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「明石大門だより №134」から たかぎ たかよしさんの作品を紹介します
横書きになりますが、テキストでの表記↓もしています。
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作品紹介〜会報より
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「明石大門だより №129」から 渡辺信雄さんの詩を紹介します
サイズの関係で読みにくく思われるかも知れません。 緑の枠内にマウスを近づけると右下に拡大ボタンが表示されます。クリックなさってみて下さい。 横書きになりますがテキストでの表記↓もしています。 崖から 渡 辺 信 雄
崖の上から 私を見つけて
お前はまっしぐらに
滑るように駆け下りてきた
崩落する小石と共に
冬の雨に濡れた
冷え切った背中を抱きしめ
よく耐えてきたと、さする
泥まみれで
お前は闘ってきたのだ
血が通いはじめ呻き声して
抉られ傷ついた体を舐める
(微笑んだように見えた)
頬をゆるめた口から
微かな唸り声が
木に手をかけ爪を擦る音
もう一度、闘うか
いっしょに崖をよじ登るか
雲の切れ間から差す
陽に体を温めて
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「明石大門だより №129」から野瀬昭二さんと伊藤敦子さんの短歌を紹介します 明石ペンクラブの野瀬昭二会長は伊藤敦子さんの短歌の先生でもいらっしゃいます 小歴抄 野瀬 昭二
子の死(しに)を知るなく施設の笹に結ふ家内安全 妻の短冊
喜怒いくつ哀楽いくつ互みなる施設の妻に秘めし子の死(しに)
沓き日のこと作のことわかつなく目瞑れば出づ歴歴として
背に乗りて反りて戯(ざ)れゐし日の頃の汝を憶ひつつ萎ゆべし父は
直叙して更けゆく机の子の歌に小さき落蛾の遺る鱗粉
をはりゆく燭の泪の透明に責められてをりまたこの父は
子の死(しに)を歌になしつつ修飾の語彙の生れくることの愚かさ
怺へ性なく起き出づる夜の更けのゆまりの脚に点くる廊の燈
父われのカメラに笑みし一枚をガラスに敷きて机ととのふ
合同歌集『みんと』より
空を掴みて 伊藤 敦子
二十一世紀の空(くう)を掴みてミイラなるラムセス二世の静止せる指
ゑにしある人みな在すや寒の日を含みて厚き雲ひとつあり
梅雨空の小暗き庭に影ひとつ揺らめきいでて蝶となりたり
掃ひたる蜘蛛の銀糸の切れ端が風なき朝の庭を浮遊す
盛りあがる八月の雲にかさなれる秋のすぢ雲ペダルこぐ上
満ち潮のたゆたふ海面底ひなる力圧し来よ今のわたしに
寝床より這ひつつ厠に行く母の我への笑がほ消ゆることなし
原発は魔女と言ひ切るいち人に夫と頷く朝の映像
竿かまふる夫の前を水鳥の小きがもぐりて魚くはへつ
合同歌集『みんと』より
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