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僕には、いびつに閉じた傷口がある。 もう何年も前に負った傷。自分の不注意で負った傷。傷つけたことによる傷。 そして、今。 ケロイド状のそいつを自身の手でこじ開けて、もう一度縫合し直したい気持ちに襲われている。 今度こそ綺麗に閉じてくれることを願って。 跡形もなくなるように。もうこれ以上ひきつってしまわないように。 ・ しかし場合によっては、こじ開けた傷が文字通り致命傷となるかもしれない。 体液と血液がジュクジュクと溢れ滴り、僕の体力を急速に奪うかもしれない。 化膿して徐々に身体を蝕み、いずれ死に至るのかもしれない。 痛みを伴う治療に違いない。 塩を塗りこむようなヒリヒリ感を味わうに違いない。 ひょっとしたらこれは治療ですらなく、単なる自傷行為なのかもしれない。 でもその痛みこそ今の自分に必要なモノなのだと思う。欲しているモノなのだと思う。 そう信じるしかない。信じるだけだ。 ・ 自ら傷を開くことになるとして。
その時僕は、どのような風景を目にするのだろうか。 |

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