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薫風がそよぐたびに、シャラランという音が聞こえてきそうな
コデマリの花。可憐で小さな花がたくさん寄り添いながら懸命に
咲き誇っている姿を、毎年見つけるたびに嬉しくなります。
そして、色々と考えさせられます。
人はひとりでは生きられません。
必ず気づかないほどのさりげなさで、誰かに支えられて生きています。
いまこの瞬間にも、「凍りついた瞳」の子どもが苦しんでいる。
その事実をしっかりと認識し、少しでも解決の方向へ手を差し伸べること、冷えきった子どもたちの心をあたため癒すことを、私たち一人ひとりが考え、行動にうつしていくことが必要ではないでしょうか。
◎過去ブログ「変化を恐れずに進む〜導く光〜」
【書庫:皆さんのご意見紹介より】
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この記事では、コデマリの写真と皆さんからのお便りを掲載しました。
コデマリが奏でる風に思い乗せ自転車走る木漏れ日の街 晶子
虐待の問題は各家庭の内部に踏み込んだ大変難しい話であり、
今までタブー視されてきた面があると思う。
虐待に対する「学校現場などの理解が不十分である」という
指摘がある。都政新報によると、虐待の確証がなくても児童相談所へ通告ができることを知らなかった教師が、小学校で35.5パーセント、中学校で39.5パーセントもいるという事実がある。
現在、墨田区の学校現場においては認識は十分なのか伺いたい。
教師の更なる理解の促進に努めていただくと共に教職員の研修、
保護者を対象とした講演会やシンポジウムの開催をしていってもら
いたいと思うが、その点についてはいかがか。
都政新報によると、2010年の23区の状況の例をあげると、
江東区は就学前児童の保護者を対象にした保健師などの訪問支援
事業を小学生までの保護者に拡大し、虐待防止に役立てるとしている。
また、世田谷区は児童虐待に1億2千万余りを計上し、「児童虐待対
策支援チーム」による支援ネットワーク機能強化、産後ケアの充実を
掲げている。
世田谷区には、全国初の「産後ケアセンター」がある。
このセンターは、2008年に武蔵野大学との共同で開設した
出産後の母子の面倒を見るものである。
産後に育児不安や体調不良を訴える母親に対して、行政としてできる
限りの支援をしていきたいという思いから生まれたものである。
助産師や専門スタッフが24時間常住。出産から三ヶ月までの母子を
対象とした母体ケア、育児相談と指導、カウンセリングが受けられるシ
ョートステイ、デイケアがある。
この事業は都の子育てスタート支援事業を活用していて、利用者は一
部負担で施設を利用できる。初めての子供を育てる際の孤独に陥りが
ちな母親に対する配慮、児童虐待防止にも役立っているとのことだった。
何よりも、相談できない精神状態に置かれている方の早期発見が大切である。
虐待を未然に防ぐためにも、母親へのケアとして、出産前と出産後の段階から、母子保健の視点での育児不安に対する予防に力を入れていくことが大切である。
今後、墨田区の地域事情を考慮した「産後ケア体制の確立」が急務である。
「Frozen watchfulness (凍てついた凝視)」
ここでご紹介したい漫画『凍りついた瞳(め)』がある。
原作者/椎名篤子氏(ノンフィクションライター・「子ども虐待を考える会」)、漫画家/ささやななえ氏、当時(2003年)
YOU編集部/北畠輝幸編集長、多くの関係者の手によって生み出
された作品が『凍りついた瞳(め)』である。
本書には児童虐待の実情を統計や数値を豊富に盛り込まれている。こども虐待防止防止運動のきっかけを作り、児童福祉法に多大な影響を与え、社会に大反響を巻き起こした。
その後、『続 凍りついた瞳』、『新凍りついた瞳』が出版される。
「YOU」本誌に連載された当時、国会の関係議員が法改正に向けて一斉に動き出した頃である。
北畠氏は100部のコピー本を作り、NPO「児童虐待防止法の改正を求める全国ネットワーク」の手によって、関係議員に手渡された。『凍りついた瞳』は議員たちに読まれ、同法の立法に多大な影響を与えることとなる。
その中でも議員たちは「自立援助ホーム」に強く反応し、『凍りついた瞳』は、その実態を理解する促進となり、法律や予算に自立援助ホームを組み込む動きが加速していったのである。
18歳までを対象にした児童福祉法からはずれた19歳や20歳の少年少女の自立について対策が検討されることとなった。
〜参考文献〜
・『こども虐待ドキュメンタリー 凍りついた瞳』
ささやななえ/原作 椎名篤子 集英社(YOU特別編集)
・『こども虐待ドキュメンタリー 新 凍りついた瞳』 ささやななえ/原作 椎名篤子 集英社(YOU特別編集)
・『続・凍りついた瞳 被虐待児からの手紙』 ささやななえ/原作 椎名篤子 集英社(YOU特別編集)
・『凍りついた瞳が見つめるもの』
「こども虐待を考える会」主催 椎名篤子・編 集英社(YOU特別編集)
・『「愛されたい」を拒絶される子どもたち?虐待ケアへの挑戦』
椎名 篤子著 大和書房
予算特別委員会報告は続く・・・・・
あそう あきこ
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児童虐待/DV
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東京は初夏の気候で暑いくらいでした。
みなさんはいかがお過ごしですか?
