大判カメラ日記

奥日光を中心とした写真撮影と大判カメラにはまっているマニアのブログです。

湿板写真

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ワークショップ成果物

今回のWSでは、3枚撮った。
自分のホルダーを持って行った。ホルダーが合わなかったらどうしようと思ったが、幸いギリギリという感じでピントグラスにはめることができた。
ホルダーの中には、自分でくり抜いた塩ビ板を入れた。1mmのアクリルが無かったので、調べてみると塩ビ板でも硝酸銀にはOKのようだったので塩ビにしてみたのだ。
これを12センチ×16.5センチ=キャビネにくり抜いてみた。
この作業はまだまだ続くので、別記事にしてみたい。

前回のWSで、最大の難関はコロジオンの塗布だと思った。
自分がこんなにも不器用なのかとガッカリした。
今回は事前に何回か練習し、先生の手を借りずに塗ることができるか・・・というのが自分に課した課題の一つだった。
しかし、失敗した。手加減が難しかった。
左手でガラスを持ち、右手でコロジオンを落としていくのだが、左手の微妙な感覚に気を取られていくと右手がおろそかになってしまう。それでコロジオンが足りずに右手を見ると、今度は左手のバランスが狂ってしまう。
3枚チャレンジしたが3枚とも塗りは失敗で、一番最後が一番マシ・・・・3枚の中では。という結果だった。まあ、湿板らしい雰囲気にはなったのだが・・・。
熟達者から見ると、まだ全然青いなというレベルでしかないと思う。

さて、前回はPCへのスキャニングが上手くできず、ずいぶん固い調子になってしまった。が、原因はちょっとしたミスだと判明。今回はスムーズに取り込むことができた。といっても、大急ぎで取り込んだものだから、実物の感動からは程遠いのだが・・・・。
イメージ 2
公序良俗に反すると思うので顔にはモザイクをかけた。
右上と左下、左側はコロジオンが上手く塗れなかった。初心者の意見としては湿板っぽい感じなのでこれでいいや、と思っている。

2枚目は外で撮った。
イメージ 1
これも左下がひどい。真っ黒な部分はコロジオンが流れなかったところだ。
露出はF5.6半でS1秒ぐらいだ。シャッターはフタだったので、多分1.5秒とか2秒とかだったと思う。
屋外EVがどのくらいか不明だったが、(露出計を持って行けばよかった) 多分EV12.5ぐらい?のように感じた。だからまあ、1.5秒〜2秒だとオーバーかな?と撮られていて思ったんだが、確信がない。
湿板の感度がどのくらいなのか分からないので、この辺は全くのアバウトなのだ。

このあとは暗室に戻り、現像液をかけて絵の出具合を見ながら停止する・・・・という作業になる。

コロジオン塗布と現像⇒停止のところが一番難しいかもしれない。
特にコロジオンはもっと練習しなければ、と思う。
露出については今までの大判の経験が生きているようだ。大体肉眼で見て感じた明るさで計算した数値で合っているようだ。

それにしても・・・・。
湿板でもっともポピュラーに撮れそうなのが、人物かぁ・・・・。
いままで風景一点張りだったので、ポートレートに関する知識や技術が全然ない。
本を買い直して読まなきゃいけないのかな、とちょっとため息をついている。
湿板ワークショップに行ってきた。
今月は2回目だ。
前回は次から次へと新しいことが出てきて、頭の中がパニック状態になった。
約1か月時間を置いたのは正解だった。
その間にテキストを読み、ワークショップでやったことを整理した。
DVDも何回か見て、復習するようにした。
このため、2回目は割とすんなり湿板の複雑な工程に入ることができた。

一番難しいのはコロジオン液をガラスに垂らすところ。
イメージ 4
家でビー玉を乗せて練習してみたが、やっぱり液体じゃないとダメ?
1枚目2枚目はムラができ、3枚目でようやくまあまあのものになった。
これをうまく塗布するにはある程度の回数が必要なんだそうで、まあ・・・・そうでしょう。なにごともそうです。
ただ、私のような年齢になってくると、新しいことにどんどんチャレンジしていこうという精神に欠けてくるんだよね・・・。指先が不器用になって来ているし、なんだか手に軍手をはめているような鈍感な感覚。・・・あれっ?もっと昔は器用だったのに?なんて自分で自分にイラつくというか、そんな自分を認めるのが嫌になり、なかなか新しいチャレンジができない歳になっている。
だからまあ、湿板のワークショップに2回も通うのは、自分にとって大いなる一歩になっている。
しかしそんな思いとは裏腹に、コロジオンができないできない。下にボタボタ液を垂らしちゃったりして、もう大変。
これが本当に上達するんだろうか?と不安がちらっと頭をかすめていく。
が、もうもういろんな準備を整えてしまっている。今さら撤退できない。「必ずできる」という信念でやるしかないのだ。

