あそうあきこの活動日記

【無所属】元 墨田区議会議員あそうあきこの活動情報「レッツトライ!すみだ」

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写真:西日本新聞ブックレットNo.1『食卓の向こう側1〜こんな日常をどう思いますか〜』より

二つ目の質問として、「食育」について伺います。

「食卓の向こう側」を考える

現代社会において、親から子どもへと受け継がれてきた家庭の食の風景が乱れ、
個の尊重が叫ばれ、家族関係も希薄になってきた。

昨今、糖尿病、肥満などの生活習慣病、アトピーに悩む子どもが増加している
傾向にある。この現象の背後には、子どもたちの欧米化した食生活によって、
「脂質過剰」になったためとの指摘がある。
ごはんの献立とパンの献立では、脂質の割合が異なっている。子どもたちの朝
食にパンが増え、夕食もコンビニやファーストフードという食生活が増加し、
一日のうちで、給食でしか、ごはんを食べない、という子どもが確実に増えて
いる。 

西日本新聞で連載されていた、「食卓の向こう側」という記事がある。
この食を考えるシリーズから、「食」は、家族、地域社会、医療、教育、産業
という多岐に渡って、影響を及ぼしていることを、再認識させられた。

昨今、家庭で教わって、料理を覚えることが少なくなり、子どもに料理を教え
ることができない母親達が急増している。
「夕食に何を作ったら良いかわからない」
「子どもにうまく教えられない」
「もう少し早いうちから料理をしておけばよかった」
などという切実な声をよく耳にする。

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〜調理実習に励む生徒たち(2006年2月 福岡県の中学校)〜 写真:西日本新聞ブックレットNo.11『食卓の向こう側8〜食育 その力〜』より 食育研究を通じ、家庭科には、「家族を思いやる心を育むねらい」があることに 気づかされた。もちろん、学校教育だけでなく、家庭教育の役割は、大変重要な ものであると認識しているが、受験科目だけでは教えられないものはたくさんある。 「なぜ人は食べるのか。なぜ料理を作るのか」 その点について考えていく必要性があるのではないか。 学校教育の中において、家庭科の重要性を更にPRしていくべきと考えるが、墨田 区の学校教育において、家庭科の重要性をどう認識されているのかお聞きしたい。

「食生活を変える技を身につけるための食事調査」を通じて考える食育

2003年6月から7月にかけて、長崎大学環境科学部の中村修准教授が、長崎県
内の大学生を対象にして行った講義に「食生活を変える技を身につけるための食事調査」
がある。

授業は、「20年後のあなたの平日の食事を描いて下さい」、という一文が書かれた
設問用紙が配られ始まった。  

例えば、ある女子学生は、皿に盛られたビタミン剤と箱入りのサプリメントを描き、
ある男子学生はビールとごはんを描いた。そのような絵を描いた学生が一割いた。

中村先生は「6日間の食生活の現状調査」を行い、学生自身の食卓をカメラで撮影させ、
そこから驚くべき食生活の実態がわかった。

学生全員の食事写真には、朝食を食べない学生が多く見られ、食事内容もコンビニのおにぎり、
菓子パン、持ち帰り弁当が多く、スナック菓子やブドウだけで食事を済ませる学生もいた。

生活では、外食や飲み会が多いことがわかり、お金に不自由しているから食べないのではなく、
「毎日なんとなく食べている」ことが判明した。

この結果から、中村先生は、現在の食生活が及ぼす生徒達の20年後の体の状態で、最も
危惧されるのが、スカスカになった骨によって折れやすくなる「骨そしょう症」だと伝えた。

厚生労働省によると、国内の「骨粗しょう症」の患者数は1千万人を超える。

中村先生は「学生達の20年後の食卓は病院のベッドの上ということにもなりかねない。
子どもの時から食について考え、教えることが大切であり、食生活を考えるとは、20年後
の自分を見据える行為である」、栄養バランスを考えずに、好きなものを食べ続けることに
より引き起こされる、命にかかわる危険な状態を指摘されている。

