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ごーどんさん、jamathiさん、お察しの通りです。カモシカさんもお分かりですよね。
正解はホッケンハイムです。
ホッケンハイムは1932年に初めてサーキットとしてオープンした後、これまで何度か改装を重ねてその姿を変えて来ていますが、その間に前の記事に出てきたフーゲンホルツとティルケの両方の手が加わっているんですね。

一番上は、2001年に現在の形になる以前のコースの変遷です。
下にDreieckskurs、Kurpfalzring、Hockenheimringと3つ色分けされているのがコースの移り変わりで、Dreieckskursは1932-1937年、Kurpfalzring 1938-1965年、Hockenheimringは1966-2001年のコースを示しています。
2001年以前のホッケンハイムを特徴付ける超高速コーナー「オストクルフェ(Ost Kurve)」ができたのは1938年の改装の時からで、コースができた当初はなかったんですね。
ちょっと意外です。
今回問題にした「バナナのような形をしたコース」は1938年から1965年の間に使われていたコースで、「1961年、ここでグランプリ史上初めて表彰台の真ん中に立った日本人」とは、RC162を駆ったごぞんじ高橋国光さんでした。
1998年の「ありがとうフェスタ」で国光さんが乗ったRC162には、この時のゼッケンだった「100」が付けられていましたね。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/67/f2/akifukuda/folder/1458081/img_1458081_37248833_0?20070215015106

1965年までこのバナナのような形をしていたコースに手が加えられたのは、コースの西側にアウトバーンが通されて、コースの一部を削らなくてはならなくなったからでした。
この時の改装を請け負ったのが誰あろうジョン・フーゲンホルツで、jamathiさんが「ない」とおっしゃっていた「ザックスクルフェ」を含めたスタジアムセクションは、この1965年の改装時にフーゲンホルツによって作られたものなんです。
また、この時それまで左回りのコースだったものが一般的な右回りに変更されていますので、jamathiさんの記憶にあるホッケンハイムと問題にしたコースでは、たぶん周回の方向が逆になっているのではないかと思います。

3つあるシケインのうち、一番上のオストクルフェの直前にあるものをのぞく左右の2つは、1970年にF1のレースがここで初めて行われるに当たって作られたものでした。
親父が亡くなる以前、どちらかというと四輪のF1の方に興味があった私にとって、このふたつのシケインは「ジム・クラークシケイン」と「アイルトン・セナシケイン」として記憶に残っています。
ともに不世出と言われた天才ドライバーですが、このうちジム・クラークは1968年、右回りになったホッケンハイムの最初のシケインである「ジム・クラークシケイン」のあたりで原因不明の事故で亡くなったのだそうです。
このあたりのコースは深い森の中で、クラークの事故を目撃した人は誰もいなかったのだと言います。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/67/f2/akifukuda/folder/1458081/img_1458081_37248833_1?20070215015106
これが2002年から使われている現在のホッケンハイムです。
コース図の上の方がぶった切られたような形になっていて、なんとなく痛々しい感じがしますが。
オールドサーキットの面影を色濃く残した世界でも有数の超高速サーキットだったホッケンハイムは、現在では低・中速コーナーをメインにした「ごく普通のサーキット」に様変わりしてしまいました。
コースが現在の形になるきっかけを作ったのは、F1界のボス、バーニー・エクレストンで、「観客が見やすく、ドライバーにとって安全なコース」とすることを主張し、この主張を受けて現在のコースを設計したのが、今をときめくヘルマン・ティルケだったのでした。

確かにレースは見やすくなったけれど、何か食い足りないものを感じるのでしょうね。
古くからのレースファンはこのホッケンハイムでの超高速バトルを懐かしみ、オストクルフェがなくなってしまう以前の森の中を突き抜ける旧コースを「かつてのホッケンハイム(Old Hockenheim)」と称してその面影を偲んでいるのだそうです。

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スパもオールドサーキットの代表格みたいなサーキットですね。敢えてそういうコースを選んでいるのでしょうか?ホッケンハイムはもう旧コースは残っていないということですから、走ろうにも走れませんよね。名前はホッケンハイムでも、その一番の特徴を根こそぎ潰してしまうんですから、いかにも暴力的でエゴイスティックなエクレストンらしい話です。ところでイアンさんって普段は何をしていらっしゃる方なんでしょう?

