季節の野鳥(東京周辺)

野鳥を中心にエコな自然観察とアウトドア関係の話です。

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 (10月30日のことです)
 5年ぶりで奥利根湖のカヤッキング。3年前に来た時、最悪のタイミングで事故が起きていてこの湖は入れず、隣の奈良俣湖に移動したのだった。そのとき、2年ぶりと思ったわけで、それからあっと言う間に3年もの月日が流れてしまっていた。
 8時半に湖につながる林道ゲートが開くと言うので、それに合わせ、5時半ごろ家を出る。もちろんまだ真っ暗。星が綺麗だった。
 予定通り、8時30分少し前に着いたので、ゲートが開くのを待つことになるのかと思ったら、なんともう開いていた。
 
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 湖面に出られるのはたしか9時からとなっていたのに、なにやらエンジン付きボートがもう数隻準備して出ていく。ずいぶんといいかげんな規則だと思ったが、早い分にはかまわない。
 湖の水位は最高に高く、船を下すところは狭くなってしまっている。そこにエンジンボートを下す車が順番待ちをしているようなので、私はファルトボートと荷物を全部担いで徒歩で水際まで行くことにした。
 そこでの手続きが、また以前よりさらに細かくなっていた。あの3年前の事故からこうなったのであろう。このようなところは自由に入ることができてもよさそうなものだが、逆らっても仕方がないので、すべて手続きをした。その間、あの重いファルトボートをずっと背負っていた。それが不思議なことに全然疲れなかったのである。最近リュックを背負うことが多くなったので、だいぶ体が慣れてしまったようなのだ。これなら数キロメートルでも平気で歩けそうな気がした。
 
 紅葉は湖畔から見てかなり美しいと思ったのであるが、ゲートの係の人の話では、もう紅葉も終わりだな、と言っているのだった。そう言えば葉が落ちている木も多い。10年前ごろは毎年10月25日辺りが最高に美しい時期だったが、温暖化や今年は紅葉がやや遅いと言う情報もあったので、今日あたりが最高かと期待していたのであるが、やはり25日辺りが良かったようだ。それでもまだ十分に美しいと私は思った。
 さて、ここからがちょっと心配なことが続く。まずはカヤックが万全か確かめていないのである。組み立てにちょっと手こずったところもあったが、それでも約30分でカヤックは出来上がった。その間、エンジンボートを下す車は2台ぐらい来たが、お互いまったく干渉しない位置だったので、それは良かった。そして私がカヤックを下すときは、誰もいなかったのでさらに良かったのだった。
 
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 どのパドルにするかはやや迷ったが、一番軽いシューナにした。短いし軽く、ブレードも小さい。カヤックマラソンに出ていたころは、空回りするような軽さで、手応えがなくあまりお気に入りではなかった。でも、本当に久しぶりに漕ぐので、今回は軽い方が良いと思ったのである。結果、それが大正解だったようだ。
 今回、一番心配だったことは、気持ち良く漕げるかどうかだった。また長く漕げるかも心配だった。無理だったら途中で戻ってこようとも思っていた。
 
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 と言うことで、どうなることやらと、漕ぎ出したのだった。すぐに感じたのが、先ほど書いたような、パドルが全然空回りするような気がしなかった。これはそれだけ筋力が落ちた証拠である。
 本日使用するカメラはRX100。RAWで本格的に撮れる。それで結果を期待しての撮影となった。
 と言うことで、紅葉を思う存分と撮影してきた。
 
 最終目的地は本流が流れ込む湖の最深部。そこまで片道8kmにはなるので、いきなり往復16km漕ぐことになるが、今の自分にそんな力があるか大いに疑問?
 大まかに言って、絶景がいたるところにあるので、1km進んで撮影で止まる、と言うことを繰り返して進んだ。
 最初の1時間で左の肩がピリピリ痛んできた。これはまずいと思い、出来る限り無駄な力を入れないように漕ぐのであるが、たまにしっかり漕ぐとスピード感があって楽しくなってしまい、ついつい力を入れてしまう。でも、そうしているうちに、体もパドリングを思い出してきたような気がする。
 
