本日は決算特別委員会において、私が質問した“商業活性化支援事業”
について述べます。
イキイキとした地域商店街を創る
「商業活性化支援事業」についてうかがいます。
最初に「商店の後継者対策と商店街活性化策」についてお聞きします。
地域経済を支えている原動力は、何かと問えば、
それは「地域商店街の活性」に他ならないのではないでしょうか。
数々の振興策を打ち出し、積極的に活性化に取り組む姿勢は、
大変高く評価できます。
私自身、この墨田区は他区に比べて、歴史と伝統に裏打ちされた
商店街が存在し、誇りに思っています。
しかし、写真集『墨田区の100年』に掲載されてある昔の写真を
見ると現状はどこかもどかしく感じるのが実感です。
少し前に上映されていた映画「オールウェイズ 三丁目の夕日」
は大ヒットしました。
昭和30年代の高度成長時代。
貧しいながらも、夢があったわが国の姿が、映画から読み取れます。
私自身も、母から祖母から聞いた世界ですが、なぜか昨日のように
感じられます。
それはなぜかと考えたときに、
ここ墨田区には「下町のあたたかい風情が人情」が残っているから
だと思います。
どんなに、経済効率性を重視しても、それだけでは決して図れない
魅力が存在しているからではないでしょうか。
ある商店街の商店のおかみさんと、私はこの夏に会話をしました。
その内容は、お店の後継者がいないということです。
決して、経営的には行きづまっていないのですが、
「若い者は跡を継ぎたがらない」というのです。
確かに、職業選択の自由があるので、無理やり押しつけるのはよく
ありませんが、後継者対策は一企業なり、一商店街の問題だけでは
ありません。
地域の地場産業が、継続していくかどうかという問題まで、含んで
いることを忘れてはならないことだと思います。
すでに、「産学官民」の連携を重視し、取り組んでいる墨田区ゆえ、
あらゆる方法が考えられていることと存じますが、今後「後継者対
策と商店街活性化策」への取り組み姿勢について、新たなる決意を
お聞かせください。
商店街とは
商いの原点・対面販売 / 消費者の相談所 / 防犯対策
「新・元気を出せ商店街事業」についてお伺いしたいと思います。
昨今、人間関係の希薄化が問題となっています。
核家族化が進み、共働きの家庭が増え、以前のように、顔と顔を
見知った商店で買い物をする機会が少なくなりました。
そもそも、なぜ''商店街''が大切なのか。
それは、不特定多数のコミュニケーションが、最初に行なわれたのは
「個人商店」からではなかったからではないでしょうか。
売り手と買い手、つまり「商店」と「消費者」です。
ここでは「対面販売を基調とした顔が見える商いの原点」があったと
思います。
昨今のただ単なる坪効率を追及する店舗の姿ではなく、お互いに
顔が見える、声をかけあえる、そこには下町特有の人情が存在する、
これが''商店街''であります。
例えば、防犯対策、色々な対処法はあると思いますが、
その中で''商店街''が果たす役割は多大であると思われます。
''商店街''が顔の見える存在であり、消費者が信頼の置くに足り得る
と感じたときに、一方通行ではなく、双方向の関係になるからです。
そして''商店街''そのものが「消費者の相談所の役割の存在」
になるからです。
私はこの夏に''商店街''の個人商店の「スイカ割り」にも参加いたしました。
スイカという夏の風物詩が、私の心を捉え、子どもたちはもちろんのこと、
店の人も私も童心に帰り、スイカ割りのイベントに参加しました。
そこにある種の一体感が生まれました。
消費者参加の行動はこんな素朴なことから始まるのではないでしょうか。
''商店街''は「信頼関係で結ばれた場所」です。
各商店街が、各商店街なりの各個人商店が各個人商店なりの、お互いの
アイデアを出し合い、消費者参加のイベントを日常繰り広げていける姿
が、「急がば廻れ」ではないですが、近道になると思います。
大きなイベントではなく、小さなイベントから始まる町おこしが大切な
ことではないでしょうか。
私はここにもNPOの存在を加えて、「商店街・NPO・消費者の3者の関係」
を支援していくという行政の姿が、より一層力強く行なわれることを期待
してやみません。
これからわが国は、NPOが社会貢献の新たな担い手になってくると思います。
その中で墨田区では団塊の世代が、定年退職を迎えて地域に戻ってきます。
「商店街支援策とNPO支援策と防犯対策との関連」により、団塊の世代の
活動を期待して、行政側のアプローチについてのお考えをお聞きしたい。
個の充実
「個だわりすみだ発掘隊」支援事業は高く評価できます。
墨田区商店街連合会のHP【ほっとネットすみだ】はすばらしいものです。
このHPの中に「個だわりすみだ発掘隊」はあります。
「区民の投票等によりこだわりの店を発掘しPRを実施する」
という戦略が成功していて、大変評価できるものだと思います。
「地域のお店の情報を詳しく入手することができ、発掘隊のコメントは
率直でとてもイキイと書かれていて、お店の情報や店主の方の人柄、
仕事に対する熱意などもよく伝わってくるので、見るだけでも楽しめるHP」
だと思います。
このHPの存在を知らない区民の方が大勢いらっしゃると思います。
広報などで、このHPの存在をPRしていくことを継続して行っていただきたい。
熱き商業魂を育成せよ
「フロンティア人材育成支援事業費」
[フロンティアすみだ塾(後継者育成塾)]開設経費
について伺いたいと思います。
平成16年に事業が開始されて以来、
「次代を担う後継者・若手企業人を対象とした私塾形式のビジネススクール」
ということですので、将来の墨田をせおってたつ、優秀な人材が育成されて
きたことと存じます。
[フロンティアすみだ塾(後継者育成塾)]において、この事業を行なった
ことによる波及効果、実行効果はどうなっているのか、修了生のその後に
ついて伺いたいと思います。
あそう あきこ
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