|
【粟又の滝】
房総一を誇る名瀑布です。
100メートルにわたって滑り台のようなゆるやかな岩肌を
流れ落ちるこの滝は、
幻想的な美しさで人々を魅了します。
川面を秋風が渡る頃、渓谷は紅葉で赤く色付きます。
まるで、点描画のように多彩な表情を見せる粟又の滝周辺。
見頃は11月下旬から12月上旬。
まさに県下有数と称されるにふさわしい、紅葉の名所を
堪能できます。
◎引用文・写真出典:大多喜町HP
http://www.town.otaki.chiba.jp/kankou/index.html
昔の作文を読み返す時、私の傍らに思春期の自分の気配を感じます。
今から19年前に「資源やエネルギーを大切にする」作品募集に
応募し、入選した作品(全文)を掲載します。
今回も読みながら、昔も今も私の心の根本にあるテーマは、
「自然環境保護」なんだなと感じます。
「未来へ向って生きる私達は何を残せばいいのだろうか」
大多喜中2年 麻生晶子
今年は、私にとって13回目の夏です。もの心がつくようになって、
最も暑いように思われます。
クーラーを全開にしても、『焼け石に水』のような、この文明社会の
機器をあざけ笑うかのような毎日が続いております。
そんな、ある日、家の人と一緒にドライブがてら、町中から郊外へと
車を走らせました。数年前の木々の緑で覆われた姿からは、様相を
一変させた形が至る所で数多く見受けられました。
聞けば、原因は良くわからないが、杉の木を始め、樹齢百年を越え
る大木が、ものの見事に枯れ、茶褐色に変色しています。
一時、松クイ虫によって松がことごとく全滅したように、原因がわかっ
ていることと異なり、今回の現象は、未だ不明なのです。
そうこうしている内に、ブルドーザーによって、切り崩されている山
を、目の当たりにみて、ガク然としました。そこは、毎年、春になると
ツクシやレンゲが咲いて、私達の目をなごましてくれていた場所だった
からです。もう再び見ることはできないのだと思うと、寂しさが胸をこ
みあげ、想わず涙がこぼれてくることを止めることができませんでした。
現代が文明社会であり、高度に発達した社会である事には、誰も異論
がありません。しかし、何故か、私にはハッキリとしないものがあります。
かつて繁栄を誇った文明の発祥の地であった古代エジプトも、インダスや
ガンジスも、その姿が跡形もなく、歴史の舞台から消えてしまった事と、
あまりにも現代が類似しているからなのです。
毎日、私達が使っている電気やガスのもとであるエネルギー資源とい
うものは、無限ではありません。限りがあるのです。
このままでは、いつかは、使い果たしてしまうのではないでしょうか。
何故ならば、私達が現在、有効活用している石油、石炭、天然ガスにし
ても、大昔の生物や木が、地下や海底にうずもれて化石化したものを使
用しているのであり、過去の遺物の中で、それらを食いつぶしているだ
けなのではないでしょうか。
将来の為に、何が必要であるか。また、何ができるのか。
今、中学生の私にとっては、難しい問題であると思います。
しかしながら、人類が今までたどって来た道がそうであったように、つま
り、石油にしても、石炭にしても、天然ガスにしても、全てのエネルギーは、
自然の恵みの中から生まれて来たことを考えれば、進む方向は自ず定ま
って来ると思います。
自然環境を保護しつつ、緑豊かな大地を守りながら、次の世代の為に豊
かなエネルギー源を育てていくことを目標にしていきたいと存じます。
〜全てのエネルギーは自然の恵みから生まれる〜
中学の時、「自分たちが大人になった時は21世紀。
どんな時代になっているのか?」と、色々と想いを
巡らせて幼なじみの友人と色々と話をしたことがあります。
私の記憶によると・・・、
(友人)
「もしかしたら今の状態とはあまり変わらないかもしれないよ。
もっと便利な世の中になっていることは確かかもしれないけど。
緑はどんどんなくなってきてるし、水も昔ほど澄んでキレイじゃ
なくなってきたことは本当に悲しいよね。もしかしたら、大人に
なる頃ってあまり期待できない未来になっているのかもね」
(私)
「そうだよね。でも、このふるさとに残っている緑は変わってほしく
ないよ。町も過疎化してきたから、町の活性化は重点課題だと思うし、
必要な面もあるのは確かだけど、ずっと守らなければいけないものっ
てある気がするから・・・。
たぶん、大人になったら私はふるさとにいないと思うよ。東京にいる
と思うので、また色々と状況を教えてね」
というような会話をした気がします。
現在私は東京にいます。
この会話をした友人も今はふるさとにいません。
直接ふるさとに対してアクションは起こせないかもしれ
ませんが、大人になった私達に出来ることはあるはずです。
ふるさとの房総丘陵の自然環境を守り、野生動物達の生息領域を
確保することは、引き続き行っていきたいと思います。
そして、私の体を健康に成長させてくれた地産地消の食べ物達の
存在は、かけがえのないものです。
特産の食べ物たちの貴重な存在を守り、全国へその存在を発信し
ていく事の大切さも伝えていきたいと思います。
昨今急速に「エコブーム」となり、日々の生活の中で環境に対しての人々
の意識が高くなりました。
自分たちに出来ることはなにか?ひとりひとりが考えていくことは大切です。
人類が今までたどって来た道を振り返る時、様々な議論がなされています。
過去を見つめ直す中で学ぶ面は多々あり、少しでも軌道修正していくように
努力することは大切です。
これから先の地球の将来は、現在の積み重ねが作りあげていく
日々の中で構築されていきます。
しかし、過去の事実を非難するだけでは何も始まりません。
しっかりと地に足をつけて現在を生きる中で、新たな道を模索し、
英知を結集させて取り組み続けていくことが、21世紀に大人と
なった私達世代の責務だと感じています。
あそうあきこ
|