スピルバーグ氏ら3監督を無断で理事に記載 黒澤明財団
黒澤明のファンにとってはショックですな。
今年、生誕100年ということで、
CSチャンネルが合同企画で「黒澤明生誕100周年記念特集」など、
特集番組を組んだ矢先、
「寄付金流用「詐欺的行為だ 黒澤生誕100年に傷」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100322/crm1003220000000-n1.htm (産経ニュース 2010/03/22)
などと報道されたばかりである。
またその翌日、
「3.5億円投入…黒澤明記念館誘致、市長「判断先送り」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100323/crm1003231430015-n1.htm (産経ニュース 2010/03/23)
一体どうしたものか?
いま、日本映画ブームではあるが、
黒澤映画を観る年代でもなければ、
昔の秀作といわれた日本映画を観る環境もないのは事実だが。
それはそうと黒澤映画と違って、
今の映画製作費はすごく安い費用で作られている。
すぐにDVD化になり、テレビ放映されるので、
その採算を考えた製作費用でしか出せないのである。
1954年(昭和29年)に「七人の侍」を作った時は、
映画全盛の頃で、
東宝も湯水のようには製作費を出さなかったが、
ある程度は出ていた。
しかし、
1980年(昭和55年)に「影武者」を撮ったときは、
日本映画全体が下火になり、
誰も黒澤明に製作費を出せなくなった。
他の日本映画はせいぜい約3億円だが、
黒澤明の映画は約10〜15億円である。
黒澤明は「影武者」を製作するため、
映画製作会社を回り、
企画の売込みを行って、製作費を出そうとした。
しかし、前作「デルス・ウザーラ」、前々作「どですかでん」の興行収入を見て、
見事に、ことごとく断られ続けた。
しかし、やっと出資者が見つかった。
アメリカのフランシス・フォード、コッポラ監督とジョージ・ルーカス監督が、
黒澤明の作品に興味が有り、尊敬もしていたので、
20世紀フォックスに働きかけてくれたのだ。
結局、
海外における権利いっさいを、150万ドルで20世紀フォックスが買うという条件を付け、
東宝はそれ以外にかかる経費を負担するという事で一件落着し、
やっと黒澤明は「影武者」の製作にこぎつけた。
最終的に製作費は600万ドルかかったが、興行収入は1,000万ドルであった。
■参照 「黒澤明の映画」 ドナルド・リチー著 三木宮彦訳 社会思想社刊もうコッポラ監督やルーカス監督、はたまたスピルバーグ監督はお金を出してくれない。
恩を仇で返しちゃまずいですよ、黒澤久雄さん。
しかし、この映画は面白いですね。
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