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ブログを開設してから、区政報告のほかに私が日々感動したことや文学や
その他色々とつれづれに書いてまいりました。
いつも私は、その時の自分の心に響くものをご紹介させていただいています。
皆様からお便りをいただきました。
私がご紹介した詩、短歌、俳句などについてのご感想も色々といただきました。
オススメのものやお気に入りの詩、ステキなお言葉をいただきました。
本当にありがとうございます。
皆様からいただいたお便りから一部をご紹介させていただきます
☆「学校の授業の時にはあまり好きではなかったけど、ブログで紹介していた詩を読んでから、詩に対しての見方が変わりました。詩に興味を抱くようになり、色々と図書館で探しています。また教えてくださいね」
☆「日本語って奥深いなって改めて感じました。私も茨木のり子さんの詩が好きです。読むたびに勇気がわいてくる気がするからです」
☆「言葉って凄いですね。心動かされます。素敵な言葉を糧に頑張ろうと思います」
今夜の私の心に沁みてきた詩です!
「砂漠の樹」 高崎乃里子
砂漠の中に立つ
大きな一本の樹の話を聞いた
それは蜃気楼ではなく
それは希望そのもの
その樹は
砂嵐で埋った
井戸のそばに立っているという
乾いて飢えてゆく大地の下で
冷たい水が
今も こんこんと湧いているのだろう
それを思うと心が潤う
明るすぎる都会の夜
コンクリートに囲まれて
喉と心が乾いていく時
その樹の姿を思い描く
わたしは
素足の幼い少女のように
体ひとつになり
見知らぬ
砂漠に立つ
大きな樹の太い幹に
耳をあてて
水の音を探る
疲れた時も
眠れない時も
裏切られた時も
灼熱の砂漠の中で
大きな一本の樹が
空に向って立っている
◎出典:『輝け!いのちの詩』水内喜久雄編著(小学館)〔本書のための書き下ろし〕
ふと私の耳にも「水の音」が聞こえてきます・・・。
砂漠の中でそびえている一本の樹の存在に思い馳せる秋の夜。
「乾いて飢えてゆく大地の下で冷たい水が今もこんこんと湧いているのだろう」
この樹のことを想像するだけで、明日も頑張れるような気がします。
あそう あきこ
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