大判カメラ日記

奥日光を中心とした写真撮影と大判カメラにはまっているマニアのブログです。

ギャラリー3・奥日光の山岳写真

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北斜面を下っていき、カンバ林に入ると、もうそれほど被写体は残っていない。
途中の急坂は撮る対象が無く、単なる急な登山道。
カンバ林に近づくと、ダケカンバにみっちりと着いている霧氷を撮りたくなるのだが、案外撮る場所が無くて困ってしまう。
イメージ 3
この場所・・・一昨年も同じ場所で撮っていた。
右にきちんと山を入れる。山に登って山を撮らないで何だというのだ。
霧氷だけを青空に抜くことも考えたが・・・それは光が当たった場合である。
光が当たっていないと、青空に白という組み合わせができない。
北斜面にいつ光が来るのか全然分からなかったから、今回は青い霧氷に徹しようと思った。
1枚だけ試してみたが・・・。
イメージ 2
ホルダーを入れるときに、カメラが上を向いてしまった?
もう少し山なみが下に来るイメージだったが・・・・。あれっ?こんな上にして撮ったんだっけ?自分で撮ってて分からなくなっている。
まあしかし、光が来ていないと、青空に抜いても青っぽい霧氷になってしまうのだ。

最後に凍結している木(シラビソかなあ・・・)にカメラを向けて、おしまい。
イメージ 1
ちょっと背景というか左側が、ごちゃついている。
山は右端に入れている。もうちょっと凍った木に近づきたかったなあ・・・。

午後、光が来る時間帯まで待つことができれば、もっと違う写真になったかもしれない。朝から午後まで山の上に居るのは、結構大変だ。私の年齢では干からびて凍ってしまう。

北斜面の写真、結局凡作を重ねる結果になってしまった。
毎年のように撮っている駄作写真を、さらに増やしただけだった。
もう北斜面では撮らなくてもいいんじゃないかという気がする。

次の3連休では、別のアングルから山を狙ってみようと思う。
毎年撮っている北斜面、今年も撮りに行ってしまった。
似たり寄ったりの写真になるというのに、どうしてこうもやめられないのだろう。
小田代祭りで、同じアングルで同じ露出で撮っているのと大して変わりが無い、自分の中で毎年恒例の行事になっている。
がしかし、通っているうちに良いこともあるもので、今年は何が良かったと言って、北斜面の岩場の風が弱かったことである。
最後の岩場を越えるととたんに南西の風が吹き付け、山頂は暴風体験の世界だったのが、岩場一つで不思議と風が凪いでいた。
それで1/4とかのスローシャッターが可能になった。
イメージ 3
ナガオカワイドⅡ ニッコールSW75mm F32.5 S1/4
最後の岩場の真下。ここで撮ったことは無かったかもしれない。
絞り込みができたので手前から遠景までバッチリ。
普段はF22が精いっぱいだが、今回はFもSも自由に選ぶことができた。
北斜面ではとても珍しいと思う。
光が当たらないから、青い冬サンゴは毎年恒例なんだが・・・・。

少し下って、次に撮ったのは岩。
イメージ 2
ナガオカワイドⅡ WAコンゴー120mm F32.5 S1/4
露出はEV値で測って固定。日陰の雪だから、いちいち測り直す必要が無いのだ。
あとは少し絞ったり開けたりするかどうかだったが、まあ晴天の日陰なので基本的には青。あまり絞りを開けると背景が飛び気味になってしまう。

この岩氷、どこをどう狙えば良かったのだろう?・・・もっとも持って行ったのがワイド専用カメラだから、狙うも何も全部撮っちゃうしかなかったわけだが。
タチハラに300mmか400mmを持って行けば、それなりに切り取ることが出来たかもしれない。が、それはあくまでも結果論で、北斜面は風が強いと分かっていて、300mmや400mmを持って行くのは、無謀というものだ。
今回はたまたま風が弱かったから「しまった」と思っただけで、風がいつも通りだったら、望遠なんか重いだけの筋トレ道具に終わっただろう。

