あおいろ

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Win Win

※追記いたします。。
このお話はフィクションです。
病状・後遺症に関して
不快に思われましたら、すぐにお話を読むのをやめて下さいね。




朝から身体がダルイ。
今日は大切な会議があるというのに。。
多少体調が悪いといって、休んで仕事の手を抜いているように 見られたくない。

牧野の後ろ盾には道明寺・西門・三条・大河原、日本を代表する企業がついている。
そこは問題はない。 
けれど俺自身の力で牧野を守り抜きたい。 ゆるぎない後継者の実力と地位。
それがあれば牧野を守れるはず。 

牧野との結婚を会社の連中に認めさせるためにも、しっかりと力を付けなければ。。
もうひと踏ん張りだ。。。
今抱えている大きな契約を2つとも取れたら、牧野との婚約に漕ぎつけられる。
誰も文句など言えないはず。

大学2年の時に付き合い始め、もう4年。 俺も24歳。 Jr.として婚約も遅くはない。
きっと牧野は、、俺とはずっと一緒にはいられないって、、心の奥底ではそう思っている。
いつまでもそんな不安な気持ちを抱えさせたくはない。
そんな事は有り得ないんだから。 



少し身体が熱いかも。 熱があるのかもしれない。 それに、頬の奥が痛いような気がする。。
ベッドから起き上がり、洗面所に向かう。

鏡の中の自分を見る。

顔色も少し悪いな。。 ここのところ無理をし過ぎたか?
牧野にも2週間ほど会ってない。 契約をまとめるため、海外へも行ったり来たり。 
ラインか電話で声を聞くだけ。。

契約が成立したら、
別荘にでも行って牧野とゆっくり過ごしプロポーズしたいと思っている。

『大きな契約がもうすぐ整う。 落ち着いたら2人で別荘にでも行ってゆっくり過ごさないか?』

そう牧野にラインして、俺は会社に向かった。

午前中の会議を終え、自分の個室に戻る。 
朝よりも、熱が上がってる気がする。 頬の奥だけでなく、その首に繋がる所も痛みが。。

『あきら様、体調が優れないようでしたら早退されては如何でしょうか? 気のせいか朝よりも、お顔が・・・』

昔の遊び歩いていた俺と違って、今は仕事人間だと良く知っている秘書。
今までだって多少体調が悪くても、なんとかこなしてきた。
その秘書が言うのだから、よっぽど辛そうに見えたのだろう。。
実際、、体が、嫌、頬の辺りが痛くてツライ。

