2010年2月9日(火)生きがい講座「バレエに学ぶコミュニケーション講座」が開催され、私も見学し参加させていただきましたのでご報告いたします。
会場は墨田区役所の会議室で、対象は団塊の世代の方、おおむね55歳以上の方々でした。
笑いの絶えない和やかなムードの中で、NPO法人てーねん・どすこい倶楽部の企画・運営
のもと開催されました。
美しいクラッシックバレエの動きを活かし、自分の思いを相手に届ける!
自分の気持ちを伝える表現方法をクラシックバレエダンサー 野原秀樹先生(講師)と
クラシックバレエダンサー 渥美えりか先生から学ばせていただきました。
今回、バレエ「白鳥の湖」の振り付けを通じて、相手に自分の思いを伝えることの難しさを
実感しました。
王子様になりきった男性たちは「私はあなたを愛しています。私はあなたと結婚を誓います」
と言いながら、白鳥のお姫様役の女性たちに求婚するパントマイムを行ないました。
お姫様は王子様の求婚にOKだったら、白鳥として王子様のもとに飛んでいくというものでした。
王子様たちは自分の思いを届けるために悪戦苦闘していました。白鳥のお姫様たちは厳しい
採点をしたので、なかなか王子様のもとに飛んできてはくれません。
王子様たちは「若さがほしい」「恥ずかしさを捨てることが難しい」と大胆に表現することの
難しさを口々に述べていました。
白鳥のお姫様が選んだ王子様の成功の秘訣として「王子様の顔がいつもニコニコしていた」
「思いを伝えているパントマイムと同時に王子様の表情がよかった。特に目がとても優しかった
のが印象的だった」ことがあげられました。
ここから「相手の目を見て伝えること」「大胆に表現することの大切さ」を学びました。
その後、ワンワードゲームを行ないました。
参加者全員で連想した言葉を関連性のある文章にして、ストーリーを作り上げて行くという
ゲームを行ない、私も参加してまいりました。
テーマ「関場さんの休日」。
ストーリーの主人公である関場さんの趣味は発明、好きな食べ物はブリの照り焼き、
行ってみたい国はロシアという設定でした。
関場さんは以前も私のブログに登場していただいた墨田区で活動されている発明家です。
みんなでストーリーを考えていったのですが、ちゃんと前の人の言った言葉を覚えていないと、
全く話がつながらなくなり意味不明な文になってしまいます。
実際にできたゲームのストーリーは、奇妙きてれつなものになりました。
簡単にストーリーを説明すると・・・、
主人公の関場さんはロシアに行くために家を出たと思ったら、薬を飲みに家に戻り、急にブリを
食べたくなったのでロシアではなく海に行ったと思ったら、急に近所のおばさんが登場してブリを
買いに魚屋に行くことになり、ロシアでトロイカを歌おうと思って歌を習いに行こうと思ったけど、
やはり散歩をして家に帰ろうということになって、急に友達の家に行くと思い立ったと思ったら、
急に眠くなったので、夢を見ながら家で発明の構想を練ってひともうけと思ったところ、急に歌を
歌って、関場さんの休日は終わりとなりました。
関場さんは色々なところに行くために出かけてはみるものの、急にもとの場所に帰ってきたり、
目まぐるしい様子が伝わってきます。
つじつまが合わないストーリーとなっていることがわかると思います。
ここから「人の話を聞く姿勢でいないと、相手の思いが理解できずに意思の疎通が困難になること」「色々な人の意見を尊重しながらも、自分の意見を述べていくことの難しさ」に気づかされました。
「バレエに学ぶコミュニケーション講座」を通じて学んだこと
言語以外の全て、目線、声の高さ、ボディランゲージなどが相手に伝わって、
その人の印象をつくりあげます。
人と人が出会い、自分の思いを相手に伝えるために表現力と伝達力が必要不可欠です。
今回の生きがい講座において「しなやかなバレエの動きは脳内活性化でストレス発散
できること」「認知症の予防にも適している」ことを知りました。
バレエで培うことができる豊かな表現力はどの分野においても役立つものです。
「楽しみながらゲーム感覚で表現力を学べる」という点は大変素晴らしいものだなと
思いました。
野原秀樹先生(クラシックバレエダンサー・株式会社 MANY ABILITIES代表取締役)
18歳でジャズダンスを始め、19歳で上京、バレエを始める。
日本バレエ協会公演「アンナ・カレーニナ」・「ジゼル」などに出演する。
ヤングバレエフェスティバル「卒業舞踏会」などに出演する 。
松山バレエ団「白鳥の湖」・「くるみ割り人形」などに出演する。
各種公演、多数バレエ教室発表会など、出演・振付・指導などをする。
1989年全国埼玉舞踊コンクール・舞踊協会賞。
1992年5月六本木にて自身の構成・演出・振付にて第1回自主公演を行なう。
1992年10月〜11月イギリス、ロンドンにて短期研修。
1993年7月イタリアオペラ「ボローニャ歌劇団」日本公演に於いて「アドリアーナ・ルグヴルール」
のバレエシーンに於いてメリクリウス役でソロを踊る。
TBSテレビ「青春!!島田学校」 にレギュラー出演するなど多数テレビ出演あり。
1994年4月〜現在 各種公演、発表会、イベント等に於いて振付、出演、プロデュースを行い、
バレエだけに限らずアート、エンターティメントが身近になる活動に取り組んでいる。
また、演劇やバレエなどのエッセンスを活用した新しい企業向けセミナー「ドラマチック
コミュニケーション」を企画・展開中。
更には、老人ホームなどの施設でボランテイア公演活動も展開している。
お知らせです!
野原秀樹先生がTV出演されます。
3月7日(日)午後9時放送 フジテレビ番組「エチカの鏡」(8チャンネル)です。
ぜひご覧下さい!
あそう あきこ
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