大判カメラ日記

奥日光を中心とした写真撮影と大判カメラにはまっているマニアのブログです。

大判カメラの操作手順など

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金属カメラは、似たり寄ったりの構造です。
機種が違っていても、あまり面食らうことはありません。
しかし木製フィールドの場合は、ひと手間増ます。

タチハラの場合
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カメラを開けたとき、前枠が下にくっついています。
これを起こして前枠を立てるのですが
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レンズボードの金具を前枠の溝に入れなければなりません。
イメージ 2
このため、タチハラ (Ⅰ以降の機種) は前枠をいったん上に引き上げ、溝に入れてから降ろすという作業をします。

タチハラの旧型は、溝入れが下に着いています。
5×7やバイテンも下入れ構造です。

ナガオカやウッドマン、フォトックス、Dアドルフなどは下入れ構造ですが、こちらはさらにコツが必要です。
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慣れれば何も考えずに体が動いてくれますが、最初は面食らうと思います。
何度か練習して、組み立て方や収納の仕方を覚える必要があります。イメージ 4
「組み立て暗箱」と言われる大判カメラ、最初は弁当箱のようにたたんであります。
それを組み立てるところから操作は始まります。
といっても、特別難しいことはやりません。

金属製のカメラ(トヨの場合)は大体似たり寄ったりで、
カメラを三脚に取り付ける
イメージ 3
(ここでは床に立てている)
前枠をレールに乗せる
イメージ 2
レンズを取り付ける
イメージ 1
だけです。
木製カメラに比べると、ずいぶんシンプルです。

レンズボードの違い

大判カメラは、機種によってレンズボードの形状が違うので要注意です。
レンズボードとは、レンズをカメラに取り付けるためのボードのことを指します。
このボードの大きさが、いろいろとあるのです。

最も多いのが「リンホフ規格」です。
イメージ 5
1980年代以降のカメラは、たいていこれでしょう。

しかしこれには例外もあります。
トヨフィールドと言う機種は、A、AⅡ、AⅡLという機種があります。
このうち、リンホフ規格なのはAⅡLだけです。(LはリンホフのL)
AとAⅡは、トヨ独自のボードで、リンホフボードを使うには、アダプターが必要です。 ↓
イメージ 4
トヨのリンホフ変換アダプター

また、「ホースマン」と言うカメラも独自のレンズボードを採用しています。
イメージ 3
このボードはリンホフ規格より一回り小さくなっています。

市場に出回っているレンズボードは圧倒的にリンホフボードが多いので、この規格に合うカメラをそろえることが良いと思います。
他のサイズは、大判カメラを良く知ってから手を出したほうが良いでしょう。

1970年代以前のボードはカメラごとに違っていたらしく、
イメージ 2
このカメラの場合は特殊形状で、自分で作る羽目になりました。

他にはジナーボードもありますが
イメージ 1
(巨大カメラの前枠の外側の枠がジナー)
これは5×7以上のフィールドカメラか、ジナーというビューカメラで採用されている規格で、主に1キロ以上の重いレンズを使うときに重宝します。

このように、大判カメラのレンズボードは様々なのですが、基本的にはリンホフボード選ぶのが一番間違いない、と言えるでしょう。
大判カメラは、知らない人にとってはどれも大して変わらない様に見えますが、規格がいろいろと違う場合があり、購入する場合は相応の知識を勉強するか、知っている人にアドバイスをもらうことが大切です。

最も注意しなければならないのは、「ピントグラス」と呼ばれるガラスの部分のサイズと
「レンズボード」というレンズをはめ込む部分のサイズです。

ピントグラスは
          ↓
イメージ 1
フィルムの大きさで決まっています。
4×5、5×7、8×10が通常です。
しかし現在、57のフィルムは販売されていません。
そこで、5×7のカメラを購入するときは、4×5のアダプターが必要となります。

またこの他に、オークションで「8つ切判」「4つ切判」などのカメラを見かけることがあります。
これらのカメラは昔の集合写真用カメラで、現在ではフィルムが売られていません。
「8つ切判」「4つ切判」などのカメラを購入する方は、コレクターか、別の用途で使うマニアの方に限られるようです。実用カメラではありません。

では次回は、レンズボードについて説明します。
マニアックな内容ですみません。
突然、大判カメラの説明を始めることにしました。

「大判カメラ」について、出来るだけわかりやすく説明しようと思います。
カメラは大雑把に
小型
中判
大判
に分けられています。
小型は、フィルムの一眼レフ・デジタル一眼レフで、おなじみのサイズです。
「フルサイズ」で画面の大きさは約2.4cm×3.6cmです。

中判は、6cm×4.5cm〜6cm×9cmまでの大きさのフィルムを使うカメラです。
最近はこの大きさのデジタルが出ているようです。

大判カメラはもっと大きいカメラです。
主なサイズは「4×5」「5×7」「8×10」(しのご)(ごなな)(エイトバイテン)があります。フィルムの大きさを表しています。
あれっ。数字が小さくなっちゃった・・・・これは、単位が「インチ」になるからなのです。
ということは、
4×5=4インチ×5インチ=10cm×12.5cm
5×7=5インチ×7インチ=12.5cm×17.5cm
8×10=8インチ×10インチ=20cm×25cm
これがフィルムの大きさになります。
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左上が5×7判、右下が4×5判で、これがお大判カメラのフィルムです。
左下は6×9・6×7、右上は6×4.5で中判サイズになります。

こういうフィルムを使うのが大判カメラです。
このフィルムを使って、一枚一枚撮ります。
別の機会に述べますが、連射は出来ません。すべては一発撮りです。

では、カメラ本体はどうなっているのでしょうか。
カメラは別名「組み立て暗箱」とも呼ばれています。
大判カメラは、カメラを自分で組み立てるところから始めなければなりません。
イメージ 1
カメラには蛇腹と呼ばれる部分があり、これを伸び縮みさせます。
レンズも自分で取り付けます。
ピント合わせも自分で行ないます。
露出も自分で測らなければなりません。
フィルムの用意や詰め替えも、全部自分でやらなければなりません。

つまり、大判カメラは究極のマニュアルカメラだ、と言うことが出来るでしょう。

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