「何を食べるか」だけではなく、「食べ物の向こう側に思いをはせられる」子どもたちを育てて
いくことが大切だと思う。
墨田区の教育において、「食育」をどう考えているのかお聞きしたい。
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味は自分の舌で確かめる―だしのうま味検査をする福岡教育大付属福岡中学校の生徒たち
中学二年生の家庭科の授業において、カツオとコンブでだしを取り、うま味を調べる検査に
取り組み、教科書に「ひと味」加えた授業を展開している。
担当の宮田美佐江先生は「自分で味を確かめる力が育てばいい」と願った。
〜取り組みの例〜
・生徒達が調理技術を競う「包丁名人大会」を開催した。
・郷土料理を題材にした「フード新聞」を編集した。

当時福岡教育大学助教授甲斐純子氏(現在、福岡教育大学付属幼稚園長・家政教育講座教授併任)の
家庭科教育研究の報告がある。

報告では、30代半ばを境に「栄養を考えた手作り食事にこだわる女性と、手作りより電子レンジ
を使ってスピードを求める女性に分けられる。それは中学校の指導要領とリンクしている」
と指摘している。

記事によると、69年告示の指導要領では、カロリー計算やバランスの取れた献立を考えること
に力点を置いていたが、次の77年告示の指導要領では、家庭科の授業は男女一緒に受けるよう
にし、教科書も共通の一冊に、その内容は簡略化されたとのことであった。
甲斐氏は「学校で何を学ぶかが、将来の食生活に大きな影響を与えるのでは」とも指摘している。

写真と引用文:西日本新聞ブックレットNo.1『食卓の向こう側1〜こんな日常をどう思いますか〜』より

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食育を子育ての場所に
長男・陸君と台所に立つ、西日本新聞「食 くらし」取材担当記者 蓑原亜佐美さん。
包丁の使い方が危なっかしいが、なるべく手を出さないようにしている。
一番心がけたことは「お子さま扱いしない」ということだそうである。

蓑原さんは「長男が台所にしょっちゅう来ていたのは、親と一緒にいたい、大人の
まねがしてみたいというごく自然な行動だった」ことに気づかされ、料理をやらせて
みることにしたそうである。手伝わせてから二ヵ月後、蓑原さんは「食育とは子育て
ではないか」と感じたそうである。

食を通じて、「一緒に料理を作りながら会話する」、「子どもの成長を身近に感じる」、
「親として伝えたいこと」「しつけ」などの明確な指標が見えてきたそうである。
また、蓑原さんは「子育てが孤立化し、悩む人も多い現代。食育は、一つの有益な力を
秘めている。完璧でなく、マイペースでやる」ことが大切であると訴えている。
人それぞれ、「労働時間や暮らし方は様々であるのだからこうすべきだという型にはめる
必要はない」と語る。

写真・引用文:西日本新聞ブックレットNo.11『食卓の向こう側8〜食育 その力〜』より

〜参考文献〜
〔西日本新聞ブックレット〕
・「食卓の向こう側(1)」〜こんな日常どう思いますか〜
・「食卓の向こう側(2)」〜命をつなぐために〜
・「食卓の向こう側(3)」〜給食 未来をひらく〜
・「食卓の向こう側(4)」〜輸入・加工 知らない世界〜
・「食卓の向こう側(5)」〜脳、そして心〜
・「食卓の向こう側(6)」〜産む力 生まれる力〜
・「食卓の向こう側(7)」〜生ごみは問う〜
・「食卓の向こう側(8)」〜食育、その力〜
・「食卓の向こう側(9)」〜広がる輪〜
・「ゼロから始める玄米生活 高取保育園の食事実践レシピ集」
・「ゼロから始める玄米生活2 おかず編 高取保育園の食事実践レシピ集」
・「生ごみ先生のおいしい食育」吉田俊道(著)

・『玄米せんせいの弁当箱』魚戸おさむ(著)北原雅紀〔脚本〕小学館
・『まるごといただきます〜ホールフードのすすめ〜』タカコ・ナカムラ・吉田俊道(著)
・『ここ 食卓から始まる生教育』内田美智子・佐藤剛史(著)西日本新聞社
・『“弁当の日”がやってきた』シリーズ子どもの時間3 竹下和男(著)自然食通信社
・『台所に立つ子どもたち』シリーズ子どもの時間4 竹下和男(著)自然食通信社
・『自然にかえる子育て』真弓定夫(芽ばえ社)
・『大江戸東京の歩き方 東京シティガイド検定公式テキスト』
(著/東京観光財団  ダイヤモンド社)
・『【医者いらず】の食べ物事典』 石原結實(医学博士) PHP文庫

続く・・・

あそう あきこ

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