カレー&スパイス伝道師☆ブログ

クッキングスタジオ「サザンスパイス」主宰、渡辺玲のカレーな日常

「インドツアー2018」

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1月28日

 「インドツアー2018(ラージャスターン、ジョドプールとムンバイ編)」、空路デリーからタール砂漠の真っただ中の街、ジョドプールに降り立った。

 ホテルにチェックイン(旧タージホテルだったところ。古いが、さすがに一流な感じ)して、ランチに出発。いきなり、今回のツアー最大の見どころの1つ、「グラブ・ジャムーン・カレー」を食べに行くのだ。

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 グラブ・ジャムーンはインドを代表するスイーツのひとつで、パニール(インドのカッテージチーズ)と砂糖などを練ったボールを油で揚げ、それをシュガーシロップに浸け込んで仕上げる。生地の丸め方、揚げ方が難しく、失敗すると、フワフワせず硬かったり、揚げの際中に割れたりする。

 このスイーツをカレーソースに入れて煮込んだものがあるらしい。たいへん珍しく、インドでも、ジョドプールの某店でしか食べられないらしい。

 伺った店は外から見るとやや古びたスイーツショップ、しかし中に入ると2階にもテーブルがあり、多くのお客で賑わうベジタリアンレストランだ。

 さっそく「グラブ・ジャムーン・カレー」ほか、各種のカレーをオーダー。メニューブックを見ると、やはりふつうはスイーツであるはずの「ラス・グッラー」(白いミルクボールのシロップ漬け)のカレーなど変わったものが多い。主食としてチャパティ、そしてプラオも。

 出てきたカレーは予想外。何しろ、カレーソースがほとんど皆同じに見える。

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 カレーの搭乗前に出てきた「ガーリック・チャトニ」。タマネギ、キュウリ、ニンジン、ダイコンなどの生野菜につけて食べると最高。ビールも欲しくなるが、ここはインドのベジタリアンレストラン。ガマンしよう。

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 生のターメリックをスライスして具にしたカレー

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 これが「グラブ・ジャムーン」のカレー。当然甘味はなく、「マライ・コフタ」と呼ばれるパニール(インドのカッテージチーズ)と野菜の団子を軟らかくしたような感じだった。

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 テーブルの一部。さらに多数のカレーが並んだ。チャパテぃも見える。

 店の人に聞いたら、牛乳を強烈に煮込んで濃縮してできる「ラブリ」と「ギー」をベースにカレーをつくっているとのこと。それぞれのカレーの上にはたっぷり脂の層ができていたが、それはギーなのだった。

 要するに、ムガル料理で用いられる「揚げタマネギとヨーグルト」という黄金律のカレーソースをアレンジし、ベジタリアンのカレーに当てはめている。

 ベジタリアンだが、コクと香りがあり、ボリューム感もたっぷり。意外なカレーは、意外なつくり方の意外な味わいだった。さすが、インドは広い。

《このブログを書いているときのBGM》
PETER GREEN『IN THE SKIES』(1979)
 ブルースを弾かせれば、クラプトンよりピーター・グリーンの方が上でしょう。これは隠遁生活時代に突然出されたソロアルバム。
https://www.youtube.com/watch?v=4oWmfG0uFBc
 独特の味わいがある。

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★個人サイト『誰も知らないインドカレー』からも、「サザンスパイス」レッスンスケジュールや参加申込みは可能!





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1月28日

 朝食を食べ、身じたくし、ツアー参加者全員でデリー・インディラ・ガンジー国際空港に向かう。

 デリーとジョドプール間のフライトは約80分。上がったと思ったら降下という短時間フライトである。

 こんなに短い国内線でも、最低でも一応は小腹を満たすものが機内食として供されるのがインド航空界の心意気(LCCなど一部は除く)。

 とはいえ、今回は相当ショボいだろうと予想したら、案の定予想が的中。

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 紙パックのマンゴードリンクと黒パンのサンドイッチが1切れ。200mlのミネラルウォーターも付いていたな。
サンドイッチの中味はコールスローとホテトサラダのミックスのようなもの、なかなかおいしかったが、いかんせん、一切れとはね。

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 インド西部に広がるタール砂漠の上を飛んで、たどり着いたジョドプールの空港ターミナルの建物は何とも鄙びて、列車の駅みたいだった。

 ここまではイントロ。次回から食い倒れ状態が本格化する予定。

《このブログを書いているときのBGM》
KULA SHAKER『RAW POWER』(1996)
 ロックとインドの関わりを語るとき、彼らも欠かせない。
https://www.youtube.com/watch?v=9QZOHzWLF9w

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11月1日

 本日「インドツアー2018(ラージャスターン・ジョドプールとムンバイ編)」も6日目。後半戦、盛り上げてこうと思った矢先、先ほど実に最低な目に会った。

 ムンバイの高級スーパーで「ザクロを自動的に絞り、ザクロジュースにしてくれる」自販機的機械を見つけた。おもしろそうなので、その場にいた女性スタッフにお願いし、ジュースをつくってもらった。私だけでなく、「インドツアー」参加者も含めて計7本。

 できたジュースの入った瓶詰容器(200ml)をリュックに入れ、さらに別の店で赤トウガラシ各種やインドの小麦粉など買い物をしてホテルに戻った。部屋に入って、かさの大きい荷物の袋をいったん床に降ろし、これまたずっしり重みのあるリュックの底の方を触ったら、何やら湿っている。
「シマッた! ヤバいぞ、これは」
 心の中で叫びつつ、リュックを開けたが、時すでに遅し。案の定ザクロジュースが漏れ出ていた。栓の仕方が甘かったのだ。

