あきらの株&ワンコ日記

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長期投資

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 過去を識らずして未来を語る術など私は知らない
                             パトリック・ヘンリー) 

 過去の状況を十分知ったうえでなら、未来はある程度予想可能である、ということだろう。



参考資料:ジェレミー・シーゲル「株式投資」P.2〜3

誰でも金持ちになれる

    
 1929年の夏、ジャーナリストのサミュエル・クロウサーはゼネラル・モーターズの財務担当役員ラスコフに、「一般人が株式投資で富を築く方法」を尋ねた。その年の8月、このインタビュー記事は「誰でも金持ちになれる」という大胆な見出しで主婦向けの雑誌レディース・ホーム・ジャーナルに掲載された。

 ラスコフは、米国の工業化が飛来的に発展しつつあると指摘し、毎月15ドルの優良株への投資が20年後には着実に8万ドルになると語った。この年率24%もの利回りは前例のないほど高い数字だったが、強気相場に沸いていた1920年代当時には、労せずして大金を得る方法として魅力的に聞こえた。投資家は株に熱狂し、何百万人もの人々が手取り早く利益を得ようと貯蓄から株式に注ぎ込んだ。

 1929年3月、ラスコフのインタビュー記事が掲載されてから数日後、ダウ工業平均は歴史的高値381.17ドルを付けたが、その7週間後に暴落した。そして続く34か月間で、株価は米国の歴史でも類を見ないほど大幅な下落を記録した。

 1932年8月、暴落の嵐は去ったものの、ダウ平均は41.22ドルにまで下落していた。米国の優良企業の株価価値は実に89%も低下。株式投資に注ぎ込まれた何百万人もの貯蓄が吹き飛び、借金をして株式を買っていた投資家は破産し、米国は未曽有の大不況に陥った。

 ラスコフは激しい非難を浴びることになった。株式投資に内在するリスクを無視し、株価は永遠に上がり続けると盲信した愚か者と言うのが彼に下った評価だった。(中略)

 それから63年後の1992年、フォーブスは「大衆の妄想と群衆の狂気」と題した記事で株式価値を過大評価する危険性を指摘し、過去の米国株価の周期を検証するなかでラスコフを「株式投資を、富を保証する道具と断言した最悪の犯罪者」と名指しした。

 ラスコフの大胆な投資アドバイスは一見、定期的にウォール街に現れる強気な株マニアの意見を集約したもののように見える。しかし、彼の相場見通しをこのように評価することは、はたして正しいのだろうか。答えはノーである。ラスコフの助言にしたがい、毎月、15ドルの投資を辛抱強く続けていれば、実は4年以内に短期国債の投資利回りを超える利回りを手にすることができたのだ! 投資元本は20年後には9000ドルに膨らみ、30年後には6万ドルを超えていたであろう。ラフコフが予想した利回りには及ばないが、この投資による利回りは年率13%を記録し、株価のピーク時に長期国債や短期国債に乗り換えた慎重な投資家が手にすることができた利回りを遥かに上回る。株価暴落の危険性を理由に株式投資を拒んだ投資家たちは、辛抱強く株式を買い増していった投資家に大きく後れをとったのである。

 ラスコフが示した相場見通しは、ウォール街における重要なテーマを浮き彫りにした。それは株価のピーク時にお気楽な楽観論を唱えることではなく、過去100年にわたり、株式への投資利回りが常にそのほかの金融商品を上回っていたということだ。たとえ1929年の大暴落時でさえ、株式への長期投資の優位性は変わらなかったのである。    


まとめ

>ラスコフの助言にしたがい、毎月、15ドルの投資を辛抱強く続けていれば、実は4年以内に短期国債の投資利回りを超える利回りを手にすることができたのだ! 投資元本は20年後には9000ドルに膨らみ、30年後には6万ドルを超えていたであろう。

 暴落時も辛抱強く株式に投資し続ければ、20〜30年という長期スパンで考えると、高利回りが得られるのである。しかし、投資する銘柄には十分注意しなければならない。投資する銘柄は超優良銘柄に限る。
参考資料:ジェレミー・シーゲル「株式投資」P.29〜31