『・・・・・・そうさせて貰うよ。 何かあればいつでも連絡してくれ』

邸から車の迎えが来て、後部座席にドサッと乗り込む。
運転手も、いつもの俺と違う事に気が付いたのだろう・・・

『あきら様・・?』
『何でもない。 少し体調が悪いんだ』

そんな簡単な会話をして、俺はスグ目を閉じた。。
だから・・運転手が 《えっ?!》 という表情をしていたなんて気付かなかったんだ。。


邸に着くと、本当は出迎えて欲しくなかったお袋が出て来る。
体調が悪いんだから勘弁してくれよ。。

『あきらくんなのぉ? まだお昼よ、今日はどうしちゃったの? お仕事は?』

なんてのんび〜りした口調で語尾を伸ばしながら話し掛けて来る。

『ママのお買い物に付き合ってくれる為に 早く帰って来てくれたのかしらぁ?』

・・・・・・それこそ勘弁してくれ。 そんな訳ある訳ないだろう。。

使用人に上着を渡し、ネクタイを緩める。
少しでも体が楽になるようにと。。。

又しても、、そこで俺は気付かなかったんだ。。 
上着を渡した使用人が驚いた顔をした事に。。

返事をしない俺に、不機嫌を露わにお袋が近づいてくる。

『あきらくんったらっ! お返事ぐらいしてちょうだいな!』
『何だよ・・ 体調が悪いから帰って来たんだよ。 少し静かにしてくれ。 部屋にいるから。。』

『あ、あきらくん・・・』

俺はお袋と目も合わせず自分の部屋に向かう。

いつもだったら、寛げる服に着替えてベットに横になるんだが、それも億劫。
右の、耳の下から顎にかけて、どんどん痛みが酷くなる。。

『はぁ。。。 仕事が大詰めだっていうのに何やってんだ俺は・・・』

自己嫌悪に陥りながら目を閉じる。
こんなふうに落ち込むときには、牧野の声が聞きたい。。
けれど、牧野は就業中。 心配を掛けるわけにはいかない。。

『はぁ。。。』

1人大きくため息を吐くと、、
バァ〜〜〜ン!!! とノックもしないで扉が勝手に開けられる。

『あきらくん!! 大丈夫っっ!? イヤよ、こんなあきらくん、あきらくんじゃないわっ!!』

やめてくれ。 部屋から出て行ってくれ。 
言葉にしたいのに、口を開けるのが痛い。。。

『お医者様に来て頂いたわっ。 先生、お願いします!!』

お袋が泣きながら主治医に訴える。 
静かにしてくれ。 耳の下が、、痛いんだ。。

『奥様、念の為、診断を下すまでマスクをなさって下さい』

一体何なんだ? 
主治医が両手で、左右の俺の耳のしたから顎にかけて、人差し指と中指で確かめるようにゆっくり触っていく。
ズキッ、ズキッ。。
出来る事なら触らないでほしい。。

『流行性耳下腺炎・・かもしれません。 血液検査をしてすぐにラボに回しましょう』
『『流行性、、耳下腺炎?』』

『解りやすく言うと、、おたふく風邪です。 あきら様は幼少期には掛かられていないのでは? 予防接種はされていますよね?』

『・・・あきらくんはおたふくには掛かってないわ。 でも予防接種はちゃんとしたわ!』
『予防接種の抗体が大人になると弱まることがあると言われています。 ですので・・・』

『お邸でもゆっくり休まれる事はできますでしょうが、入院されてはいかがでしょう?』
『・・・・・・・・・・』

青い顔をしてお袋は部屋から出て行った。
きっとスグに親父に電話しているだろう。。
耳の下が痛かったのはそうだからか。。 会社にいた時よりも腫れている。。
一体どこでうつされたのかも解らない。。
なんてこった・・・。

医者のアドバイスもあり、俺は美作系列の病院に入院する事になった。
個室に入り、俺はそのまま寝てしまったらしい。。。


起きると目の前に牧野がいた。

『来て、、くれた、のか』  話すもの、ツライ。。
『夢子さんから連絡を貰ってね』

『うつ、るから、かえれ』 側にいて欲しいのに、わざとそう言う。
『私、幼稚園の頃になったから、大丈夫。 それに念のためにマスクもしてるし』

いつもは見えるはずの牧野の顔がマスクをしているから目から上しか見えない。
だけど、目尻の下がり方から、微笑んでいるのが、解る。

『ありがとう。 本当は来てくれて嬉しいよ』
『私が側にいたいから』

牧野はいつだって俺の欲しい言葉をくれる。。
翌日から牧野は有給をとり看病してくれる事に。。

2〜3日は熱が続き、耳下腺もひどく痛んだが、日にち薬でだんだんと良くなっていった。
目を開けると牧野が必ず側にいる。手を伸ばすと、小さな手がギュッと握り返してくれる。
結婚したら、病んでいる時だけじゃなく、いつもこうしていられるんだな。
病気で心も弱っているからか、牧野のぬくもりを離すことが出来ない。
周りに1日も早く認められたいと、思いが強くなる一方だった。

