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指揮はオランダ吹奏楽界の巨匠ハインツ・フリーセン氏。ウインド・オーケストラへの顕著な業績により、オランダ国内外から数々の国際的な賞を受賞しており、ケルクラーデ国際吹奏楽コンクールでは、ワールド・ウインド・チャンピオン(国際吹奏楽最優秀賞)の栄冠を5度に渡って獲得した実績の持ち主です。大阪市音の常任を勤めたあと、最近ではオオサカンの指揮もあたっているようで、大阪好きなおじさんなのではと思っています。 その彼が率いるこれまたオランダの実力バンドである HARMONIEORKEST ST. MICHAEL THORN(トルン聖ミハエル吹奏楽団)のライブ録音です。 なかなか骨太い、しっかり練れたサウンドのバンドです。1曲目のラヴェルの「スペイン狂詩曲より、祭り」は色彩豊かで、厚いサウンド野暮ったくなくちゃんとスペインの風が感じられる仕上がり。コンクールでよく聴く曲で日本のバンドでは縦書きのスペインだったりしますが、安心感あるスペインでした。
2曲目は私と同じ年の日本では今や人気作曲家長生淳さんの「英雄の時代」。以前東京佼成ウインドオーケストラの演奏を同バンドの須川展也氏のソロのやつを聴きましたが、バンドの音の雄大さはこちらがあるように感じました。人数かもしれませんが音の厚みからして、残念ですがTKWOの「英雄の時代」には感じませんでした。ソリストは須川氏の方が上です、艶が違うなあ・・・、サックスは艶です。 3曲目はチャイコの「ロミオとジュリエット」序曲、これまたプロコのロミジュリが流行ってしまった日本では、なかなか演奏を聴くことができなくなりましたが、私はこっちのロミジュリが大好きです。このロマンティックな序曲は涙が出ます。十分ロマンティックな、いや過ぎたロマンティックさは厭らしさもありますが、弦には出ない響きで原曲とはまた違う観点で楽しませてくれています。アレンジはどの版だろうか?こういった情報もライナーノーツに乗っけてもらいたいものです。
みみずくと孔雀のライナーノーツの表紙が美しいCDです。
World Wind Music WWM 500.140 CONTEMPORARY & ROMANTIC HEROES 1. Feria, 4th Movement from "Rhapsodie Espagnole" Maurice Ravel 2. Die Heldenzeit ( 英雄の時代 ) 長生 淳 3. Romeo and Juliet Fantasy Overture Pyotr Ilyich Tchaikovsky Alto saxophone:Koen Maas(2) 指揮:Heinz Friesen 演奏:HARMONIEORKEST ST. MICHAEL THORN |

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