2006/7/8(土) 午前 2:38 akifukuda 返信する

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あら?ホッケンハイムって、下の絵の形になっちゃってたんですか。。。知らなかった。。。これはガッカリです。シルバーストーンもすいぶん前に形変わっちゃって。。あれもガッカリでした。。。

2006/7/8(土) 午前 3:54 竹さおと毛ばり 返信する

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クラシックレースは色々な問題点があって、どんどん終了しています。伝統的に公道を閉鎖して行われているレースもまだありますが、それらも減りましたね。旧車レースは、もちろん伝統的なサーキットで行われるのが望ましいと思いますが、予算の関係が大部分なんですが何かと制限が多くて使えるサーキットがあまり無いようなんですよ。贅沢は言えないようです。イアンの本業は英国航空のエンジニアでしたが、今は定年退職しましてめでたくバイクいじり三昧の毎日です。

2006/7/8(土) 午後 1:37 ヤマティ 返信する

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毛ばりさん、こんばんは。またF1の話になってしまいますけどごめんなさい。エクレストンの功績はF1をサッカーなどと同様のメジャースポーツにしたことですが、その一方、彼の登場によって純粋にドライバーとコンストラクターの技能を競う「競争」から、ショーアップされた「興行」の側面が前面に出てしまうようになりました。どうも最近のF1を見ていると、「スピードを競う」というレースの原点がぼやけてしまっているような気がします。

2006/7/8(土) 午後 10:46 akifukuda 返信する

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とはいえ、走るドライバーの生命を危険に晒すのがレースの正しい姿なのか、といわれてしまうと、うーん・・・。難しいところです。昔、ケケ・ロズベルグ(現在ウィリアムズで走るニコ・ロズベルグの父・80年のワールドチャンピオン)は「スピードが出すぎて危ないなんてことはない。危ない、と思えばスロットルを閉じればいいんだ」と言っていたといいますけれど、かのセナやクラークだって、確かに高速コースでの突然の事故で死んでしまっているんですしねえ・・・。

2006/7/8(土) 午後 10:51 akifukuda 返信する

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この辺はレースにまつわる永遠のテーマといえるのかもしれません。

2006/7/8(土) 午後 10:54 akifukuda 返信する

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jamathiさん、こんばんは。jamathiさんのお話は巨額の資本が動くメジャースポーツへの道を歩んだF1と対極で、純粋なアマチュアイズムだけでは金銭的に行き詰まってしまうという悲しい現実が象徴されているように思います。商業主義を悪しきもの、と断罪してしまうのは簡単ですが、「勝てば金になる」と思わせなければプロフェッショナルを目指す人たちの裾野が広がらない、というのも厳然とした事実でしょう。考えれば考えるほど分からなくなってきます。

2006/7/8(土) 午後 11:08 akifukuda 返信する

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かの英国の定年っていくつなのか知りませんが、イアンさんってそんなにお歳(失礼!)だったのですか?そうは思えませんね!そういえばjamathiさんもそうです(重ね重ね失礼!)。やはり夢を追って生きて居られる方って、老けないんですねえ。

2006/7/8(土) 午後 11:15 akifukuda 返信する

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イアンの年齢ですが、彼は1963年にマン島TTにCR110に乗って走り6位だったというのは何度も書きましたが、62年には英国選手権を自分で作ったイトムのレーサーで走っていたそうです。だいたいの年齢が分かりますよね。62年というと僕はまだ小学生だったので、そんなに歳ではありません。