感染病だからか、見舞いの花が届くだけで面会も訪れる事なく、俺は病気をいい事に牧野に甘え ゆったりとした時間を過ごした。


2週間後。。
完全復活し会社に出社する。

『美作さん良かった。 でも病み上がりだから無理はしないでね』

けれど大きな案件の契約が迫っている。
入院している間、牧野と過ごし、一日も早く婚約・結婚したいという思いは募る一方。
この契約をまとめる事が出来たら、誰も文句は言えないはずだ。
牧野との未来を1日でも早く掴む為、休んでいた分を早く取り戻さなければ。
そう思っていた。

『専務お待ちしておりました。 お休みの間、契約の内容はほぼ完璧に詰めてあります! ご確認願います! 』

そう言うのは、俺を慕いついてきてくれている部下の1人。
この契約をまとめる為、将来、俺の腹心になれるだろう優秀なメンバーを集めた。 
ぐるりと周囲を見回し

『心配を掛けて悪かったな。今更俺みたいな病気になるのは稀だろうが、皆んな体調には気を付けてくれよ。 ここも、風邪が流行っていたのか? みんなマスクだな』

『っ、、と、回復された専務に、万が一 今度は風邪をうつしてはいけないと、我々も予防しているんです!』

『あぁ、そうか、気を使わせて悪いな』

男性陣がマスクをしているのが多い気がするが、、気のせいか?
俺が流行性耳下腺炎(おたふく風邪)になるというアクシデントはあったものの、優秀な部下がまとめあげてくれ、きっと大きな契約も問題なくまとめる事が出来るだろう。。


数日後。。


契約も美作有利にまとめることが出来、あとは休暇を取り、別荘でプローポーズして牧野に了承してもらうだけ。と思っていたが、その前に、この前まとめた契約の会社を含め、いくつかのパーティーに出席しなければならないらしい。

大きな契約をまとめた事で、いつも以上に、娘や女を紹介しようとする奴らが現れるかと思うとウンザリするが、これも仕事。 変なウワサをたてられないよう、気を引き締めて行かなければな。。

華やかな良くあるパーティ。 牧野を伴い出席した。
でも、いつもと何か雰囲気が違う・・・ 何だ?

類 「あきらのせいだからね! せっかく牧野と楽しく過ごそうと思ってたのに。ホントうっとおしい! もう帰る!」
総 「しょーがねぇっていやぁ、しょうがねぇけどよ。 いくらなんでもメンドクセーな、今夜コレは」
司 「フン! 俺様に近寄ってこようもんなら一喝だ!! が、ウザ過ぎるっ! 一通り挨拶は済ませた! 俺も帰るぜっ!」

一体どうなってるんだ・・・?
類たちはそう言って怒りながら帰って行ってしまった。。
何がこの会場で起きているのか確認しなければ。 
自分達を売り込もうとする親子はいないし、男達の俺を見る目線が、不愉快に、、感じる。。
牧野が、、いつもよりパーティーよりリラックスして楽しんでいるのが救いだな。

つ 「あっ、美作さん、桜子と滋さんも来てるよ」
あ 「あぁ、行こうか」

桜子なら間違いなく今何が起こっているか、知っているはず。

あ 「桜子、滋」
つ 「桜子・滋さん! 今日もとってもきれいだね」
桜 「ありがとうございます、センパイ。 他の皆さんは来られていないのですか?」
滋 「あっ、つくし〜!」

あ 「あぁ、来てたけど、うっとおしいとか、ゴチャゴチャ言って帰ったんだわ」
桜 「・・・・・・・・それはそうでしょうね」
滋 「ねぇねぇ、つくしあっちのスイーツ取りに行こうよっ♡」

俺は桜子に話を聞けるチャンスと思った。

あ 「牧野、行って来いよ。 奥のテーブルで座って落ち着いて食べたらいいぞ」
つ 「いいの?!」

あ 「あぁ」
つ 「滋さん行こう!」

2人がその場からいなくなると・・

桜 「もう体調はよろしいんですか?」
あ 「あぁ、この年で 《おたふく》 になんて掛かると思ってなかったがな。 もう大丈夫だ。 なぁ、今日のパーティ、いつもと雰囲気が違わないか?」

