「新 緑」 川崎 洋
前頭葉は
脳の中で最も広い面積を占め
生きようという意欲
人間としての一番基本的なエネルギーを
受け持っている
この部位は
生涯発達を続けしかも
未完成のまま終わるという
この季節
樹や花や草ばかりでなく
あなたの脳に
新芽が芽吹きつつある
◎出典:『輝け!いのちの詩』
水内喜久雄編著(小学館)
生きる中で〜凡夫の自覚〜
人生とは、甘美であり同時に厳しいものである。
私達は生きる中で、様々な束縛を受ける。
自分自身の心に芽生える想いの中にも、自分で創り上げた規範、
こういう自分で在りたいと願う気持ちが存在している。
区議として活動する中で、多くの区民の方と出会うことができ、
話を聞くたびに、その願いを100パーセント叶えてあげたいと思う。
しかしながら、色々な場面において様々な形で無力感に苛まれ、
現実とのギャップに悩まされ続ける。
毎日の生活の中で、気づかされるステキな出会いや想いに感謝しつつも、
心ない一言に敏感に反応してしまう弱い私。
「目くじらを立てても仕方ないんだ」と、頭では理解しているつもりでも、
一喜一憂してしまうことに、情けなさを覚える時もある。
いつも平静を装いたいと願いながら、いつも悟ることができなくて、表情に
出て指摘されることが度々・・・。
そんな時、自分のことを未熟だと痛切に感じる。
そして、自分のことを「凡夫だなぁ」と自覚し、少しだけ気が楽になる。
人間の力でできることは限られている。
しかし、そこで意気消沈し、行動することを決してやめてはならない。
活路が開ける
編著の水内喜久雄氏が、川崎洋さんの詩の中にある【「生涯発達を続け」という
言葉に励まされた】、【毎日、自分に「あなたの脳に新芽が芽吹きつつある」
と考えるだけで、自分がいとおしくなってくる】と述べられているように、私
もその言葉に感動をおぼえた。
躊躇する心を前へと押し出し、勇気を与え続けてくれる川崎洋さんの詩。
少しずつ自分が進んでいることに、ハッと気づかされる時、同時に心も満たさ
れているのかもしれない。
「願いを届けるために全力を尽くすこと」
「苦しみを乗り越えるべく行動にうつすこと」
「主義主張を継続して訴えていくこと」
区議になってからの一年を通じて、心底実感したことである。
多くのことを学ばせていただくことができ、私の人生において、
大変濃密な時間を過ごすことができたことに、心から感謝している。
あそう あきこ
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