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気温はまだまだ低いけれど、
空気が梅の香になり、空も日の色も春を思わせるようになってきました。
メジロ、ヤマガラ、アカゲラ、コゲラ・・・
甲高く鳴き交わす音、木をつつく音、微かな羽音が風に混ざる。
ウグイスはまだ鳴かない。
こういうことを職場のメールマガジンに書いたりしているのだけれど、
時々首を傾げられることがある。
普通の人は気付かないものなのだろうか。
どうも私は自分の感覚がズレていることへの自覚が足りない。
一体なにを普通と言うのか、謎だけれど。
余計な声まで入ってきてしまうので、人ごみは苦手。
今住んでいるところより都会には絶対に住めない。
そんなに敏感なのかと思えば注意力は散漫で、人より疲れやすい。
無駄な感覚に振り回されてる感が否めない。
梨木香歩さんの小説の言葉を借りれば、「そういう性質」なのだ。
この言葉が目に入ったとき、自分の中で、すとんと納得がいったように思えた。
こういうものを、とんとんと整え、なだめすかして、うまく付き合っていくこと。
梨木さんの小説やエッセイは共感できるとともに、迷ったときの羅針盤になってくれる。
否定も肯定もせずに、ただそこにあるものをそのまま穏やかに見つめる。
何も思わないのではなくて、自分の感じたことも主張もきちんと持って、
周りの声にも、自分の中の羅針盤にも、耳を澄ます。
そういう間隔は少しだけ、分かる気がする。
他人にはとても説明し辛くて、理解されないことも多いけれど。
友人たちには悟りを開いてるとか、逆に魔王とか言われていますが。
「そういう性質」なのだとちゃんと受け入れてくれて、大事に思ってくれる友人たちがいることは有り難いことです。
だからこそ、安心して、
ゆっくり、ゆっくり、春を迎えるように緩やかに、私の世界の色々とつきあっていく。
※梨木香歩 『不思議な羅針盤』
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2012年02月18日
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