タンポポの綿毛が風に乗って旅する季節ですね。
タンポポを見ていたらふいに思い出した言葉
「無為にして化す(老子)」。
なかなか難しいことですが、その人が持つ徳の力で
人を感化させて教育し、それが自然に身についていく。
教育の理想ですね。
ちょうど下校途中の子どもたちが通りかかりました。
どんな場所でも根づき、ちゃんと花を咲かせていのちを
次世代へつないでいくタンポポ。
毎年出会うたびに色々と思いを馳せずにはいられません。
本日も予算特別委員会の報告の続きを述べます。
「児童虐待問題」について連載します。
児童虐待問題について毎日のように報道される耳を疑いたくなるほどの子供に対する悲しい虐待のニュースに胸を痛める日々が続いている。
2008年度の全国の児童相談所が対応した児童虐待件数は過去最多の4万2664件を記録している。
2009年に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、335件である。
2004年に児童虐待防止法が成立し改正され、制度も強化されてきたが、全国の児童相談所の相談件数は増え続けているのが現状である。これは本当に大変なことである!
色々な角度から考えていかなければならない課題である。
それらについて質問していきたいと思う。
都政新報に、 墨田区 において2月9日に開催された「緊急虐待防止講演会」の記事が載っていた。講演会には、約一ヶ月前に江戸川区で区立小学校一年生の男子児童が継父と実母から受けた暴力が原因で亡くなったことにより、参加者が急増したとあった。
そこで質問だが、現在、墨田区内における虐待の報告件数はいくつか?
また、虐待問題に携わっている職員についてうかがいたい。
※虐待報告件数は217件。前年は107件。
今年度110件(重複の件数も含む)
(この調査は平成21年4月〜平成22年2月にかけて
のもので、前年からの報告を引きつぐ)
墨田区には現在、保健師が1名、虐待ワーカー3名。
センターへの電話での相談件数、直接訪れて相談した件数、通報も
含めた状況はどうか?
※電話:81件。来所:38件。通報:65件。
2009年4月施行の改正児童福祉法によると、保健師や助産師が
乳児のいる全家庭を訪問し、問題があれば養育支援の訪問をする
よう市町村に努力義務を課した。
2009年度の市町村体制は「乳幼児訪問実施」は84パーセント、
「養育支援訪問」は55パーセントとなっている。
全国の児童福祉司は約2400人。この10年間で児童福祉司の人員
は倍増しているが約4倍と膨れ上がった相談件数に追いつかない状
況にある。そのことを認識し解決策を導き出していかなければならない。
児童虐待防止法には「虐待の疑いがある」程度でも、気づいた人は児童
相談所に通報するように義務付けている。
墨田区の「乳幼児と養育支援訪問」の実施状況はどうなっているのか?
※乳幼児支援は行われているが、養育支援訪問においては
行われていないのが現状である。早急に取り組む課題である。
実際表面に出てこない子どもの虐待数はもっと多いと思われる。
現在、看護師とソーシャルワーカーを兼ね備えた専門人材として、
墨田区において、保健師と虐待ワーカーが現場で懸命に努力さ
れていることと思う。今後、虐待問題に対する専門人材を増や
す方向で考えているのか。増やす方向で検討していただきたい。
「緊急虐待防止講演会」の参加者の反響と今まで 墨田区 の子育て
支援センターで行なってきた「虐待に対する啓発活動」について
教えていただきたい。悲しい事件を未然に防ぐためにも急務だと思う。
保健所に十分な予算をつぎ込み、虐待やネグレクトの状態を予防できる
「健康な家族関係」を作る手助けをしていくことが大切ではないか。
※墨田区においては、ポスターの掲示、一般対象に区民に向けて
の講演会を行なうこと、すみだまつりにおいてオレンジリボンキャン
ペーン(児童虐待防止)やパネル展示も行なっている。
引き続き「区民に向けた虐待防止への啓発活動」を引き続き、
行なっていただくことを要請する。
平成20年度4月施行の改正児童虐待法で、家裁の許可を
得れば、家庭への「強制立ち入り」が可能になった。
しかし、実績としては全国で2件しかない。
それも、自宅アパートから異臭が漂っていたので立ち入りが行な
われたケースである。そのような深刻な状況になる前に救う手立
てを考えなくてはならないと思う。
連続する虐待事件においても、近隣住民の声が届かなかったとい
う悲しい現状がある。学校では気づかない面を地域社会の中でも、
子どもの変化を感じとって対処していくことが求められている。
地域住民の意識の啓発を高めていく必要がある。
行政としても「悲しい事件を未然に防ぐ手立て」を、積極的に
考えていく必要性がある。
教育費、産業観光費のところでも質問したが、いじめや虐待問題
に対し、学校、地域社会、行政が連携プレーで、問題を解決の
方向に導いていくことが緊急課題である。
子ども虐待の定義身体的暴力・心理的暴力・精神的暴力・ネグレクト(放置、養育の放棄など)・こどもをDV(家庭内暴力)にさらすことが、2004年改定児童虐待防止法より加わる。
・2006年8月22日朝日新聞 厚生労働省
乳児虐待防止を目的とした「こんにちは赤ちゃん」事業
・2007年4月より地域の人材から登用した
「訪問スタッフ」が生後4ヶ月までの乳児がいる
全ての家庭を訪れて家庭をサポートする事業
・2008年より児童福祉法に組み入れられ、継続して
支援が必要な家庭に「子育て支援家庭訪問」
予算特別委員会の報告は続く・・・・・
あそう あきこ
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