 長期投資ではそのほかの金融資産に比べて株式の利回りが一番高いことをよく理解している投資家でさえ、株価が高値圏にあるときには株を買ってはいけないと信じている。しかし、長期投資にあっては、この考えは間違っている。 図2-3は、20世紀に訪れた6回の株価のピーク時から10年、20年、もしくは30年間金融資産を保有した時に得られた実質利回りを比較したものである。

図2-3
イメージ 1

 これを見ると、株価がピークにあるときに投資を始めたとしても、株式の利回りはそのほかの金融資産の利回りを上回ることがわかる。保有期間が30年に及ぶ場合には株式の利回りは長期債の4倍、短期国債の5倍以上にもなり、20年間では株式の利回りは債券の2倍となる。株価のピーク時から10年間という比較的短い保有期間でも、株式の利回りは確定利付き資産の利回りを若干上回っている。株式を購入するには最も不利と思われる時期に投資を始めても、こうした結果が得られるのである。向こう5〜10年間に生活費などのために資産を取り崩す必要がないのならば、たとえ株価がどんなに高値圏にあるように見えても、長期でものを考える投資家にとって、株式への分散投資を極端に減らす必要がないことは歴史上明らかである。

 投資家が株価の高値と安値を正確に言い当てることができるならば、私が本書で主張している長期投資で得られる果実よりも、より大きな利回りを得ることができるだろう。しかし、言うまでもなく、それができる投資家は数少ない。たとえ株価の高値で売り抜けることができたとしても、それだけで多額の利回りを手にすることができるとは限らない。マーケットが高値で沸いているときに売るのが困難なように、株価が安値圏にあり悲観論がはびこっているときに底値で買うのはさらに難しいからだ。

 1987年の株価暴落以前に、高値で売り抜けられたことを自慢する投資家は数多くいる。しかし、彼らの大半はその後、株価が直近の高値を超える水準に上昇するまで買いを入れることはできなかった。株価が下がり始める前に高値で売り抜けたことに満足したとしても、再び株を購入する時期を正確に測れなくては意味がない。こうした投資家たちはたいてい、売りどきや買いどきといったものに惑わされずに株式を長期で保有し続けた投資家に劣る利回りしか得られないものだ。

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まとめ

長期投資家にとっては、買い時というものはなく、いつ買ってもオッケーということになる。

株式は長く保有すればするほど、実質トータルリターンは大きくなる。(銘柄選定は問題になるが…保有するならエクセレントカンパニーでしょう)
参考資料:ジェレミー・シーゲル「株式投資」P.16〜21


〈諸外国の投資利回り〉

 経済学者の中には、過去200年間に米国株式の投資利回りが債権を上回ったのは、同時期に英国の小さな植民地から世界の経済大国へと変貌を遂げた米国ならではの特異性によるものだとする声もある。しかし、実際にほかの国々でも株式の利回りは債券を大きく上回っている。

 図1-6は米国、英国、ドイツ、日本の1926年から現在までの株式の実質トータルリターンを示したものだ。1926〜2001年の76年間、ドイツ株と英国株の累積の実質利回りが、米国とほぼ同水準であることに驚かされる。この3国の株式の実質複利利回りは全期間でほぼ同じで、その差は、1%以下に収まっている。

図1-6
イメージ 1

 第二次世界大戦後、日本の株式市場は、同じように敗戦した同盟国のドイツに比べ大きく下落した。戦後に実施された財閥の解体や、労働者への富の再分配、そしてハイパー・インフレーションを受け、株価は実に98%下落した。しかし、これだけの経済危機にも関わらず、日本の株価は1980年代の終わりまでにほぼ回復した。1948〜1989年には、日本株の実質利回りは10.4%を超え、同時期の米国株の投資利回りを5割近く上回った。最近の下落相場を含む1929年以降の実質利回りを見ても、株式は年率平均で2.9%を記録している。対ドルでの円高が続いた1926年以降、どの通過で換算しても、これら主要国の株式の利回りは債券を上回っている。

ドイツ
 第二次世界大戦によりドイツの株式市場は壊滅的な打撃を受け、株価は90%下落した。しかし、辛抱強くドイツ株を保有し続けた投資家は、戦後莫大な利回りを得ることになった。1958年までに同国株式のトータルリターンは戦前の水準まで戻り、1948〜1960年の12年で株価は実質ベースで3割も上昇した。ドイツのポーランド侵攻が始まった1939年から1960年にかけて、ドイツ株の実質利回りは、同時期の米国株の投資利回りにほぼ追いつき、英国株を追い抜いていた。敗戦で荒廃した焦土から復興したドイツは、政治<CODE NUM=00A5>経済・社会の激動期でも株式に力強い回復力があることを示した。

