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東京は初夏の気候で暑いくらいでした。
みなさんはいかがお過ごしですか?
タンポポの綿毛が風に乗って旅する季節ですね。
タンポポを見ていたらふいに思い出した言葉
「無為にして化す(老子)」。
なかなか難しいことですが、その人が持つ徳の力で
人を感化させて教育し、それが自然に身についていく。
教育の理想ですね。
ちょうど下校途中の子どもたちが通りかかりました。
どんな場所でも根づき、ちゃんと花を咲かせていのちを
次世代へつないでいくタンポポ。
毎年出会うたびに色々と思いを馳せずにはいられません。
本日も予算特別委員会の報告の続きを述べます。
「児童虐待問題」について連載します。
児童虐待問題について毎日のように報道される耳を疑いたくなるほどの子供に対する悲しい虐待のニュースに胸を痛める日々が続いている。
2008年度の全国の児童相談所が対応した児童虐待件数は過去最多の4万2664件を記録している。
2009年に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、335件である。
2004年に児童虐待防止法が成立し改正され、制度も強化されてきたが、全国の児童相談所の相談件数は増え続けているのが現状である。これは本当に大変なことである!
色々な角度から考えていかなければならない課題である。
それらについて質問していきたいと思う。
都政新報に、 墨田区 において2月9日に開催された「緊急虐待防止講演会」の記事が載っていた。講演会には、約一ヶ月前に江戸川区で区立小学校一年生の男子児童が継父と実母から受けた暴力が原因で亡くなったことにより、参加者が急増したとあった。
そこで質問だが、現在、墨田区内における虐待の報告件数はいくつか?
また、虐待問題に携わっている職員についてうかがいたい。
※虐待報告件数は217件。前年は107件。
今年度110件(重複の件数も含む)
(この調査は平成21年4月〜平成22年2月にかけて
のもので、前年からの報告を引きつぐ)
墨田区には現在、保健師が1名、虐待ワーカー3名。
センターへの電話での相談件数、直接訪れて相談した件数、通報も
含めた状況はどうか?
※電話:81件。来所:38件。通報:65件。
2009年4月施行の改正児童福祉法によると、保健師や助産師が
乳児のいる全家庭を訪問し、問題があれば養育支援の訪問をする
よう市町村に努力義務を課した。
2009年度の市町村体制は「乳幼児訪問実施」は84パーセント、
「養育支援訪問」は55パーセントとなっている。
全国の児童福祉司は約2400人。この10年間で児童福祉司の人員
は倍増しているが約4倍と膨れ上がった相談件数に追いつかない状
況にある。そのことを認識し解決策を導き出していかなければならない。
児童虐待防止法には「虐待の疑いがある」程度でも、気づいた人は児童
相談所に通報するように義務付けている。
墨田区の「乳幼児と養育支援訪問」の実施状況はどうなっているのか?
※乳幼児支援は行われているが、養育支援訪問においては
行われていないのが現状である。早急に取り組む課題である。
実際表面に出てこない子どもの虐待数はもっと多いと思われる。
現在、看護師とソーシャルワーカーを兼ね備えた専門人材として、
墨田区において、保健師と虐待ワーカーが現場で懸命に努力さ
れていることと思う。今後、虐待問題に対する専門人材を増や
す方向で考えているのか。増やす方向で検討していただきたい。
「緊急虐待防止講演会」の参加者の反響と今まで 墨田区 の子育て
支援センターで行なってきた「虐待に対する啓発活動」について
教えていただきたい。悲しい事件を未然に防ぐためにも急務だと思う。
保健所に十分な予算をつぎ込み、虐待やネグレクトの状態を予防できる
「健康な家族関係」を作る手助けをしていくことが大切ではないか。
※墨田区においては、ポスターの掲示、一般対象に区民に向けて
の講演会を行なうこと、すみだまつりにおいてオレンジリボンキャン
ペーン(児童虐待防止)やパネル展示も行なっている。
引き続き「区民に向けた虐待防止への啓発活動」を引き続き、
行なっていただくことを要請する。
平成20年度4月施行の改正児童虐待法で、家裁の許可を
得れば、家庭への「強制立ち入り」が可能になった。
しかし、実績としては全国で2件しかない。
それも、自宅アパートから異臭が漂っていたので立ち入りが行な
われたケースである。そのような深刻な状況になる前に救う手立
てを考えなくてはならないと思う。
連続する虐待事件においても、近隣住民の声が届かなかったとい
う悲しい現状がある。学校では気づかない面を地域社会の中でも、
子どもの変化を感じとって対処していくことが求められている。
地域住民の意識の啓発を高めていく必要がある。
行政としても「悲しい事件を未然に防ぐ手立て」を、積極的に
考えていく必要性がある。
教育費、産業観光費のところでも質問したが、いじめや虐待問題
に対し、学校、地域社会、行政が連携プレーで、問題を解決の
方向に導いていくことが緊急課題である。
子ども虐待の定義身体的暴力・心理的暴力・精神的暴力・ネグレクト(放置、養育の放棄など)・こどもをDV(家庭内暴力)にさらすことが、2004年改定児童虐待防止法より加わる。
・2006年8月22日朝日新聞 厚生労働省
乳児虐待防止を目的とした「こんにちは赤ちゃん」事業
・2007年4月より地域の人材から登用した
「訪問スタッフ」が生後4ヶ月までの乳児がいる
全ての家庭を訪れて家庭をサポートする事業
・2008年より児童福祉法に組み入れられ、継続して
支援が必要な家庭に「子育て支援家庭訪問」
予算特別委員会の報告は続く・・・・・
あそう あきこ
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