WSJ-J&Jの7-9月期は30%増益、通期見通しを上方修正
2008-10-15 15:57
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(NYSE:JNJ)が14日発表した7-9月期決算は30%増益となった。ジェネリック薬(後発の類似医薬品)との競争の増加や、最近の金融市場の混乱などにもかかわらず、大幅増益を達成した。洗口液の「リステリン」、スキンクリームの「ニュートロジーナ」やその他コンシューマー製品の売り上げが好調だった。
7-9月期の純利益は33億1000万ドル(前年同期は25億4800万ドル)、1株利益は1.17ドル(同88セント)だった。利益が大きく膨らんだのは、前年同期には5億2800万ドルのリストラ費用を計上していたため。この費用を除いたベースでは、増益率は7.6%となる。
売上高は前年同期比6.4%増の159億2100万ドル。海外売り上げの伸びとドル安が寄与した。海外売り上げが13.1%増加したのに対し、米国内の売り上げは0.4%増にとどまった。
J&Jの決算は、同社の多角化したヘルスケア製品が有利に働いていることを示している、とアナリストらは指摘する。コンシューマー製品部門の売上高は13.1%増の40億9900万ドルとなった。リステリン、ニュートロジーナに加え、「クリーン&クリア」、「アヴィーノ」などのスキンケア製品の売り上げが伸びていることをJ&Jは指摘した。
J&Jはファイザー(NYSE:PFE)のコンシューマー部門を2006年に買収した際、リステリンを手に入れた。同じくファイザーから取得した、市販のアレルギー薬「ジルテック」の売り上げが伸びたことが、コンシューマー製品部門の中で「店頭薬・栄養製品」の売り上げが13.8%増の14億3900万ドルに膨らむのに寄与した。
リーリンク・スワンのアナリスト、リック・ワイズ氏は「ファイザーからのコンシューマー部門買収は、これ以上ないタイミングで実施された」述べた。
J&Jのドミニク・カルーソ最高財務責任者(CFO)は、金融市場の混乱はJ&Jに「大きな影響」を及ぼしておらず、融資には容易にアクセスできている、と述べた。
J&J株の14日終値は前日比1.32ドル(2.11%)高の64ドル。
他の医薬品会社と同様、J&Jは特許失効で失われる製品売り上げを補う方法を見つけるのに苦心している。7-9月期の医薬品部門の売上高は0.2%増の61億1300万ドルとなった。国内売り上げは減少したものの、海外売り上げは伸び、ドル安も追い風となった。
6月に特許保護を失った統合失調症治療薬「リスパダール」の売り上げは61.5%減の3億2000万ドルに落ち込んだ。安全性をめぐる問題が米欧で調査された貧血症治療薬「プロクリット」(欧州での商品名は「エプレックス」)の売り上げは9.2%減の6億1900万ドルだった。
薬物溶出ステント「サイファー」を販売するコーディス部門の売り上げは6.6%減の7億2600万ドルとなったものの、医療機器・診断部門全体の売上高は8.8%増の57億0900万ドルとなった。
2008年通期の特別項目を除いたベースの1株利益見通しは、従来の4.45-4.50ドルから4.50-4.53ドルに上方修正した。
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| JNJ
| ここのところの金融不安から暴落してました。
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現在は少し回復しましたが、まだまだ含み損一杯です。
でも、変わらず応援していきたいと思います。
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