英国
 長期的には英国株の利回りは、米国株と同程度の水準を維持してきた。1930年代に大恐慌に陥った米国とは異なり、英国は1973年と1974年に株価大暴落を経験する。この2年間、英国株は急激なインフレに加え、政治混乱と労使の扮装を嫌気した売りで70%も急落し、時価総額はわずか500億ポンドに落ち込んでいた。この金額は、1999〜2000年のITバブルの時期に株価が暴騰したIT企業1社の時価総額より少なく、(原油価格の引き上げが株価の下落の原因となった)OPEC(石油輸出国機構)の当時の年間利益を下回る。つまり、1970年代にOPECは、わずか1年間の原油売上げより少ない金額で、英国のすべての上場企業を買収することができたのである。彼らが実際に株式の買収に乗り出さなかったのは、英国にとって幸運としか言いようがない。しかし、英国企業の株価は1974年以降に急激に回復し、ドル建ての利回りではほかのすべての国を上回った。ここでも、経済危機や株価の暴落に耐え、辛抱強く株式を保有し続けた投資家が大きな投資利回りを手に入れたのだ。

日本
 近年の日本株は低迷が続いているが、戦後から現在まで全般的に見た場合、日本株の上昇率は注目に値する。(中略)1945年8月閉鎖されていた東京証券取引所で取引が再開し、この日の日経平均は奇しくも同日のダウ平均とほぼ同値である176.21をつけた。1989年12月までに日経平均は4万近くまで上昇し、ダウ平均の15倍以上の上げ幅を記録した。ただし、その後の下落局面に加え2001年9月の米国同時多発テロが打撃となり、日経平均は1万を割り込みダウ平均とほぼ同水準にまで低下した。しして、2002年2月1日、日経平均は9791で取引を終え、45年間で初めてダウ平均を下回った。

米国以外の債券
 米国以外の諸外国でも、長期における株式の投資利回りは常に債券を上回ってきた。(中略)

 図1-7は、主要国の株式と債券の利回りを示している。議論の余地もなく、長期投資においては株式が優位であることが見てとれる。株式投資は利回りで債権を上回るだけでなく、購買力の安定性においてもはるかに優れているのである。

図1-7
イメージ 2


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あきらのまとめ

株式は債券に対して圧倒的な優位に立っている。

イメージ 1

ジェレミー・シーゲル「株式投資」を、最近読み始めました。

長期投資の有効性について述べた本です。

以前読んだ「株式投資の未来」で目から鱗。長期投資に目覚めました。シーゲル先生はデータが豊富で、納得させられる点が多いです。

今後は、「株式投資」から学んだことを少しずつまとめていきたいと思います。

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メアリー・バフェット&デビッド・クラーク
『バフェットの教訓 逆風の時でもお金を増やす125の知恵』(P.221)より  
    
No.125

わたしの知り合いの億万長者はみな、
財産を持ったからといって豹変するようなことはなく、
逆に生来の特質が強調されてきている。

貧乏な唐変木(とうへんぼく)が巨万の富を築くと、
億万長者の唐変木になるだけなのである。 
   
 金は人を変えない。金は人の本性を浮き立たせるだけである。貧乏な頃に親切で太っ腹だった人は、巨万の富を築いたあと、もっと親切でもっと太っ腹な人になる。逆に、貧乏なころにケチで締まり屋だった人は、巨万の富を築いたあとも、ケチで締まり屋な面をずっと持ちつづける。『クリスマスキャロル』の主人公で吝嗇(りんしょく)のエベニーザ・スクルージの名を出せば、誰もがこの点を納得してくれるだろう。

 ただし、物語の中のスクルージは身を滅ぼす前に、亡霊と精霊たちの訪問によって改心することができた。結局のところ、貧乏であろうと金持ちであろうと、良い人はどこまで行っても良い人なのだ。そして、人間にとって重要なのは、貧乏なのか金持ちなのかという点ではなく、良い人かそうでないのかという点なのである。


 金は人の本性を浮き立たせる。

 良い人はどこまでいっても良い人。

 人間にとって重要なのは、良い人かそうでないのかという点である。

 もっともなお言葉です。

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