言ノ葉ノ詩〜Sincerely〜

声がとどかなくとも、ここにいること、やっぱり叫び続けようと思うのです。

読書感想文

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大好きな本のこと。
「感想文」なので、私の主観で好き勝手に書いています。

私の読み方と違う意見の方、
「こういう読み方もできる」という方、ぜひ教えてください。
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言葉にできない!

朝から雨が降っています。
明日提出の卒業論文の課題は書けていません・・・。
もう半ば開き直っていますが。



題材は、竹下文子の『木苺通信』と「青い羊の丘」。

舞台は共通して“木苺谷”。
どちらも同じように少しファンタジーの入り交ざった日常を書いたもの。



『木苺通信』は、語り手の「私」と、穏やかで気のいい狼「トプ」が中心の短編集。
文章はほぼ「私」の語り。時々「トプ」や他の住人との会話が入る。
そして、語り手の「私」はたまに消える。語り手が誰なのか分からないことも多々ある。
そして、ごく稀に、もう一人の登場人物の姿が見える。

物語の中、トプだけに名前があるのも気になる。
文章から、トプは「私」の恋人なのかな?と思ったりもするのだけれど、
時々出てくるもう一人の登場人物は、人間で、どうやら「私」が晩ごはんを作って待つような人。
じゃあトプは一体何者なんだ・・・・
謎すぎる・・・・。
両者が同時に出てくることはないし、もしかしたら、「私」にとって両者とも同じ人物の意味合いかも?
そんなようで、違う気もする。
・・・答えが思い浮かびそうで出てこない。
頭の中は混乱の真っ只中です。

でも、物語に「私」が登場するものは女性的で、
トプや上記の名前の無い登場人物の話になると、いっそう優しくなるような気がする。




「青い羊の丘」の主人公は男の子。
この子も名前がなく、「僕」としてしか登場しない。
こちらも短いお話で、「僕」以外の登場人物は毎回変わる。
生意気で透明な感じで、『木苺通信』の「私」より年下かもしれない。


私は、この男の子、少し高い声で喋って、いたずらっぽい印象のある男の子な感じがしています。
「私」や「トプ」よりも、この子のほうがはっきりと思い浮かぶのは、綺麗な挿絵で「僕」がはっきりと描かれているからなのか、「僕」のほうが主観的な感じで書かれている(気がする)からなのか・・・
動きやちょっとした仕草まで思い浮かびます。

『木苺通信』も優しくて好きだけれど、どちらかというと、「青い羊の丘」のほうが私にとってはしっくり来る気がする。
「私」の言葉は読んでいて温かい感じがして、かわいらしくて、いいな、と思うけれど、遠い感じ。



感覚的には言いたいことがあっても、言葉として出てこない。
だから、ほら、こんな感じで・・・・と、ばたばたもがいても、言葉になってくれない。

もともと、自分の一人称が“ぼく”なので、一人称の違いが気になって調べ始めたのだけれど・・・・
思っていることを不足無く上手に言葉に変換する術が欲しい。










*追伸*

まったく関係ないのですが、TW日記と自己紹介の説明文に載せてあるカレンダー、
ひょっこり顔を出している女の子がつむぎに似ていたので思わず貼り付けてしまいました><*

昨日買った本、1時間制限を設けてぱらぱらめくってみました。




・ポール・ギャリコ 著  灰島かり 訳
 『猫語の教科書』

「猫による、猫のための、人間とうまく暮らす方法」というテーマで書かれた本。
カバーの折り返しの「作者説明」もこの本を書いたことになっている猫の写真と生い立ちが載っていて、かわいい。
作中で、ギャリコは猫語で書かれた文章を解読した、“編者”ということになっている。
どう行動すれば人間とうまく付き合っていけるのか。
もっともらしく真剣に書かれているうえ、なるほど、と、頷いてしまう。
表現も、猫のことも人間のこともよく観察されていて、
ちょっと澄ました様子で書かれている猫の視点がかわいくて面白い。




・『鉱石倶楽部』
長野まゆみ 著

鉱石の写真と説明、それをイメージした物語が載っているのですが・・・・
この著者さんの作品、以前も書名に惹かれて買ったら、世に言うボーイズラブでした。
この本に出てくるのも、少年が多い。
所謂「やおい」的なことが書かれているわけでは無いけれど、表現がどこか生々しい。
そして、私はそういうものが苦手。
否定をする気はないし、そんなのもあるんだ、くらいに思っているのですが、
自分で読むとなると、どうしても生々しさに気持ち悪さを覚えてしまう。
直接的なものよりも、この本のような間接的な、でもどこか性を思わせるようなものがどうしてもだめ。
ボーイズラブに限っての事ではなく、そういう生々しい描写だけは本気で受け付けない。
というか、無理・・・・。
(ついでに、携帯小説なるものも苦手だし、一部恋愛物も苦手・・・。)
鉱石をお菓子や果物に例えているところは、綺麗で面白いのだけれど・・・
書いた人に、ごめんなさいと謝りつつ、大丈夫なところだけかいつまんで、飛ばし飛ばし読んでいます。




その他、熊野の伝承の本は、読んでいてわくわくするし、日本の色の本は色の名前が自然で、着物や風景の写真が綺麗。「妖精探し」をテーマにしたケルトの旅行記も、楽しい。
見事にファンタジーばかり。
相変わらず、御伽噺や伝承、ファンタジーマニアです。

何より、インクと紙の本の匂いがたまらなく好きです。
癒される・・・

カリメラの夢

『水仙月の4日』
宮沢賢治 作


小学校の理科などで「カルメ焼き」なるものを作った人は多いと思うのですが。
名前は色々あるようで。
宮沢賢治は童話のなかで、「カルメ焼き」を「カリメラ」と書いています。

