おぴにおん0号

反論、質問受け付けますが、何せ思いつくままなので

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7月3日のW杯ベルギー戦は、午前3時に起きる自信がなかったので観戦を諦めていたが、4時半に目覚めた。
結果だけでも見るか…と思い中継を映し出してみたら、「ゴール!」とアナウンサーが叫んでいた。なんと、アディショナルタイムにベルギーが得点し、しかも勝ち越し点だと言うではないか。

直前まで2−2のドローであったことに驚く。日本が2点を先制して逆転されたと聞いて、さらに驚く。ベスト8進出の可能性が試合終了間際まであったわけだ。

後で知ることになるが、このままいけばベスト8!という状況が26分も続いていた。そのうちの十数分は2点差であり、あとは守り切るだけ!思わせてくれていた。
あ〜見ればよかった。根性で起きているか、目覚ましを掛けておくべきだった。

視聴率は30%を超えたというから、かなりの日本国民が起きていたのですね。3日の午前中に会ったガス会社の兄ちゃんも「見させていただきました」なんて言う。私に敬語を使うことができるぐらい元気だった。

ということは、延長になったりPK戦にでもなったりしたら、ほとんど徹夜状態で働くことになったわけか。そういった意味では、試合が90分で決したことは、国民の寝不足緩和に役立ったのですね。
でも、もし日本が勝っていれば、アドレナリンが放出しまくり、徹夜でも元気ハツラツだったでしょうがね。

私は仕方なく、ネットでダイジェストを見たり、記事を読んだりして、試合経過を嚙みしめることになる。

なに!「結局、相手が10人のコロンビアに勝っただけ」だと! 吉田選手が自嘲気味に話すのは良いが、セルジオなんとかみたいな外野が言葉にすることではないだろう。まずは選手たちの健闘を称えるべきだ。

体格差をものともせずよく戦いましたよ。4試合中3試合で2得点するなんて、だれが予想したでしょう。合計6得点ですよ。6回も歓喜の雄叫びを国民に上げさせた。W杯史上、最高の成績でしょう。こんなに楽しませてくれた代表チームはなかった。

クラブチームサッカーをよく知る人にとっては、日本代表は弱いチームなのでしょう。ヨーロッパの強豪チームで活躍している選手はいない。エースストライカーもいなければ、絶対的な守護神もいない。世界が注目する若手もいないし、スター選手にも欠ける。

しかし日本代表はチームスポーツの妙を発揮。個の力では見劣りする中、戦術の力を見せてくれた。

初戦の対コロンビアでは、開始早々の奇襲が成功した。大迫選手は試合後、ファーストタッチで駆け上がるつもりだったと言っていた。あわてた相手DFがハンドすることになる。

ベルギー戦での得点も後半開始早々だった。これまた奇襲攻撃と言っていい。相手がまだ守備意識が明確でないときに意表を突いた。作戦だったはずだ。

コロンビアにしてもベルギーにしても自分たちの方が日本より強いと思っているから、これらの奇襲攻撃が成功した。つまり、日本に攻撃されるイメージが薄く、自分たちがどう攻撃するかに関心が向いていた。特に、試合開始早々はそうなりやすい。日本はその隙を上手く突いたと言える。

チームの雰囲気も良かった。中田ヒデがいたときのチームとはまるっきり違う。『28年目のハーフタイム』を読んだことによる偏見かもしれないが、中田ヒデは他の日本代表が個の力が弱いことに不満だったと思われる。ミスにも厳しい。中田ヒデみたいな選手がいたら、川島は「次はチームを助ける」なんて宣言しなかっただろう。乾はシュートを打つ回数が減り、柴崎はロングボールを躊躇した、と思う。

セネガル戦を控えての会見で、西野監督が「5キロ増量させ、身長を5センチ伸ばす調整には失敗した」と笑わせた。日本選手が体格で劣ることは明らか。長友、香川、乾の各選手は、セネガルからみればチビッ子。柴崎、本田、岡崎だって小さい。川島もGKとしては低身長。

前監督のハリルホジッチ氏は「デュエル(決闘)」を繰り返したが、個と個の戦いを主体にした戦術は日本向きではない。もちろん個の戦いの積み重ねがチーム力となるわけだし、選手一人一人が決闘の精神を持つことは必要だ。だが、日本チームが個の力だけで勝てる時代がくるとは思わない。

肉弾戦において、身長が低いことのメリットは重心が低いこと。高身長の選手のバランスを崩すことが可能だ。そんな工夫で決闘に勝てないわけではないけどね。<柔よく剛を制す>も通用しそうだ。

でもやはりサッカーはチームスポーツだ。決闘よりチームプレイを重視すべきでしょう。いかにも決闘に強そうなゲルマン魂ドイツは敗れました。個の力だけで勝利をつかむという方法論はもう古い。サッカーはここまで世界に広まった。それぞれの身体特性に合った戦い方があるはずだ。

セットプレイなどでは高身長は有利だ。だからといって、平均身長の高い北欧やアフリカがサッカー界を席巻しているわけではない。アジアのチビッ子サッカーにだって活路はあるはずだ。

新監督には、その辺に理解のある人物を選ぶべきだ。日本サッカー協会は、どうも欧州での監督実績やネームバリューだけで決めるきらいがある。もう少し工夫があっていい。

それはともかく、日本代表は強くなったものだ。Jリーグ発足時はジーコなんて神様だった。いまでは、多くの日本人選手が欧州リーグで活躍している。西野監督は川島を起用した理由を「欧州経験がある」とするが、今はJリーガーでも欧州や南米の選手に気おくれする選手なんていないだろう。

次世代の日本代表よ、めざせベスト8!

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