 紅葉はもう終わりだ、と聞いてきたのだったが、湖の奥に行くほど灌木の紅葉が美しくなった。これはまだ盛りだ。
 
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 滝の辺りは一面オレンジ色。さらに少し進むと、左側奥に神木のようにそびえる木が見える。そこも本当に思い出の場所だ。あのころは一番漕げるころだったので、午後にダムを出発しても、ここまでファルトで簡単に往復したものだ。まあ、懐かしいと言うか、18年が過ぎているのに、あの木は同じように立っていた。
 
 そして、その北はもう湖の最深部、源流が流れ込んでいる。表層の水温もぐっと下がるのだ。ここまで来るずっと前からエンジン付きボートもだれもいない。カヤックは最初から私以外一人もいない。考えてみれば大自然の真っただ中に自分一人いるのであるが、何故かこのときはそんな感じは持たなかった。ただ懐かしいと言うことと、紅葉が美しいと言うことで、胸がいっぱいになっていた。
 
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 源流が流れ込んでいるところは、カヤックでなければ来られないので、もう確実に一人だけの世界だった。他にいるとしたら、カモシカやクマである。
 カヤックでも船底がついてしまう地点の岸に上陸した。そこは砂と小石の気持ちの良いところだったので、休憩と軽く食事をした。最高の時間が過ぎていく。
 朝方は寒かったが、気温も上がり、また漕ぐことはけっこうな運動なので暑くなり、上に着ていたフリースは脱いでいたくらいだった。まあ、これ以上気持ちの良い場所はない。紅葉の山、湖、谷に光がいっぱいに射し、透き通った谷川の水が流れこみ、キラキラと輝く。天国はこんなところなのだろうか、と思ってしまう。そよ風で赤や黄色の葉がパラパラと落ちてくるのも、これまた風流である。
 
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 ずっとここにいたい気分である。10年前であれば、それも許されたのでそうしたであろうが、今は4時ごろにゲートが閉まってしまうし、戻ったことを示す券を渡さなかったら、警察が捜索に来ると言うことなので、再びカヤックに乗り引き返すことにする。
 
 カヤッキングで一番気になるのは風だ。今日は天気予報に反して帰りは強い向かい風になった。まあ仕方がない、頑張って漕ぐことにする。
 
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 ここからの帰りは、たいていの場合、太陽が真正面に来て、それが湖面にも反射するので、まぶしくて前を見ることができなくなってしまう。湖面にはさざ波が立っているので、前方はすべて太陽の状態だ。しだいに白波もたちそうなくらい向かい風が強くなり、強くパドリングすることやまぶしさもあり、帰りはほとんど撮影などする余裕はなかった。
 撮影や休憩をあまりしなかったので、向かい風にもかかわらず、帰りは1時間半でダムに着いた。
 
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 今回、パドリングで指の一番マメができやすいところに絆創膏を巻いておいたのであるが、その部分を含めどこにもマメが出なかったし、痛くも赤くもならず、まったく何ともなかった。こんなことは記憶にない。 考えられる理由は、パドルをやや短いものにしたことだ。水のキャッチが少ないが、腕や掌の負担が本当に少ない。3年ぶりで漕いだにもかかわらず、撮影のために蛇行したことを考えると18kmは漕いだのに、あまり疲れなかったことと合わせ、今回のシューナと言うワーナーのパドルは優れもののようだ。
 
 ダムサイトでカヤックを上げ、折りたたみ、専用のザックに入れ車に戻った。
 朝方雪をかぶっていた遠くの山の雪が小さくなっていた。まだ根雪になっていなかったようだ。
 山の広い湖でカヤックをしていたのは私一人だけ。最高の贅沢だった。
 
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最後まで読んでくださって、ありがとうございます。m(__)m
 

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