現在の我が国を取り巻く情勢は、大変厳しいものがある。墨田区では家族やわずかな
従業員で成り立っている零細企業が数多く存在し、何とか力を合わせて、この不況を
しのいでいるのが実状であり、家族ゆえ給与も払ってもらえない。それでも文句を言え
ずに耐えしのぎ続けている。日本の企業構造は、製造業の例をあげるまでもなく、大企
業から中小零細企業へとつながっていく。そして、元請け、下請け、孫請けというよう
に流れていく。大企業や元請けが苦凶に陥っている状況なのであり、いわば水道の蛇口
は止められたままである。
【商工業融資事業費】
「商工業融資事業」は拡充がなされ、この不況に対して墨田区も本腰をいれている
姿勢は評価できるが、本当に必要な金額だけ手当てできているか、と言えば疑問と
言わざるを得ない。金融機関の貸し渋りの中で、担保力もない。金融機関もそっぽ
を向いてしまう企業に対して、ただ単に市場原理の法則だけにまかせていいのか。
よい技術を持っていても、それを発揮する場がなければ、その会社は消滅してしまう。
金融資金手当をキチンとしなければ、俗に言う「晴天の時には傘をさしてドシャブリ
の時には傘を取り上げる」と言った、現行の金融機関のあり方では、健全な企業さえ
ままならないのが現状である。
本区だけの力では、難しい問題があるのは充分わかるが、本区からより一層の力を差
し伸べる方向性を示していただきたいと思う。所感を伺いたい。
【地域資源活用プロジェクト推進事業費 】
【新商品、新技術、開発支援事業費】
【区内生産品等販路拡張補助事業費】
地域の行政の枠を超えて、他区との連携を図ることは、大変意義深いものと思う。
そして、新事実を開発するに当たり、どうしても、人、物、金の資源のうち助成金は
大変ありがたいシステムである。
それらの限度額等、様々な条件がある中で、現状どのような成果があがっているのか、
申請先からみた成果がデータ的にあがっていれば伺いたい。
【空き店舗を活用した回遊拠点設置事業費】
【3M運動推進PR経費】
商店街の新規事業「空き店舗を活用した回遊拠点設置事業費」について質問する。
どうしても、後継者の問題や時代の流れの中で、空き店舗が増えていくのは、やむを
得ない問題であるが、私はここで今までの価値観を変換する必要性を強く感じる。
例えば、定年退職者の方々の受け皿となること、産学官民の一つとして、学生企業家
に挑戦してもらうことなどがあげられる。
〜新発田市視察「まちの駅内展示物」〜
様々な知識や経験や豊かな感性を持った多くの方々の力を貸していただくことは、地域
活性化に大きく寄与し、夢あふれる事業に発展していくものと考える。全く違う業種や
時代に合致した業態ならば、成り立つものは数多いはずである。
それを生み出し取り組んでいくのは、他ならない区民であるが、それを後押しして実現
の方向に持っていく手伝いをすることこそが、行政の役目であると思う。所感を伺いたい。
☆町ぐるみでの子育て支援体制〜赤ちゃんのオムツ替えスペース確保〜
私は 議員となってから、“やさしいまち墨田区”の実現のためにできることとは何かと
考え、「町ぐるみで子育ての支援体制の仕組み」を「地域ぐるみのまちづくり推進」と
重ねて行なうことができないものだろうかと、考え続けてきた。
産業都市委員会や一般質問でも取り上げてきたが、墨田区が観光街づくりを打ち出すの
ならば、子育て世代の方々から要望が多かった「赤ちゃんのオムツ替えスペースを貸して
もらえる場所」を「ステッカー掲示制」にすることを要望する。
「ステッカー掲示制」を、商店街の空き店舗に活用したり、新タワーの施設等も参加する
ことができる仕組みを作っていく。 オムツを替えながら、出会う人々の間で会話が生まれ、
顔と顔が見知った仲になり気心が知れれば、子供達の防犯上でも必ず役立つはずである。
小さな積み重ねこそが、やさしい地域を生み出し、地域ぐるみの子育てにもつながっていく。
それこそ、区が目指している“やさしいまち墨田区”になるのではないかと思う。
☆NPOと高齢者の活躍を支援〜休み処を管理する人材〜
また、「休み処を管理する人材」の問題について述べる。
産業都市委員会の視察で訪れた新潟県新発田市では、「歩く旅のまちづくり」施策を
打ち出し、商店街空き店舗を活用したお休みどころ、観光案内所、地場産業の販売の
機能を果たし、観光資源を展示していた。
そして、観光ボランティアガイドの方、観光客をもてなしてくださる方など、それぞれ
が使命を持ってイキイキと働き、学校帰りの子供達ともコミュニケーションをとってお
られたのが大変印象的だった。
墨田区でも、「未来を担う子供達の育成に携わっていきたい」という情熱とやる気に満
ち溢れた、素晴らしい先達者である区民の方々の声をよく耳にする。
これから先は、NPOの存在が墨田区においても不可欠なものになってくると思う。様々
な活動をしていただく中で、高齢者の方々にイキイキと暮らしていただくことは、区財
政にとってもプラスになり、健康増進にもつながっていく。
区民は区の仕事をちゃんと見ている。区民の心をしっかりと受けとめ、区民の夢実現の
お手伝いをさせていただくという奉仕の心こそ、行政に求められているものだと思う。
その点についても所感を伺いたい。
☆子供連れでも楽しめるまち!
☆高齢者がイキイキと暮らしていけるまち!
「3M運動推進」のガイドマップ内にも、「オムツ替えスペースや授乳室」表示を盛り込ん
で作成していただきたい。また、「子育て支援を盛り込んだまちづくりマップやガイドブ
ックの作成」を要望するが、その点はいかがか?
〜「3M運動推進」ガイドマップ〜
私はどうしたら人々が「墨田区のまちあるき」を楽しんでいただけるのか、墨田区を一度
訪れただけで終わりにするのではなく、リピーターとなって墨田区をお気に入りの場所と
して、再び訪問していただくためにはどうしたらよいのか考え続けてきた。
私の経験上から、「人は満足したサービスを受けることができ、快適に過ごすことができ
れば再び訪れたい」という気持ちが生まれることに気づかされた。
錦糸町周辺には赤ん坊用の大型専門店等が多いこともあり、他地域から各店舗を目当てに
訪れる親子連れが目立つ。他の区や県外からの親子連れが、墨田区内を散歩して楽しむこ
とができるようなまちを作っていかなければならない。
そのためには“やさしいまち墨田区”の仕組みが周知され浸透することが、もっとも大切
なことである。そのような仕組みが広がれば、自然とその方たちがリピーターとなって、
【子育て世代にとって快適なまち】との口コミが広がり、子供が育つ中で、その子供の年齢
に合わせた区内の観光スポットにも、積極的に訪れるようになっていくという効果も期待で
きる。そのことは、長期にわたって区自体にとってメリットが大きくなっていくことである。
「国際観光都市」として、墨田区を世界に発信していく決意が本気であるのならば、行政
サービスとして、出来うる限りのことをほどこしていただきたい。
「子供連れでも楽しめるまち」であり、「高齢者がイキイキと暮らしていけるまち」とい
う口コミが広がっていけば、必ずや墨田区は、全国から、世界から、有望な人材が集まる
吸引力を生み出すまちとして変貌を遂げるはずである。
私はそのようなまちを作って行きたいと考えている。
これからも、行政として「全ての世代の方々が快適に住めるまち」の構築に、全力で携わっ
ていただきたいと思うが、区の見解を伺いたい。
あそう あきこ
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