『こっちを向いてごらん』 宇佐美百合子著(主婦と生活社)
《以下はオビより引用》
こころを閉ざして
生きる意味のわからない
ひとりぼっちのキミたちへ。
苦悩する子どもたちに手をさしのべたい。
そう願ってやまないおとなたちにも、
ぜひ読んでもらいたい一冊です。
ここにふれあいの鍵があります。
本日は決算特別委員会において、私が質問した
“教育費 ”について述べます。
弱者デモクラシー
「教育費」についてうかがいます。
私の政治の原点は「弱者デモクラシー」です。
すべての方が、弱者になる立場になる可能性があることを自覚する
ことが大切だと思います。
窮地に立たされた時に、救済の手がさしのべられ、共に手を携えて
生きていくことができる社会にしていかなくてはなりません。
常に、相互扶助の精神で、世の中が成り立ち、生きていけるという
ことが最も大切なことなのではないでしょうか。
・「思いやりのある学校づくり経費」
・「野外体験活動事業費」
・「移動教室実施経費」
・「すみだセミナーハウス」
・「小学生の農山村生活体験事業費(都会生活体験を含む)」
に関連して、特に「不登校の問題」に焦点をあてて伺いたいと思います。
私の不登校についての認識は、祖父母からの話がきっかけです。
というのは、私の実家に、明治24年3月に、当時、学生であり、
文学者として後に有名になる''正岡子規''が立ち寄ったとの言い
伝えがあります。
これらのことは、『房総隠れ蓑紀行』などに、後に実を結びます。
私はこの話をよく祖父母から聞かされていました。
伝えによると、当時、子規は多少ノイローゼ気味で、不登校であっ
たとのことです。
さしずめ、「公認・第一号の不登校の生徒」といえるのではないか
と思います。
子規は、滝沢馬琴作の『南総里見八犬伝』に憧れて、房総半島に旅
したと書いてありますが、実のところ本当の理由は別のところにあ
りました。
それは、「現実からの逃避」です。
しかし、あの房総街道をテクテクと、一人旅ができたのは、
強じんな意志と体力があったからだと想像されます。
この旅で何かをつかみ取り、生き生きとした活力を取り戻した子規。
その後の文学における素晴らしい活躍は皆様もご存じのとおりです。
以上の話を、墨田区の不登校の生徒達にあてはめてみると、
生徒たちに必要な教育プランは「体験学習」ではないかと思います。
それも、衝撃的な体験が必要です。
それらの体験を通じて、役割を持って行動し、自分が必要とされている
ということを自覚することにより、自信をもたせることにもつながります。
また、自分以外にも苦しむものの存在を知ることも大切なことだと思います。
自分だけが大変だと思いこんでいるとそれから先には進みません。
自分自身の存在を知り、生きるとはどういうことなのか考えてもらいたい。
自立の意味を正しく理解し、心身を鍛え、自分以外の他者と共に生きること
を学んでいただきたい。
生活の中で、喜びをみつけ、自然ともたらされる、かけがえのないものの
存在に気づいてもらいたいのです。
今まで私が触れ合ってきた不登校の生徒は、様々な体験学習を通じて、
イキイキとした活力を取り戻し、自らの進むべき道を見つけ歩みだして
いきました。
よって、墨田区の子ども達においても、不登校の子ども達に限らず、現在
までに行なわれている多くの体験学習等を通じて、子ども達の心の成長に
役立っていることと存じます。
例えば、墨田区では都市と農村との交流において「区内の小学生に農山村
生活体験」を行ない、その交換として「農山村の生徒たちが都会体験」を
行なっています。
今までこれらの事業を行なってきたことに対する波及効果と実績を簡単に
報告していただき、所感をお聞きしたいと思います。
また、今後、小学校に英語教育が導入される方向性に進んでいる点から、
海外の学校と交流し、交換留学などの予定はあるのか伺いたいと思います。
追伸 ステップ学級の生徒たちとの交流
未来を創る
今秋に、現在、高校生になって頑張っているステップ学級の卒業生たち
と話す機会に恵まれました。
「絵を描くのが好き」「事務職にチャレンジしたい」
「英語を使って働きたい」「小説家になりたい」など・・・。
キラキラとした瞳で私に夢と希望を語ってくれました!
彼らは、自分の過去を振り返り、
「ステップ学級に在籍してよかった。たくさんの思い出ができ、
貴重な時間を過ごすことができた」
と言っていました。
ステップ学級の先生も誇らしげに、
「たくましく成長した素晴らしい生徒たちに感無量です!」
と語ってくれました。
卒業生の皆さんのお話を聞く中で、私もとても嬉しくなってきました。
共同作業を通じて培われるもの
― 地域全体で子ども達を見守り育てる ―
先日、私は「ステップ学級のクリスマス会」にも参加いたしました。
私もエプロン持参で、班に分かれ、生徒たちとボランティアの方々と共に、
「手打ちうどん」を打ちました。
ボランティアの方の懇切丁寧なご指導のもと、調理は進められました。
生徒の中には、慣れている生徒もいて、手際がよくて感心いたしました。
うどんを踏みながら、つい調子にのって踊ってしまいました・・・。
うどんを叩きつける作業もおもしろかったです。
うどんを打ち終った後、野菜と肉を入れて「けんちんうどん」を作りました。
コシがあるうどん、野菜のもつ甘みと旨みが存分に活かされた汁。
とても美味しくいただきました。
デザートには、カステラを使って生クリームやフルーツなどで
デコレーションしたすてきな「クリスマスケーキ」を制作しました!
うっかりデジカメを忘れてしまい、生徒の力作の作品を撮影
できなかったのが、とても残念です・・・。
みんなで作るのは楽しいですね。
大勢での調理実習は、とてもいい思い出になると思います。
その後、生徒のすばらしい手品を拝見しました。
タネがどこにあるのかわからないほど、とても上手でビックリしました。
また、ボランティアの方の教えてくださった「おもしろくて夢中になる
駒を動かすゲーム」を通じて、生徒達と親交を深め合いました。
ついつい、私は大人気なく本気になってしまう性質なので、久しぶりに
熱くなってしまいました・・・。
最初は警戒して、言葉数も少なかった生徒たちですが、徐々にですが
心を開いてくれました。例えば、ジャニーズ話などで盛り上がりました。
共同作業を通じて培われるものは「かけがえのないものだなぁ」と、
実感いたしました。
生徒たちを励まし、一緒になって取り組んでくださる、ボランティアの
方々のご協力には心から感謝いたします。
これからも、ステップ学級の生徒たちを、区民の皆様と共に見守って
いきたいと思います。
あそう あきこ
|