桜 「・・・将来有望な男性が1人減りましたからね」
あ 「どういうことだ?」

桜子は、呆れた表情で俺を見て、仕方がないという風に話し始めた。

桜 「誰もが憧れる将来有望な男性が、流行性耳下腺炎になった。 いわゆる、ぞくにいう《おたふく風邪》  その病気は、成人男性が発症すると子種が無くなる可能性があると。。  御曹司との結婚には憧れるが、子供を授かれるかどうか解らない。 親としても妻としても、不安。 子はかすがいとも申しますし、産まれればより一層結婚してからの立場も安泰ですからね」

あ   「・・・・・」
桜   「結婚相手では1番人気の美作さんの、価値が下がった、、という事でしょうか?」

あ  「それでか、、」
桜  「もちろん、取ってあるんですよね?」

あ  「お前・・・なっ//」
桜  「私はセンパイがお幸せならそれでよろしいんですよ。どんなかたちであれその幸せを望まれるならばね。  望まれないのなら、私が他のお相手をご用意するだけですから」

あ  「・・・・・」

つ   「桜子〜。 こっちにおいで〜」
桜   「ええ、参りますわ」

桜子は俺に不敵な笑みを浮かべて牧野のもとへ行った。
そういう訳か・・・。  そういう事なら俺の好きにさせて貰おうか。。


俺の予定通り、休暇を取り牧野にプロポーズ。
牧野はもちろん了承してくれて、

《私でいいの?  美作さんがいてくれたら他には何にも要らない》

なんて可愛いことを言ってくれて。。
親父とお袋は大喜びで、すぐに重役会議でも報告された。
重役共よ、哀れみの目で見るんじゃなー、不・愉・快・だっ!
叫びたくなる気持ちを抑え、隣で笑を堪える親父と親父の秘書を横目に、必死で穏やかな表情を保ち続けた。

さてさて、重役会議でも報告が終わったと牧野に連絡。
ニュースでもお祝いムードで報道された。
牧野の後見人も道明寺・花沢・西門・大河原・三条で株価も上昇。
誰もが祝ってくれた。

俺たちは幸せな婚約期間を1年過ごし俺たちは結婚した。

婚約期間?
俺は普通の恋人同士のように隠れる事なくデートして、旅行も行って、イチャイチャ楽しく過ごしたさ。
避妊する必要もないし? 
でも中には出さないけどな。  俺が牧野を堪能したいから。
つくしの体はちゃんと把握してるし。問題ない。

結婚して1年後、
つくしが妊娠、そして男の子を出産。
家族も会社も大喜びさ。
まっ俺にとっては計画通りなんだけど。






Fin.






こんにちは


SSをUPです
強く優しく・・・は
来年までしばしお待ちくださいませ
11月頑張りたかったんですが、
なかなかお話が上手く纏まらず
ご、ごめんなさい!

あっ、でも嬉しいお知らせです

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haruwoさまより
お話を
又頂いちゃいました

そして私めも

haruwoさまのお話は
明日のAM6:01
当方にてUP致します
どうぞ、楽しみに


あお

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り〜さま、こんばんは♪

はるか昔、、私の小学校の先生がおたふく風邪に。
そんな記憶を掘り起して出来たお話です。

最近の『おたふく風邪の予防接種』の推奨は2回なんですって!
ええっ〜!!ですよね。
検査して抗体があるか調べられるけど、結局注射だし。。
ウチもなってない。 何で感染しなかったっ!?
子供の内になった方がいいのかもしれないけど、、
苦しんでる姿は可哀そう。。
インフル・胃腸風邪・・いろいろ流行り出してます。
これは貰わないよう頑張りましょうね♪

2016/12/13(火) 午後 9:39 [ あお ] 返信する

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