[モスクワ 22日 ロイター] ロシアのセチン副首相は、エジプトでムバラク前大統領が辞任に追い込まれた政変について、混乱を助長したとして米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)を非難した。22日付のウオール・ストリート・ジャーナル紙に掲載されたインタビューで述べた。
セチン副首相は「グーグルの幹部らがエジプトで何をしたか、民衆の力がどう操作されたかを見なさい」とコメント。具体的な懸念内容には言及しなかったが、プーチン首相の側近がグーグルに対してこのような強い拒否反応を示すのは、ロシア国内の強硬派の間で社会的騒乱にインターネットが果たす役割への懸念が強まっている明らかな兆候といえる。
グーグルの中東・北アフリカ地域担当マーケティング部門責任者ワエル・ゴニム氏は、エジプト当局に12日間にわたって身柄を拘束され、解放後は反政府デモに参加するなど、反ムバラク派にとって英雄的存在になっていた。
ロシアでは、国営テレビとは対照的に、インターネットの世界は非常に自由で、プーチン首相やメドベージェフ大統領への痛烈な批判も珍しくない。ロシア当局は今のところネット規制には踏み切っていないが、専門家の間では、プーチン首相に近い強硬派が中国と同様のネット規制導入に前向きだとの指摘も聞かれる。
中東で続く反政府デモは中国にも飛び火しており、胡錦濤国家主席は19日、インターネットの管理強化を指示している。
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