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YK氏の論文が受理された。内容は、胎盤を羊膜上皮、羊膜間葉、絨毛板、繁茂絨毛、脱落膜に分けて、その骨格筋分化能を見た。また、滑膜絨毛についても検討した。その結果、羊膜間葉(羊膜中胚葉)が最も骨格筋への分化能を示した。筋ディストロフィーモデルの動物に移植したところ、ヒトディストロフィンをマウス筋束に発現した。 もともと胎盤は500グラムと大きい臓器である。羊膜間葉から、10^6くらいの細胞が採取できる。そして、培養することで20くらいまで分裂できるから、10^11まで増やすことが可能である。これは重さで言うと100グラムぐらいである。相当数の細胞が採取できることを意味しており、大量の筋肉に対して細胞移植しなくてはいけない筋ディストロフィーでは、胎盤の羊膜中胚葉細胞は重要な供給源である。
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胎盤を分けて幹細胞マーカー、遺伝子的特徴、分化能を詳細に検討した素晴らしい論文です。同じ胎児由来の組織であってもUCとAM, CPでその特徴がことなるというのも興味深い知見です。
2013/6/6(木) 午後 0:24 [ mrcjpn ]
コメントを誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。おほめいただき、嬉しいです。第一著者は、患者さんを診察する現場の最前線にいる女医です。私より、胎盤の構造に詳しかったので大変助かりました。とりいそぎ。
2013/6/7(金) 午後 11:44