イメージ 1
ナガオカワイドⅡ ニッコールSW75mm F45 S1/4
カメラを付けたまま岩場を下ってきて、一番最後の岩場(登って来る時の最初の岩場の上)まで降りてきた。そこで岩場を振り返って、冬サンゴまで入れて撮ってみた。
超接近ファイトで、ピンが全部来るかどうか確信が無かった。
確か・・・・ピン置き1.5mでF45まで絞ると全部にピンが来るはずだった・・・。
32.5だとどうだったか確信が無い。暗算は糖分不足と思考力低下でできない。それでF45で撮ってみた。背景が無いから、S1/2だったかも・・・・でもさすがに1/2ではシャッターは切れなかった。いくら風が無いといってもそれは比較の問題で、絶えず微風はあったわけだから。

案の定ちょっと青が強く出た・・・が、まあ許容範囲か。
ちなみに家に帰って自作の被写界深度一覧を見てみると、やはりF45で正解。32.5だと遠景がボケるところだった。たった半絞りなのに、ずいぶんと違ってくるもんだなあ。
この接近ファイトでの絞り込みができず、今までどうしてもパンフォーカスにできなかったのだ。

1発撮りできちんと撮れていたので、一人自己満足に浸る。
いずれの写真も1ショットずつしか撮っていない。光線引きを恐れたり、景色が素晴らしくて保険を掛けたい気分の時は2カットずつ撮るのだが・・・・まあ、それだけどうでもいいようないつものカット、ということだろうか。

このあといったんカメラを畳み、岩場を降りてカンバ林に向かった。
この間の奥白根の現像が上がり、やっとスキャンが終わった。
近頃は乾燥していてホコリがいっぱい。やたらとフィルムに張り付いてホコリを取るのが大変なのだ。それでスキャンの枚数が少ないのに、とても時間がかかってしまった。

朝の光
イメージ 2
ナガオカワイドⅡ ニッコールSW75
雪面を測ってストレートより少しアンダー目にした。
見た目は赤がもう少し薄かったのだが、フィルムには濃いめに写ってくれた。

月が・・・ゴミのように写っている。もう少し高い位置にあるときに撮りたかったのだが、光が来るのが遅かったし、満月じゃなかったし、撮っている場所が山頂より下がったところなので、これで仕方が無いのだ。

これには山頂の標識は写っていない。別の1カットはわずかに右に振り、きちんと山頂標識が入っている。と言っても標識はとても小さく、全倍ぐらいに伸ばさないと、山頂だと分からないに違いない。
この右手の岩峰に雪が付いていれば、もっと右に振ったのに・・・その点が実に残念だ。一日間違えなければ、もうこの場所に来なくて済んだというのに。
まだ山頂に課題を残したままである。

振り返って撮った写真は大したことが無く・・・というか、イメージよりオーバーになってしまい、玉砕。
イメージ 1
レンズは90ミリ。オーバーかな・・・飛んではいないと思うんだが、もう少し雪面の明暗がはっきりすると思っていた。
こういう場面であまり露出を外したことは無かったが、やっぱり久しぶりすぎるとカンが狂ってしまうのか。ちょっとガッカリする。
それにしても遠景に湖とか雲海とかもなく、単なる雪面だけでつまらない写真だと自分でも思う。

5時間かけて苦労して山頂に登り、寒さと強風に凍える手でカメラ一式を準備し、それでこんなつまらないのを撮っているんだから、どうかしている。
だが皆さん、寒い寒い山頂では思考力判断力が低下し、「つまらない」と認識できなくなるのです。
「どうして撮っちゃったのかな」と、暖かい部屋で後悔してうなだれるのだ。

北斜面も、もう何回も撮っているというのに、似たり寄ったりの写真を撮ってきてしまった。

写真を飾ってきた

私の地元で行っている写真展に、写真を出してきた。
どんな写真かというと、 ↓
イメージ 5
ナガオカワイドⅠ フジノンSWD65mm べルビア100 
2015年12月20日 奥白根山頂

「色がすごい」と言われた。
冬至の赤い光をアンダーで撮っているので、ちょっとどきついピンク色。でもこれで原版通りなのだ。今度「証拠=フィルム」を持って行かなくちゃ。
奥白根の南峰直下、左上に「奥白根山頂」の標識がある。中央右は北峰で、真ん中に小さく写っているのは尾瀬のヒウチ。ヒウチにはまだ光が当たっていない。