宮沢賢治が生きた時代、まだ砂糖は貴重品であり、
「カリメラ」は子供にとって貴重なお菓子だったんです。


賢治の童話、『水仙月の4日』は、
素朴で甘くて、少し寂しくて懐かしい、そんな感じがします。
読むたびに思うのは、
某・ライトノベルの“文学少女”が食べたら、「カリメラ」の味がするとでも言いそうだ、と。
彼女でなくても、思わずちぎって口に入れてみたくなるような、甘い香りがしてくるような。


更に、本の紙の色がいい具合に「カリメラ」色・・・。
ものすごく、おいしそう。
おいしそうなだけで、かじっても紙の味しかしないでしょうが。



物語を簡単に説明すると、
吹雪をおこすことが仕事の、「雪童子」が吹雪で死にそうになっている子供を助ける話。
・・・・簡単すぎです。
「雪童子」は吹雪で死んだ子供がなるのだという説もあります。
細かい情景描写や何気ない描写が味わい深くて、気に入っています。
言葉遣いや音の響きもちょうど私の好みに合っていて、
「カリメラ」の甘さを想像しながらうとうと眠くなります。
短い話ですが、「カリメラ」味に浸りたい人(?)にはお勧めです♪

『こんとあき』

林明子 作


小さい頃から好きな絵本です。
読みすぎてページがぼろぼろになってしまうほど。
挿絵もほんわりとした柔らかい絵で、物語の優しいイメージにぴったりです。



“こん”は、“あき”が赤ちゃんの頃から一緒のキツネのぬいぐるみ。
ある日、大切な“こん”がほころびてしまいます。
“こん”を治してもらうため、“あき”は“こん”と二人だけでおばあちゃんの家まで行くことに。


“こん”はぬいぐるみですが、“あき”にとっては動いて話す、大切な友達です。
心配する“あき”に、“こん”は「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言い聞かせます。

途中、“こん”には災難が続きます。
電車のドアにしっぽを挟まれてしまったり、“あき”を守ろうとして犬に連れ去られてしまったり。
ふかふかのしっぽはつぶれ、ほころびた手に巻いた包帯はほどけてしまい、
挙句の果てに、犬に砂丘に埋められて砂まみれ。

それでも、“こん”は「だいじょうぶ、だいじょうぶ」としか言いません。
痛々しくて、悲しくて、読んでいられませんでした。


でも、この物語は少し酷すぎるかもしれないけれど、
ぬいぐるみの役目ってそういうものなのではないかと、ふと思いました。

どんな時でも傍にいて、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と安心させてくれます。
でも、それだけで、「だいじょうぶ」と安心したあとは、自分で頑張るしかないんですよね。
“こん”は途中まで“あき”を助けてくれるけれど、
最終的に物語を完結させるのは“あき”です。

そうして、いつか、“あき”は“こん”に「だいじょうぶ」と言われなくても大丈夫になっていく。
些細なことだけれど、少し悲しくて、考えさせられます。
私が小さい頃大好きだったぬいぐるみは、いつからか、どこを探しても見当たらなくなってしまいました。
きっと、
「だいじょうぶ」と言ってくれたことは残っても、ぬいぐるみ自体は忘れられていくことが多いんじゃないかと。

『Think−夜に猫が身をひそめるところ 』
吉田 音



黒猫・“シンク”がくわえて持ってくる、様々な「お土産」。
ボタン・広告・楽譜の切れ端。
シンクは一体どこで何をしているんだろう。
シンクは一体何者なんだろう。

猫たちは、猫たちにしか入れない不思議な世界を持っている。そんな気がする。
それは、どんな世界なんだろう・・・。
そんなちょっとした好奇心の話。




黒猫って、独特の雰囲気を持っていますよね。
気まぐれで、気が付くとそこにいて、どこかつかみ所がない・・・。
猫の王様は黒猫。
『長靴をはいた猫』のモデルはその猫の王様、だった気がするので、やっぱり黒猫?
様々な迷信に登場するのもやっぱり黒猫。
縁起が悪いという迷信ばかりが目立ちすぎますが、
日本では、黒猫は幸運や魔除けの象徴として重宝されていたんですよ。



私にとっても、家の猫たちは好奇心をそそられる存在でした。
それだけなら良かったのですが。
小さい頃、家に住んでいた猫の散歩コースを数パターン知っていました。
散歩に行くのをストーk・・・追跡して。

猫は集会を開くとも言われていますが、その場所にもこっそりお邪魔したことがあったり。

小さい頃は、人間が入らないような場所に入り込むのが趣味でした。
あまりにいろいろな場所に入り込みすぎてまったく意識していなかったのですが、
今思うと、入ってはいけない場所に入り込みすぎていたんじゃないかと。

そっとしておいて、外側から見たほうがきっと発見はいっぱいあったんだろうな・・・。


ちなみに、うちの茶々さんのお土産の定番といえば、
ハト、キジ・・・・。
小さな生き物はあまり持ってこなかったな・・・
茶々さんのことだから、「小物には興味ない」とでも言いそう。

そんな子がいなくなってからもう8年。
たくさん助けられたのに、何も返してあげられなかったこと、今でも悔やまれます。




『Think』の著者がそうだったように、私の中で茶々は物語の主人公のような存在で、興味の中心でした。
茶々はきっと面白い物語を隠し持っているんだ、と思っていました。
いろいろ想像してはみるけれど、茶々の秘密って一体なんだったんだろう・・・。




そういえば、
茶々さんは『夏目友人帳』という漫画に出てくる「ニャンコ先生」に似てたなぁ・・・。
性格とか、模様とか、ふさふさ加減とか。


・・・何の話してたんだったかな。

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