このあと硝酸銀にガラス板を浸す。
イメージ 3
よくよく見ると、硝酸銀ボックスの内側にも5mmのアクリルが張ってある!!
ありゃー・・・・ミスったな・・・・。私は2mmのアクリルで計算してしまった。
やっぱりこの部分だけは、業者に先に発注すべきだったか?内側の硝酸銀入れだけは業者に頼んだのだが・・・・。
ガラス板を置くディッパーも、何とかしなければならない。
これも自分で作るつもりである。いっぺんにあれもこれもできないが、一番肝心な部分のブツができていないことには話にならない。
明日明後日は桜はまだみたいだし、これにかかりきりになりそうだ。特に明日の天気では、引きこもりになりそう。

撮影風景
イメージ 2
今回は私の外にも参加された方がいて、先生を含めて3名になった。
撮影の際には、私は頭の中で露出を計算していた。
湿板の露出は、3月末ではTV-6.5といったところだ。これが夏や冬になると変わっちゃうというから困ったものだ。

現像から停止させるタイミングは、前回よりは分かってきた。
が、それは目安になる秒数が分かったというだけで、いまだに「絵」の状態から判断することができない。果たして自分だけで判断できるんだろうか?これも不安材料の一つだ。

最後のニス塗り
イメージ 1
ニスづくりが案外馬鹿にならない。
半年熟成とかいう話で、今から作っていたら湿板に取り組むのが半年後になってしまう。それではせっかく教わったことを忘れてしまう。
ニスの成分に必要なガム・サンダラック。これを検索するとなんだか違ったモノばかりが出てくる。あれっ・・・?という感じで。これもちょっと泣きついてお願いしなきゃダメなのかな・・・。と思っている。

そんなこんなで2回目のワークショップもとても充実していた。
内容が濃密だった。
まあ・・・ちょっと体験してみようとか、冷やかしで行けるような内容ではない。
ここに来る人たちはある程度の決意を持っていると思う。

次のハードルは、「道具をそろえること」になると思う。
どのぐらい時間がかかることやら。まだ先が見えない。

そして湿板で撮る

いろいろと煩雑な手順を踏んだ後、やっと撮影に入る。
硝酸銀の感材は、約10分ぐらいで乾いてしまうのだそうで、安全圏は5分といったところか。あらかじめカメラをセットしておかないと、ガラスをホルダーにセットしてからカメラをセッティングしていると乾いて撮れなくなってしまう。
板が濡れている間に撮る、だから「湿板」というわけである。

カメラの操作そのものは、いつもの大判の手順なので、これは理解できている。
イメージ 2
このレンズは約150年ぐらい前のものだそうで、シャッターが付いていないどころか絞りリングに目盛りが無い。だいたいのカンで絞りいくつぐらい?と読んでいるらしい。それでも絞り羽根が付いているだけマシで、150年以上前のレンズとなるとレンズの鏡胴にスリットがあって、そこに絞りのリングをとっかえひっかえ落としていくタイプだったそうだ。
イメージ 1
ピントグラスは大きくて見やすい。

さて、露出はどうやって決定するのだろうか?
硝酸銀に浸したガラス板の感度は、ISO1〜2ぐらいだという。
デジタル一眼でISO10万とか20万とかの機能が出ている時代に、ISO感度1ですぞ!!どんだけ鈍感なんだか。
それで手持ちのスポットメーターでは測光不能になってしまう。・・・まあISO100で測ってあとは計算すればいいだけの話だが。
単純にTV=EV-AVで計算していくと、ISO100とISO1.5ではTV-6となる。
だから例えば、EV13の光をF11で撮ったとすると、13-7-6=0となり、TVは0である。TV0はシャッタースピードで1秒ということになる。
ただし、感材が本当にISO1.5なのかどうかは撮ってみないと分からない。ISO1.5にしたのは単純に6段違って計算しやすいからで、本当にISO1.5なのかどうかわからない。また、ISO1〜2と言っても、1と2では随分違う。絞りでいうと1つ分違うわけで、1秒だとアンダーだったりするかもしれないし逆かもしれない。この辺のところは気温や湿度や硝酸銀の状態によっても違ってくるようで、なにしろ経験を積まないと分からないらしい。
そんな職人技のようなカンに頼るところが面白いというか楽しいというか、挑戦し甲斐があるように思う。

