと、9センチ丸々が多重露光になってしまうというお粗末な出来具合。
仕方ないので、巻き上げを6×9の2カット分と一目盛やってみる。もうこの辺になるとヤマカンとしか言いようが無くなってくる。

構図決定も問題だ。
上掲写真ではそれっぽいファインダーが付いているが、これが全く機能していない代物で、そもそも水平が合っていない。水準器を使って自分で水平を出さなければならない。しかしまさかそんなだとは思わず、水準器は家に置いてきてしまった。
建築用の水準器、もう2,3個買わないと・・・・。
ファインダーが全くあてにならないので、大体のカンを頼りに撮ってみる。
あとで自作のファインダーというか構図紙を製作しよう。

こんな感じでハス畑のなれの果てを楽しく撮影。
と言っても2カット切っただけだったが。
617の場合は、ブローニーで4カットでおしまいになる。
その4カットを「どうやって撮ろうかな〜」と悩みながら撮るのが楽しいのである。
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真逆光で撮ってレンズのゴースト耐性を調べてみたりする。

しかし先日の現像上がりでは、レンズ側からの光線引きも疑わなければならなくなってしまった。このカメラ、もう前も後もパーマセルだらけになってしまう。

ダメだな、前枠からホルダー部から全部考え直しかな。
まだ山は冬山になっていないようだし、とりあえず次のテストは今度の3連休か。
このようにして写らないカメラを楽しんでいる。

ちゃんと写っちゃうカメラは自分の性には合っていないようだ。
写らないパノラマ、次はちゃんと撮れるだろうか?
今年も残り2日となった。
蛇腹をどれだけ交換したことか、正直、すぐに数えられないほど蛇腹につぎ込んだ。
最後の最後には拝み倒して安く仕上げてもらった。
これ ↓ がピンホール撲滅運動の締めくくり。
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今回の依頼品は左のヨコギ69と右のワイドⅠだ。
中央のカメラはパーツをもらってきて自分で組み立てた自作カメラだ。

直してもらったワイドは、あり合せの蛇腹で良いから・・・とお願いしたところ
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2つの蛇腹をくっつけて仕上げてもらった。
もともとこのカメラは広角専用機で、こんなにフランジを伸ばすことは無い。
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最大でも90mm、というところだ。

ヨコギ69は、ホースマンの蛇腹で代用。
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カメラに合わせて型を作ると蛇腹代は倍に跳ね上がるのだそうだ。

ヨコギ69はレンズボードが2枚しかなく、105ミリと125mmしか使えない。
上掲のフランジは160ミリといったところ。こんなに伸ばさない。
まあ・・・・妥当なところか。
直した以上、使わなければならない。
ヨコギ69は、直した意味があったのだろうか?これを使うことがあるのだろうか?

カメラたちが全部戻ってきて、部屋中カメラだらけになった。
蛇腹に取り囲まれ、幸せな一日を過ごしている。

C3玉砕

C3は玉砕した。
ダメなんじゃないかと思っていたが、初めての6×6判の二眼と言うことで、どんな風に写るものかと多少期待していたのだが、とても無残な結果だった。
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なんと、全カット未露光だというのだ。
未露光?なぜ?どうして?うむー・・・・とカメラを手にして考え込む。

考えられる原因としては、①「LOCKレバーをUNLOCKにしたまま撮った」
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これをUNLOCKにすると蓋が閉じてしまい、全カット未露光になってしまう。
が、しかし、これは撮影前に確かめたはず。そこまでマヌケではない。つもりだが、つもりだけだったかも知れない。
もう一つ考えられる原因は②「巻き上げレバーの不調」
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フィルム巻き上げが引っかからず、どこまでも巻き上がってしまって1本目は現像するまでも無く玉砕した。それで2本目は慎重に巻き上げたつもりだったが・・・結局ひっかからずにカンに頼る羽目になったのだ。これがいけなかったのか。
あるいは、複合原因として③「UNLOCKにしたままどこまでも巻き上げた」・・・。

こうしてひたすらブローニーを玉砕消化してしまう自分が恐ろしい。
C3は一度分解しないとダメなんじゃないかと思う。

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