えー、気が付けばバレンタインですね。
もう時の流れ早すぎますって。
年の初めのあの意気込みはなんだったんだーってな勢いで久々の更新です。
さて、昨年からずっと映画を観ない生活が続いておりまして。
今年に入ってもそれは継続中。
あんなに出かけまくっていたのに・・・と遠い目で古き日の己を見てしまう今日この頃です。
が。
さすがにそんな日々にもちょっと飽き始めてもいるの現状。
すぐに前の状況に戻れる自信はさらさらないけれど、ちょっとずつ劇場鑑賞を増やしたい、そんな雪の日。
という事で今回はリハビリを兼ねてたまっていた感想を書いてみます。
とはいえ書けるものだけなんですけれども。
なんせ最後にこの書庫が動いたのは昨年7月、クロユリ団地ですから。
そのあと何本か観ているものの感想を書けそうな作品なんてもうほんと数本。
で、抜粋したところすべて邦画となった次第です。
今回もリハビリと称したまとめなのでかなり簡素なものになりますのであしからず。
「ペコロスの母に会いに行く」
長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。
ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、
彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。
迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、
ゆういちは断腸の思いで介護施設に預けることに。
苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっている母の様子を見て、
彼の胸にある思いが去来する。
これはダーリンに誘われて見に行きました。
実際のお話という事で地味感はあふれていますが心にしみる作品でした。
親が老いる姿を目の当たりにする子供の気持ちは本当に切なく。
ある時には自分の事すら忘れてしまう母親にいらだったり涙したり。
ゆういちの頭をたたいたりなでたり、表情と一緒に豊かな愛情にあふれた赤木さんの
手には脱帽。
心から愛おしいと思える手です。
老いて忘れることによってもしも母親の心の中が軽くなっているのだとしたら。
忘れてもいいから元気で長生きして、って思える気がします。
星は
★★★★☆
ですね。
なんといってもお孫さんが優しい。
男の子なのにねぇ。←遠い目。
そうそうゆういちのお父さんの若き日を演じた加瀬さん。
いやー、久々に加瀬亮祭りが打ちあがっちゃったわよ。
たとえそれが飲んだくれのアル中男の役であったとしても。
「清須会議」
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が
後見に名乗りを上げた。
勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、
勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。
そして跡継ぎを決めるための清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく。
三谷作品との相性は五分五分?な私。
素敵な金縛りが思いがけず楽しかったのでこちらも同じ友人と一緒に鑑賞。
はい、面白かったです。
金縛り関連のネタ?もあったりして普通に楽しめました。
秀吉はね、そらー人の心を牛耳るのがんまいっすなー。
まさに人たらしですわね。
個人的には苦手な人物像ですが、周りの人が夢中になるのはとてもよくわかる気がします。
それにしてもね、大丈夫なのかと観ている間中私を心配させたおっちゃん勝家。
まぁあくまでも三谷さんの書かれた脚本だってのはわかっているのですがね。
なんと「おい!おっさん!!」と心の中で突っ込んだことか。
小日向さん演じる丹波さん(友達か)にどれだけ同情したか。
ラスト、丹波さんの決断も致し方ないのだよ勝家よ、と何様俺様がさく裂したのは言うまでもなく。
役所さんは役者だねぇと当然なことに改めて感心した次第です。
星は
★★★☆☆
でしょうか。
妻夫木君はあの手の役が素敵です。
おバカばんざーい!!
「かぐや姫の物語」
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、
翁は媼と共に大切に育てることに。
女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが
求婚してくるようになる。
彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……。
「姫の犯した罪と罰」のキャッチコピーに監督が「下品だ」とかなんとか難色を示したという話を聞き
ほほぉ、面白そうやんけとかなり野次馬的な気持ちで鑑賞しました。
いやぁ興味本位だけだなんて言って本当にごめんなさい。
よかったの、よかったのですよこれが。
竹取物語はなんとなく頭の中に物語の全体像が入ってはいたけれど、改めて映像化され
それが誰かの主観のもとに成り立っているとしても感動してしまったのです。
悩んでもがいて苦しんで、それでも愛しい人との生活、自分の想いを抱いて生きるって幸せな事なんだなぁrと
しみじみ感じました。
考えてみたらあの竹藪の中の小判とかの貢物、あれって完全にハニートラップならぬ
ムーントラップだよね?
しかも女親ではなく男親にもたせる辺りがまぁ小賢しい。
案の定、男親は娘の心なんざおかまいなしに都へ出ちゃうのさ。
幸せはそこぢゃねーっつのー、と何度心の中で翁の胸倉をつかもうと思ったことか。
結局まんまとムーントラップにハマった翁たちはかぐや姫と別れなくてはならなくなる。
つーかさ。
月ルールってそんなに幸せなのか?と思わずにはいられない、あの強引さ、そして気遣いのなさ。
彼らは人間世界をとても軽んじているようなんだけれども、こちらからしてみたら無味乾燥な彼らの世界の方が
切なく哀しい。
ラスト、かぐや姫が振り返って流した涙、それはきっと月の世界では脅威になるんだろうな。
でもその涙だってとても大事なものなのに。
などと思った以上に感情移入してしまった私にとどめをさしたのがエンドロールで流れた主題歌「いのちの記憶」
直前の本編でかなり心を持って行かれているところでのこの歌は反則でしょ。
上映中は流れなかった涙がエンドロール中止まらなくて困りました。
歌詞がね、たまらんとです。
星は
★★★★☆
ですかね。
声を先に録音する作り方だったので思いがけず地井武男さんに出会えました。
赤ん坊の姫の気を引こうと一生懸命声をかけ、あまりの愛おしさに涙してしまう、その場面では
思わずじわっときてしまいました。
「ジャッジ」
大手広告代理店に入社して間もない太田喜一郎(妻夫木聡)は、審査員として参加予定の
世界一のテレビCMを決定する広告祭に向かう。
夜ごと開催されるパーティーには同伴者がいなければならないことから、
同じ職場の大田ひかり(北川景子)も妻として一緒に行くことに。
さまざまな国から集結したクリエイターたちが自分の会社のCMをグランプリにしようと奔走する中、
太田もひかりと共に奮闘する。
↑でも書きましたがおバカな妻夫木君が大好物です。
そこに豊川兄さんも加わり、荒川さんもいるとなればフルコース並みです。←は?
おもしろかったですよ、ふつーに。
とはいえ想像以上に青春チックだったのには戸惑いましたが。
喜一郎があまりにも純粋かつ子供で何度か「これは学生時代の話だっけ?」と自問自答したくらいです。
まぁ荒波にもまれてもピュアな気持ちを忘れないってすごいことだけれどもさー。
個人的にはできる方の太田の気持ちに近い感情ばかりが芽生えてしまったので
前半は心の中で突っ込みまくりでした。
でもまぁ豊川兄さんは清々しいさいてー男っぷりをいかんなく発揮してくれていたし
荒川さんも胡散臭さはぴか一だったのでやはり楽しめました。
ただ、最後まで違和感があったのができる方の太田役の女優さんですわ。
何がどうって訳じゃないんだけれども物足りなかったっす。
喜一郎に対して発せられる言葉もなーんか空回りしていなくもなく。
他の役者さんのキャラが濃すぎたのかちょっとつまんなかったかな。
星は
★★★☆☆
でしょうかね。
久々に「よかったよかった」と仏スマイルでラストを見届けた作品でした。
だからか、青春チックだと感じたのは。
そうそうこれもエンドで流れるサカナクションの曲がいいです。
個人的には「アイデンティティ」が無駄にノリノリでたまらんとです。