準備に2時間ぐらいの手間をかけ、撮影は2秒で終わった。
このあと現像→停止→定着→乾燥→ニス掛けという工程が待っている。後の処理にまた2時間ぐらいかかる。

1枚を撮るのに半日を費やす。2枚だと6時間ぐらいかかるだろうか。慣れれば半日で3〜4枚とかできるかもしれない。が、撮れないことと言ったら45やバイテンの比ではない。
結構大変、好きじゃないととてもできないと思う。

比重とPHを調べる

現像液を作った後はコロジオン・・・かと思ったが、その前にまだやることがあった。
「硝酸銀の比重とPHと調べましょう」
「ひじゅうって何だでしたっけ?」と言いそうになるのをあわてて飲み込んだ。
確か、水に対する割合というか比だったな・・・。なんの比だっけ?この場合は硝酸銀の水に対する比でいいのかな・・・?

イメージ 1
取り出したのは比重計で、・・・学生時代の化学をさぼらなきゃ良かったと、この時ほど思ったことは無い。何しろ、使い方が分からない。どうやって読むんだったか・・・?
「1.072を基準として読みます」
と言われても、どこが1.072なのか良く分からない。もともと分かっていない上に、しかも老眼で見えず暗室の中である。
「はぁ・・・大体OKのようですね」
と、さも分かっているように相槌を打つが、実は知ったかぶりなのだ。
某化学研究所に勤めている上の子が帰ってきたらよくよく聞いておかないと、ゆくゆく硝酸銀の維持管理ができなくなってしまう。

PH試験紙も、数十年ぶりに見た。これの方が記憶は確かだが、色が濃く出ちゃって分からない。
「4.2のように見えます」と適当に言ったら
「そう?私には3.9に見えるけど」と否定されてしまった。
どっちにしても良く分からないのだ。これはもうPH試験紙を買って片っ端から身近な酸性の液体を調べて慣れていくしかない。

これらの化学準備がやっと終わる。学生時代の復習をしていた感じ。知ってて当然・・・のようにして進んでいくもんだから、背中も脳みそも冷や汗をかいている。
昔さぼったツケだ・・・・かすかな記憶を総動員して化学に対峙したため、この時点でかなり疲れてしまった。
ガラス磨きが終わった後、卵白を引いた。
イメージ 2
卵白と言っても白身そのままの液体ではない。卵白+精製水+少量のアンモニアを混ぜてこし、冷蔵庫で寝かすという事で、この作り方を聞いただけでもできるんだかできないんだか不安になってしまう。
卵白は、「引く」というより、ガラスの四辺をなぞっていく、という方が正確かも知れない。
これをやっておくと、軽い土手のようになってコロジオン液がやりやすくなるのだそうだ。

そしてコロジオン溶液に行くかと思ったのだが、先に現像液を作っておくとのこと。それはそうです。撮ってから現像液を作っていたのでは間に合わない。
作業工程的にはコロジオンに行く前のどこでもいいから現像液を作る、という事になるのだと思う。
イメージ 1
硫酸第一鉄・・・だと思う・・・に酢酸を入れ、エタノールで溶いていく。
溶いた液は、ろ過をする。

もうほとんど化学実験の世界で、この趣味は多分理系の人じゃないとできないのではないだろうか・・・いや、これがそもそも「趣味」の範疇なのかどうか?
簡単そうにひょいひょいとやっているが、全然簡単ではない。
メモが追い付かない。映像はこの辺でバッテリー切れを起こし始めた。

これが現像液となり、撮影の直後に使うことになる。
湿板独特の技がいくつもあり、1回のワークショップではとても習得できそうもない。あと2回は必要じゃないかと思っている。

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