同人小説、涼宮ハルヒ

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プロローグ

 「・・・ン・・・なさいよ・・・」
頭の奥底で誰かが呼んでいるような声がした。
「ちょ・・・っキョ・・・起きな・いよ」
声は次第に大きくなる。
「キョン!起きなさいってば!」
聞きなれた声になった。
この声は間違いなく涼宮ハルヒで、俺が強制的に入部させられた奇妙奇天烈な団、「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団(通称SOS団)」の団長様だ。
まったく。夢の中にまで出てくるなよな。今はもう夏休みなんだから少しはゆっくり寝かせてくれってんだ。大体俺は最近、夏風邪を引いていてピンチな状況にあるんだ。さっさと治して夏休みを堪能するつもりでいるんだからほっといてくれ。
それでもハルヒの騒音は続く。
何で俺ばっかりこんなことするんだ?どうせなら古泉とか長門にやってくれ。
多分古泉は笑っているだけだろうし長門は微動だにしないはずだ。第一、あいつらはちゃんと睡眠を取ってるか疑問だがな。
「いい加減にしなさい!」
 そこで目が覚めた。
今が何時かを確かめる為に枕もとの時計を探す。寝ぼけた頭でアナログ゙時計の針をみた。午前3時05分。チクショウ。ハルヒのやろう。何でこんな早くに起こしやがるんだ?俺の夢の中なんだからもう少しおとなしくしててくれよ。何でお前はそう俺に迷惑をかけるんだ?
そして二度寝をしようと寝返りをうつと、そこには、俺のベッドにもたれかかり、天使のような寝顔で眠る朝比奈さんの姿があった。
あぁ。朝比奈さんまで俺の夢に出てきてくれたんですか?なんとも光栄な事です。
俺は夢の中で小動物のように寝息を立てて眠る朝比奈さんのほっぺたにキスをして二度寝に入った。
そしてその瞬間
「うごはっ!」
俺の水月に強烈な一撃が入った。さすがにこれは痛い。
「何しやがる!」
飛び起きるとそこには眉間にしわを寄せ血管をぴくぴくと浮かべながら誰がどう見たって怒ってるハルヒと、その後ろで笑っているだけの古泉と、やはり微動だにしない長門の姿があった。そしてハルヒの隣、俺の枕元の近くでは、やはり寝息を立てて眠ってらっしゃる朝比奈さんのお姿があった。
「これって、現実か?」
俺の問いかけにハルヒは間髪いれずに
「さっきの水月への突きは夢に思えた?」
と、聞き返してきた。質問に質問で返すんじゃない。
「現実に決まってるでしょっ!」
あぁ。こいつに関わってから非現実的なことばかりだ。宇宙人に襲われたり、超能力者に変なとこに閉じ込められたり。
 まぁ、それに比べりゃ夜中の3時に押しかけてくるなんて序の口だな。
俺が、常識と非常識の判断がつかなくなってきてるな。と思っていると、ハルヒがしかめていた口を開いた。
「キョン、ここが現実と理解できたなら、あんた、ナニ言われるか分かってるでしょうね?」
一体何の話だ?
「さっき、みくるちゃんに何した?」
一瞬、時間が凍結したように思った。
「ほっぺたにキスしなかったっけ?」
アレは事故なんだ。ほら、寝ぼけてて夢だと思ってたんだ。
「そんな言い訳、通用すると思ってるの!」
すごい形相でにらまれる。目を逸らすと後ろで長門がつっ立ってて、古泉は肩を竦めてお手上げのポーズをとっていた。
てめぇ、楽しんでるな・・・


さて、物語の続きは次の更新か再来年のコミケで・・・

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