柿を食べるたびに思い出す一句です。
【私の鑑賞】
奈良県生駒郡斑鳩町は昔から柿の産地でした。
のどかな風景を想像すると共に・・・
柿を食べようとした子規の背後に、心の深淵に届くかのような
法隆寺の時を告げる鐘の音が斑鳩の里に響きわたる。
一日の終わりを醸し出す夕陽と秋の果物・柿が想像できます。
・視覚的には「夕焼け空」
・聴覚的には「法隆寺の鐘」
・味覚には「好物の柿」
色々な角度から堪能することができる名句だと思います。
イマジネーションを広げれば広げるほど、様々な鑑賞の仕方ができます。
◎自分の身の回りの出来事、春夏秋冬の移り変わり、自然や花など、
身近にある題材を「五・七・五」に凝縮して、誰でも俳句がよめて
楽しめるという「写生」の重要性を訴え続けた子規。
私はデジカメで瞬時に情景を残せる写真を撮るようになってから、
改めて子規の俳句の精神について考えさせられました。
これからも研究してまいります。
柿の効用について
以下は『【医者いらず】の食べ物事典』石原結實著(医学博士)より引用要約
【柿】
中国揚子江沿岸原産のカキノキ科の落葉高木。
☆効 能:高血圧予防・二日酔い改善・滋養強壮(干し柿)
☆花言葉:自然美
【柿の学名】
学名は[Diospyros Kaki]
ギリシャ語でDiospyros(ディオスピロス)は
「dios(神からの)+ pyros(贈り物)」
が語源で、”神からの贈り物”という意味です。
【日本に伝来〜柿の歴史〜】
飛鳥時代の『新撰姓氏録』に「柿本人麻呂の庭に柿の木があった」
という記載があります。
平安時代には干し柿用に柿の木がたくさん栽培されていたそうです。
【柿は二日酔いに効果がある!】
柿の果肉には「ビタミンA・C(リンゴの約500倍)、タンニン、
ペクチン、糖分、種々の酵素」が豊富に含まれ、栄養素が高い果物です。
昔から「高血圧や脳卒中の予防・改善」に大変良いと言われています。
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」といわれるほど優れた健康食品です。
柿には、豊富に含まれているカリウムによる利尿作用の効果があり、
「二日酔い」に効果を発揮します。
【干し柿は体力を補い胃腸を丈夫にし、咳や痰を癒し、喀血を止め、二日酔いにも効く】
干し柿は干すときにたくさんの太陽の熱を含むため、「冷やす作用」がなくなるそうです。
実家でもよく庭先に干してあったのを思い出します。
【柿の葉には止血作用・血管強化作用がある!】
柿の特に若葉にはビタミンC・K・B類が多く含まれています。
それらには止血作用・血管強化作用があります。
高血圧の人は青汁の材料にするとよいそうです。
追伸
これから年末年始にかけて、忘年会・新年会で「飲みすぎそうだなぁ」
と思われる方はお酒を飲む前に、柿を1〜2個食べておくと二日酔いに効果的です。
でも、柿は「発熱・二日酔い」には効果的ですが、「冷やす効果」が強いので、
食べ過ぎると腹痛や下痢が起きることがありますので、くれぐれもご注意ください。
あそう あきこ
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