写真を評価してもらえるのは素直にうれしいことだが、私としては「この時間にこの場所にいて大判カメラを構えている狂人ぶり」を考えてもらえると、もっと嬉しい。
この年は雪が少なく暖冬気味だった。それでも冬至の山頂は氷点下13度、風速は7m以上といったところ。
いつも、霧氷がびっしりと付いてサンゴになっている山頂を思い浮かべて突撃する。しかし残念ながら霧氷はなく、雪も真冬とは思えない量で、しかも大半が吹き飛んでしまって拍子抜けするほど少なかった。
イメージ 4
奥白根山頂付近には、山小屋はない。一番近い避難小屋は南斜面の下にあり、そこに泊まって登っても1時間半ぐらいかかる。
大判カメラ一式に寝袋や食料まで小屋に担ぎ上げられるほどマッチョではないので、菅沼駐車場から夜間特攻登山を敢行する。
冬至の日の出は6時50分ぐらいだから、6時半ぐらいに着くように登っていく。
登りのペースは雪の量によっても違ってくる。山頂までは約5時間を見込んでいる。
この年は雪が少なかったため早く着いてしまい、山頂で震える羽目になってしまった。足踏みと山頂付近の徘徊で、寒さを我慢する。

やがて東の空が白んでいき、カメラを取り出す。カメラを取り出すときにはグローブを脱ぐ。グローブの下にはさらにインナーを2枚付けている。グローブは慎重にカメラバックにしまっておく。風で吹き飛ばされてしまうと、大変なことになってしまう。
イメージ 3
カメラはナガオカのⅠ型。このカメラは折り畳みの必要が無く、蛇腹を伸ばしてピントを合わせるだけで済む。カブリは風で何の役にも立たないが、ピント合わせは慎重に行う。
真冬の山頂は風が強いため、スローシャッターが切れない。F11とか16程度の絞りのため、ピンは遠景に合わせておく。

太陽が昇ってきて太陽に向かって2カット、振り向いてモルゲンロートの山頂を2カット。再び太陽の方を向いて2カット。
イメージ 2
赤い光の時間帯はわずか15分程度、光が白くなってしまうと、もう面白くなくなってしまう。
イメージ 1
撮影開始は午前6時50分。撤収は7時20分といったところだ。
何かの時のために水を持って行くが、水を飲むとトイレの問題が発生するので、基本的には水は飲まない。
食料はパンなのだが、山頂で日の出を待っているうちにパンは固いせんべいのように凍ってしまう。初めて冬山をやった時はおにぎりを持って行って食べることができなくなり、ひどい目にあった。以来、山に持って行くのはパンとキャラメルと飴にしている。


こうした写真に伴う説明、しなくても分かってもらえれば良いのだが、たいていは説明しないと分からないようだ。
巨匠が書いた写真本に「説明しないと分かってもらえない写真はダメな写真」と載っていたような気がする。ということは、私の写真は説明しないと分からない写真ばかりだから、ダメ写真の集合体なのかなあ・・・。

何はともあれ、写真を気にかけてもらえるというのは嬉しいものだ。
大判カメラを面白がってくれる人が、少しでも増えると良いのだが。

山・・・・・。

明日は山の日です。しかし、天気が・・・・・。
花も・・・・。

この写真は10数年前のものですが
イメージ 3
タチハラⅠ フジノンW125 五色山稜線
先週の偵察では、この場所のハンゴンソウは、スカスカでした。
マルバダケブキは
イメージ 2
タチハラⅠ フジノンSW90 白根隠し稜線
これ↑は10年ぐらい前の写真ですが、マルバダケブキ、先週の時点で随分花が傷んでいました。

それで今回は、山の日なのに「さあ行くぞ!!」という気合が入らないのです。

後は狙うとすれば、雲海ぐらいか?
イメージ 1
ナガオカワイド コンゴー90 奥白根山頂

雲海もないと、単なる日の出。
山頂の日の出は「単なる日の出」ではなく、それなりになかなかの魅力はあるのですが、やっぱり眼下に染まる雲海が欲しいところです。

土曜の天気予報が悪いので、どういう突撃の仕方をするか、考え中です。

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