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雲三昧 −雲と空の記録と独り言−
雲好き高じて気象予報士(No.6926)に。7冊目の雲の本「雲の見本帳」発売中!HP:空と雲の殿堂にもお越しくださいね。

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今日は夕方から飛行機雲が目立つようになってきました。

飛行機雲が長く継続する(つまりずっと消えないでいるということです)日は、飛行機が通るたびに新しい筋が増えていきます。

当然、前からの飛行機雲は形を変えながら少しずつ広がっていくのですが、飛行機雲というのは長く継続して広がるときにいろいろな変化を見せてくれます。

1枚目は巻積雲へと変化していく飛行機雲で、どんどん広がっていきます。下の方はその前に通った飛行機による雲で、上の明るくはっきりとした方が新しい雲です。

2枚目は飛行機雲ができてから30分以上たった姿ですが、これを見て飛行機雲だと気がつく人はいないと思います。つまり飛行機雲は変化を追いかけて見ていないと判断ができないことが多いのです。

1枚目の写真を撮影していると、自転車で通りかかったひとが「地震雲ですよね」と聞いてきました。いきなりこの状態から見た人はこのような雲が何本も走っているのを見て「変な雲がある」と思うのでしょうが、この飛行機雲ができるところから見ている私には当然「飛行機雲」です。

説明してあげると「やはりそうでしたか。おかしいと思った」といって、納得していました。
このように、飛行機雲だけではなく、あらゆる雲はその一瞬を切り出すととんでもない姿を見せることがよくあります。雲も自然のひとつですがら、今見ているのは連続した変化の中のある瞬間の姿だととらえることが科学的な物の見方です。


ましてや、2枚目は雲を見慣れている私でも生成時から継続的に見てないと「飛行機雲」だと言えないくらい見事な変化をして、もう立派な巻雲です。このように「巻雲・巻層雲」と判断されている雲の多くが「飛行機雲由来」であることが最近の研究では明らかにされています。

飛行機雲はまさしく11番目の雲なのです。

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    おはようございます。
    ごぶさたしています。
    いつも読み逃げばかりですみません。

    美人は飛行機雲って、ずっと
    飛行機が通過したあとにできる雲だとばかり、思ってました。。
    自然な雲のひとつなのですね。

    豪雨をもたらす積乱雲をのぞいて
    雲の形状はあまり天変地異とは関連ないのでしょうか。
    地震雲ってあるのでしょうか。

    美人

    2009/8/17(月) 午前 4:07

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    つかさ美人さん、朝早いですね!

    >いつも読み逃げばかりですみません。

    いえいえ、こちらこそいつも読み逃げしています。
    さて、
    >飛行機が通過したあとにできる雲だとばかり、思ってました。。
    自然な雲のひとつなのですね。

    飛行機によってできるのが飛行機雲なのですが、そのあとどんどん発達していくと自然の雲と見分けがつかなくなって行くと言うことなんです。

    雲ができやすい大気の状態の時に、飛行機雲が「雲のできるきっかけ」になって、どんどん広がっていくんですね。

    そうすると、どこまでが「自然の雲」といえるかは難しいところです。人間の手が自然に与える影響が雲の場合にもあると言うことです。

    [ akinoko ]

    2009/8/17(月) 午前 10:09

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    とっても、とても不思議です!
    本当に自然て、不思議ですね。

    木星や金星の雲になるとまた様子が一変する・・・
    こうして、ひとつずつ、知るたびに
    わくわくが増え、子どものように上機嫌になります♪るるる〜〜

    丑三つ時に起きて仕事してるもので・・・早起きです。うふ。

    美人

    2009/8/17(月) 午前 10:42

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    >木星や金星の雲になるとまた様子が一変する・・・

    木星には岩石の陸地がないのでどこまでが雲で、どこまでが惑星なのが難しいですねぇ。金星は厚い雲できっと一年中曇なんでしょうが、まあ表面温度が450℃ですから、外に出て空を眺めると大変なことにはなりますね。

    でも想像するだけで楽しいです。宇宙は広い!
    私は、やっぱり土星の輪を近くで眺めたいです。

    [ akinoko ]

    2009/8/17(月) 午後 9:52

    返信する
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    こんにちは。
    お忙しい中、いつも丁寧にお返事を書いてくださり
    ありがとうございます。

    空から向こうの世界は本当に不思議ですね!
    たまに、ひも論のような量子世界の本を読んだり、
    あるいは、ハッブル撮影の深遠な写真を見たりして
    マクロとミクロに交互に触れながら
    難しいことはわかりませんが、
    心が洗われる瞬間を楽しんでいます。
    うふふ、そしてakinokoさんの写真集も、
    お気に入りのページを開いて、雲を追ったりします。

    土星はリングもすばらしいですが
    美人は衛星にも興味があります。いつかは土星のリングになって
    しまうであろう衛星たちの姿・・・ロマンチックです。

    美人

    2009/8/20(木) 午後 6:33

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    つかさ美人さん、
    いえ、忙しいと言いつつ、自分の都合で仕事ができるので全然大丈夫。気は焦っているのですが、締め切りに近くないとなかなかできないもので。

    さて、宇宙論は最終的に「哲学」見たいになって行くのがなんとなくおもしろいというか、不思議というか。ハッブルの写真なんか見ると、あれだけ系外星雲(銀河です)があれば、そこに誰かが住んでいて、何かをしているのが当然だと思いますよね。

    それを想像できなくなると「宇宙人なぞ存在しない」という夢のない学者になるわけで。(ちなみに宇宙人は存在します、たぶん。でもそれが、人と言える形状をしているかどうか、わざわざ地球にやってくるかどうかは別な話。ましてや地球人と話をするというのは一種の世間知らずというか、うぬぼれだと思っているのですが。)

    未知の世界は想像をふくらませてくれます。美人さんはどう思います?

    [ akinoko ]

    2009/8/21(金) 午後 4:00

    返信する
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    おはようございます♪

    同感です。
    科学と哲学は相反しないというのが美人の思うところです。
    科学をつきつめれば哲学が必要になる、
    哲学をつきつめれば科学が必要になる、
    だから、本来は相反するものではないのだと。

    この深遠な宇宙に我々だけだと考えるのは傲慢で、そして
    隣人がいないのは。。。淋しいです。
    いると確信しています。
    実証できるほど、人知が進んでいないと、そうとるべきですよね。

    こういうテーマ、とても好きです!
    あ、難解なことはいけません、想像をふくらませるのが
    好きなんです❤

    今日も一日お元気で♪

    美人

    2009/8/22(土) 午前 9:32

    返信する
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    つかさ美人さん
    そ、そ。想像を巡らすのがたのしいのですよね。子どもの頃は想像力が会ったなとよく思います。俗世間に慣れてしまってきています。

    宇宙の深淵を想像するほどに自分の存在の意味を考える。空をみると自分の小ささを感じ取れる。という感じですね。

    [ akinoko ]

    2009/8/22(土) 午前 10:58

    返信する

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