2006/7/9(日) 午前 0:58 ヤマティ 返信する

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プロフェッショナルな世界に棲む友人は何人も居るのでオレはもう関係ないもんね、とは言えないのですが。直接自分に関わってくるのはアマチュアの世界です。クラブマンレースは、始まったその日からアマチュアリズムが重視されていました。まあ、西山さんの考えなんですが。それが今でも継続しているのは嬉しいんですが、役員の皆さんも選手も高齢化してます。ただ、再び富士のコースを使えるようになったのは嬉しいです。変貌してしまったとはいえ、故郷は懐かしいものです。浅間がクラブマンレースのルーツだとすれば、富士は最も長く棲んだ故郷ですから。

2006/7/9(日) 午前 1:04 ヤマティ 返信する

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jamathiさん、お世話様です。現在、会社は昼休みです。日本語って難しいなー。jamathiさんがトシだ、なんて言ったつもりじゃなくて、少なくとも私の周囲の同世代の人はあんなに若々しくないんですよね、って言いたかったんですけれど。(大汗)

2006/7/10(月) 午後 0:49 akifukuda 返信する

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僕の書いたのは冗談ですから気にしないよーにして下さい。そんなに古い事は知らないしキャリアも無いと言いたかったというのもあります。閑話休題、ネコから出てるClassic Motorcycling誌の最新号(04号)読みました? RC173とうちのブログで紹介したRC181のスペシャルフレームについても掲載されてましたね。

2006/7/12(水) 午前 0:08 ヤマティ 返信する

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あ、それからCB450の特集もありました。

2006/7/12(水) 午前 9:23 ヤマティ 返信する

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jamathiさん、こんにちは。情報提供ありがとうございます。早速購入して読んでみます。 削除

2006/7/12(水) 午後 0:43 [ akifukuda ] 返信する

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置いてある本屋があまり無いです。それと2200円と高いのが難ですね。僕も買うのを躊躇しました。

2006/7/13(木) 午前 0:46 ヤマティ 返信する

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おっしゃるとおり、会社の帰りに本屋に寄ってみましたがありませんでした。(^^;)ネットで直接ネコ出版に注文することにしましたのでご心配なく。

2006/7/13(木) 午前 1:27 akifukuda 返信する

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jamathiさん、注文していたClassic Motorcyclingが届きました。非常に興味深い記事です。スペシャルフレームの181は、68年のシーズンを闘うためにヘイルウッドがスプレイソンに作らせたものだったということなのですね。エンスーな匂いがぷんぷんして、とても面白い雑誌です。おっしゃる通りちょっと高いですが。(笑)

2006/7/16(日) 午前 0:41 akifukuda 返信する

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以前は普通に本屋で売っていたのですが、最近見かけませんね。昨年のタイムトンネルの時には彼らも参加してました。もちろん取材もやってましたが、彼らの希望では季刊にまでもっていきたいそうです。僕も写真を撮ってもらったのですが、人は無しでバイクだけにして貰えないか? と聞いたら「大丈夫です、誰も読んでないから....」だめじゃん。

2006/7/16(日) 午前 8:56 ヤマティ 返信する

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あと、別冊の今月号にブルヘルの事が書いてありますね。マッハIIIの記事もありましたので、ゴードンさん立ち読みして下さい。編集長が変わってからこの雑誌は買う気が無くなりましたが、今回はスリさんのイラストのページに友達のJさんが登場したので仕方なく買いました。摺さん、特定の交遊関係から人を選んでいるので、僕も知ってる人が多いです。それにしても今回のJさんとかすごく有名な人も出てますけど、僕みたいな素人も混じっているのがこのシリーズの面白さかなと思います。

2006/7/17(月) 午前 0:55 ヤマティ 返信する

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再び情報提供ありがとうございます。早速本屋に走らねば。立ち読みしてみて、面白そうだったら買います。(笑)

2006/7/17(月) 午前 1:41 akifukuda 返信する

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