カレー&スパイス伝道師☆ブログ

クッキングスタジオ「サザンスパイス」主宰、渡辺玲のカレーな日常

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9月19日

 この日は朝食後、コーチンからより南に下った「バックウォータークルーズ」(水郷地帯の周遊。豊かな自然のほか、現地の皆さんの暮らしぶり、パームシュガーやヤシ酒づくりなども観られる)でも有名なアレッピーに向け出発。アレッピーの名店でランチをいただいた後、やはりリゾート地として有名なクマラコムに移動、夜はゴージャスなリゾートホテルでゆったりしていただく予定。

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 アレッピーのバックウォータークルーズ。中にはベッドや風呂、そしておかかえシェフつきの厨房機能も備え、宿泊しながら周遊できる、豪華なクルージングもある。

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 左下は、「マルチ・グレイン・ポンガル」。ふつうは米とムング・ダールでつくる「ポンガル」を雑穀やムング以外の豆(モスビーンズ)で仕上げている。
 その右は、セモリナの炒りゆで蒸しの「ラヴァ・ウプマ」。
 さらにその右にモスビーンズの「スンダル」(ココナッツやスパイス、ハーブで短時間炒めた「温サラダ」的一品)。
 右上は「ココナッツ・チャトニ」。定番だ。
 で、ちょっと驚いたのがその左にある「ベジタブル・マッパス」。
 ケーララを代表するカレーの1つだが、私は「たっぷりのコリアンダー・パウダーとココナッツ・ミルクで味つけする」と教わった。ところがこれは、ココナッツ・ミルクたっぷりではあるが、コリアンダーはあまり感じられない、というよりまるで入っていないようにも思われた。

 インド料理の魅力の1つに、集約あるいはタイプ化されにくい、多種多彩な個性の集積で成り立っている点が挙げられると思う。
 つまりはバリエーションや例外がやたらと多いというわけだし、「カレー」を筆頭に、料理ごとの定義にも難儀しやすい。

 それを浅薄な知識や経験のもと中途半端に集約し、貴重で実は豊富なバリエーションや例外に言及・関知せず、いい加減に最大公約化し、わかったようなつもりになっている輩は、日本のカレー系食品製造販売業界、外食業界、そしてメディア関係者に少なくないと思われる。

 そんなことを考えつついただく「ベジ・マッパス」は、軽い食べ口とは裏腹に、私の舌から脳へと続く記憶の回路に強烈なインパクトを与えてくれた。こういうことがあるから、現地主義丸出しで本場を渡り歩くことがやめられない。

《このブログを書いているときのBGM》
PETER GREEN『THE END OF THE GAME』(1970)
 フリートウッド・マックの創始者にしてイギリス屈指のブルースプレイヤーながら、薬と宗教団体への依存から音楽界からいったんドロップアウト。ギターと無縁の貧困の中再発見され、奇跡的なカムバックを果たしたギターマンの初ソロアルバム。絶好調時の緊張感が維持できず、垂れ流しのような音の連続だが、そこもまた気持ちイイ。
https://www.youtube.com/watch?v=5ev9voQFax8

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