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昨日は実家の京都に帰京しました。 親とお昼ご飯を食べ、色々と近況報告して実家をあとにしました。 途中、せっかくだから京都南インターに入る手前にある、 私が子供の頃によく食べていた「おせき餅」を買って帰ることにしました。 京都は和菓子で有名な店はたくさんありますが、 私はこの「おせき餅」が素朴で大好きです。 この餅を買うときに必ず言われるのは、 「日持ちしませんので、今日中に食べてください。」と儀式的にいわれます。 また「硬くなりますから、冷蔵庫で冷やさないで下さい。」と…。 この言葉はこの餅をおいしく食べる為の、 お店からの“お心配り”なのである。 それは京都新聞のサイトに、その理由が書いてあった。 Vol.15 今も変わらぬ街道の今日みやげ (前略) 餅米をひと晩水につけて蒸して搗(つ)く。搗いた餅に、5度くらいの冷気で1週間寝かせた餡を載せる。炊きたてのうちはまだ味の薄かった餡が、1週間で「ビロードのように」つややかになり、「熟した」という言葉がぴったりのすばらしい味に変わるのだという。「1週間おいた後の味を考えながら材料を決めていきます」と18代当主の今村正也さん。1週間たつと味も締まり、つやつやと紫がかった色がなんともいえない美しさ。この味とつやとを守りながら一つ一つ手作りしている。同じような「街道の餅」は全国に多いが、よそと違うところはとにかく「日持ちがしないこと」。「すぐ食べていただかないと腐ります」と断言して売っているのだという。 (以下略)和菓子に見る京 (京都新聞) 1週間、5度くらいの冷気で寝かし、 「熟した」頃合をみて、一番おいしいときに商品として出すのだ。 だから、「日持ちしませんので、今日中に食べてください。…硬くなりますから、冷蔵庫で冷やさないで下さい。」 となるのである。 さっそくお茶を用意して、 蓋を開けると真上からでは餅が見えないくらいの つやつやとした紫がかったつぶ餡が目に入る。 見た目、伊勢の「赤福」に似ているのであるが、「赤福」はこし餡である。 なのでつぶ餡の「おせき餅」は少し味も舌触りも違うのである。 一口、二口、なるほど。 さほど甘くなく、つぶ餡の量と御餅が絶妙である。 さすが、新撰組の近藤勇も好んで食べたと言うだけのことはある。 またこの餅は指定しなければ、 白い御餅だけではなく、よもぎ餅も何個か入っている。 言ってしまえば、御餅に餡が乗っているだけであるが、 しかし、そこに伝統の技がいかされているのだ。 同封されている「おせき餅の栞」にはこう書かれている、 (前略) 江戸時代、この地に「せき女」と申す娘がいて、その大道をのぼって来た旅人に茶屋を設け、編笠の形をした餅を笹の裏にならべて、道行く人に食べさせていました。 それで「おせき餅」と名をとどめ、その後も永くそこに名物餅が商われつづけてきました。 いかし慶応四年、(1868)正月、日本の新生は明治維新の砲声とともにこの地にも轟き、その鳥羽、伏見の戦いで、この辺り一帯は戦場のちまたと変わりはて、民家が次々と焼き払われました。 (中略) 昭和七年この京阪国道の敷設とともに、この店もここに移り、昔にかわらぬ名物餅として、通りがかりのお客様や又城南宮参拝の方々等のおみやげとしても厚きお引き立てにあづかっております。 (以下略) この店の近くにある城南宮には幕末、維新の戦乱のとき、 薩摩藩の陣となり、幕府軍に第一砲が放たれたという。 いつのまにやら、 ほとんど私が食べつくしてしまいました。 しかも御餅なので、腹持ちがよく晩御飯があまり食べられませんでした。 嫁から叱られっぱなしです…。
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