 あわててバスルームからタオルを持ち出し拭いたが、タオルがザクロ色に染まる割に、リュックはベタベタしたまま。ジュースに隣接して入れていた常備薬各種、ボールペンなどもダメージを受けている。

 不幸中の幸いだったのは、リュック内のメインスペースではなく、ジッパーで開け閉めできる別のやや狭いスペースにジュースを入れたこと。実はできあがったジュースのフタの部粉を見て、何かイヤな予感がしたのだ。それでメインから狭いところに入れ直した。

 いつもなら、こういうヤバさのある液体食品をインドで携行する際、ジプロックに入れるなどして対応する。が、今日は、諸般の事情からそれができなかった。

 最低な欠陥商品を笑顔で渡してくれた女性スタッフのいるスーパーにクレームを入れても、おそらく無意味だろう。インドのスーパーでは、たいてい、レジ通過した商品をスタッフは放り投げる。お客への態度も横柄で、なぜか上から目線がふつう。短期滞在の日本人である私が怒り、失望している理由を論理的に説明しても、理解する可能性は低い気がする。

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これが問題のザクロジュースマシーン。機械が悪いのか。店員教育がダメなのか。

 あと、気になるのは、残り7本のフタはどうなのか。漏れたのは私だけなのか。

 ともあれガックリで最悪な気分だが「THE SHOW MUST GO ON」、旅はまだ続くのである。精一杯の努力で盛り上げよう。

《このブログを書いているときのBGM》
IGGY and the Stooges『RAW POWER』(1973)
 ムカツくときはこのアルバム。
https://www.youtube.com/watch?v=0PeuL9ISvn8


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1月28日

 料理説明など詳細な内容で、3時間ほどかけて書いた、このタイトルの記事が全部さっき消えた。
 よって、要約して掲載する。まだムカついている。

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 デリー郊外、空港に近いところにある「ビバンタ・ドゥワルカ」ホテルに一泊。ジョドプール行きのフライト前に朝食。
 南インド料理はたいしておいしくないのが北インドのホテルの常だが、ここは違った。オーダーごとに焼いてくれる「マサラドーサ」、ココナッツ、ジンジャー、珍しいキャベツ、そしてトマトという4種類の南インド式チャトニ、南インド料理を代表するベジタリアンカレーの「サンバル」。どれも美味で驚いた。

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 2回戦目も南インド料理。「ワダ」「イドゥリ」「マサーラー・セミヤ」、そして「サンバル」に「ココナッツ・チャトニ」。やはりどれもウマい。

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 南インド料理を全部食べたので、今度は北インド。パニール(インドのカッテージチーズ)を崩しはさんで焼いた、全粒粉の無発酵薄焼きパン「パニール・パラーター」、ジャガイモと生グリーンピースのカレー「アールー・マタル・バジ」、そして激辛チリとニンニク、ショウガのピックル(スパイスとオイル漬け)。これまた、予想以上の美味。

 予想・想像を超える美味で、たいへん印象に凝った。素晴らしい。

《このブログを書いているときのBGM》
MC5『KICK OUT THE JAMS』(1969)
 ムカツくときはこのアルバム。消えたブログに捧ぐ。
https://www.youtube.com/watch?v=vfKhvzUdJoM
 当時のライヴから。アルバムでは、この曲ではっきりMOTHER FUCKERと叫んでいる。


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10月27日

 翌日朝、デリー発ジョドプール行きフライトに乗るため、デリー中心部には行かず、空港近くの「ビバンタ・ドゥワルカ」ホテルに泊まる。インド随一の格式を誇るタージホテルグループの1つだからレベルは高いに決まっている。安心して泊まれるのはいうまでもないが、レストランがどんなものか、気になった。

 ホテルに着いて荷物を置き、「クレオ」というマルチ・キュイジーヌ・レストランへ。「インドツアー2018」参加者全員で、インド最初の食事をディナーブッフェで楽しんだ。
 ちなみに私が食べたのは
・チキンマライティッカ
・ミントチャトニ
・南インドのパパダム
・ベジタブル・ダム・ビリヤニ
・白いご飯
・パニール・マッカーニー
・パラーター
・ナーン
・ミント・パラーター
・カリフラワースーブ
・サーグ・パンチワラ
・ダール・タルカ
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 トゥール・ダールを煮込んで、スパイスギーで仕上げたもの

・マトンカレー
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 トマトベース。何よりマトンの鮮度がバツグン。

・チキン・ダヒ・カリミルチ
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 ヨーグルトベースのマイルドな味わい。クラッシュしたブラック・ペパー入り。当然のように骨つき。

 そのほか、アイスクリーム、タイ風ハッカヌードルなど。内容チェックのため、インド料理は原則全部のアイテムを食べる。仕事なのだ。

 多国籍料理の店ということで、さして期待していなかったが、インド料理については予想以上の美味。明日の朝食も期待できそうだと思った。

《このブログを書いているときのBGM》
THE ROLLING STONES『AFTERMATH』(1966)
 ブライアン在籍時の名盤。イギリス盤とアメリカ盤で内容が違う。私はイギリス派。
https://www.youtube.com/watch?v=10QPwd2w5ow
 ブライアンはマリンバ他で貢献。

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