おぴにおん0号

反論、質問受け付けますが、何せ思いつくままなので

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<「ブラジルのトランプ」が新大統領に>だそうだ。トランプ流の選挙戦術は今や世界のトレンドらしい。トランプ政権を責めても、この流れを食い止めることはできそうにない。

政治家は選挙に勝つことによってしか地位を保てない。トランプ流の選挙戦術が有効となれば、政治思想の違いを越えて、トランプ流を採用するようになる。粗野な言動で大衆を扇動し、野暮なつぶやきで大衆を惹きつける。政治家の多くはそのような振る舞いを身に着けるようになる。

ヨーロッパ諸国はすでにその方向に進んでいる。今週は、ドイツのメルケル首相が党首を辞任、というニュースがあった。自国とEUを長らく率いてきたリーダーであり、トランプ大統領の手法を強く非難してきたベテランも、厳しい選挙戦を強いられている。移民排斥派が勢力を増している。

トランプ流の政治が功を奏しているとの見方が国際社会に広がれば、さらに恐ろしいことになる。選挙戦術だけでなく、政治手法さえもトランプ流を真似る国が増えていく。
日本もいずれ、その潮流に巻き込まれていくのだろう。日本も移民に頼る社会になりつつある。

なんくるないさ〜。トレンドなんだから仕方ないさ〜。私も非難することに飽きてきた。半年ぐらい前に聞いた、ある識者の言葉を思い出す。「だれかが止めてくれるだろうと思っているうちに状況は悪化していく」。

こうなったら、先人にならって政治を戯画化して自らを慰めるしかない。歌でも歌いながら笑い飛ばすしかない……ということでラップの歌詞を考えてみた。頭韻を多用してみた。

♪ いっしょに走ろう、トランプとラン
♪♪ 大衆のみなさん、あんたが大将
♪♪♪ オレたちゃ大軍、大砲で大勝

♪ いっしょに灯(とも)そう トランプのランプ
♪♪ 大衆の憎悪を 照らして増幅
♪♪♪ 奪って増収 明るく増長

♪ いっしょに楽しもう トランプのトラブル
♪♪ 大衆の正義で 壊そう正論
♪♪♪ フェイクで攻めろ、フェンスで撃退


さて、そんな時代をどう生きるか。
トランプ流を非難する立場がますます少数派となっていく流れの中で、どう振る舞うべきか。難しいところだ。特別な才能のない一般人にとって、少数派という立場は辛いものである。

多数派に心の余裕があるときは、少数派はむしろ尊重される。惰性で過ぎゆく日常に、刺激を与えてくれる存在だからだ。ときに、動物園でサルを見るような好奇の視線にさらされることもあろうが、少数派はおおむね自由に振る舞え、一定の場所と環境を与えてもらえる。

ところが余裕がなくなると、そうはいかない。鬱屈をぶつける対象となるのが、身近な少数派である。格差の広がりが大衆の不満を増大させていると言ったって、格差の象徴たる富裕層に直接的な攻撃はしない。攻撃するのは、あくまでも身近な少数派である。数の力で倒せるのは、一般人の中に紛れている少数派である。

少数派にとって危険なのは、大衆の頭目のような人物ではなく、その配下にいる人たちである。攻撃を実行に移すのは、たいてい操られやすい人たちである。“犯罪の首謀者は手を汚さない”と同じ構図である。

地域社会でも会社組織でもよくある構図だ。ターゲットを陥れるために悪い噂を流す。虚言を弄して悪者に仕立て上げる。手段を選ばない首謀者は、自分で悪さをしておいて、ターゲットがやったように見せかける。すると、信じやすく感情と行動が一致しやすい配下が、攻撃の実行犯になってくれる。

ネトウヨという現象にも当てはまる。ネット上で盛んに「国民の敵」攻撃を繰り返すのは、実は高学歴の壮年層だという調査結果がある。実際に行動に移す人が低学歴の非正規労働者であるにすぎない。

となれば、少数派が身を守るためになすべきことは、操られやすい人たちをこちらの味方に仕立てること、となりそうだ。頭脳戦みたいなものか。だが少数派には戦いに興味がないタイプが多い。頭脳戦なんかやっている暇があったら自分の好きなことをしていたい。だから逃げるという判断になりやすい。

多数派の中で実行部隊となるのは、戦うことが好きなタイプなのだろう。ただ、気が弱いばかりに多数派に付く人も多い。実は気の弱い人間ほど勝ち負けに敏感である。それが証拠に、ターゲットが弱ってくれば、勇んで攻撃に参加してくる。強者の一員であることに酔いしれる。

好戦的なリーダーを応援するのも、気の弱い人たちである。自分の弱さを忘れさせてくれる存在だからだ。
しかし、頭脳犯になれない人たちは、現代戦争では役に立たない。知性が嫌いな大衆は、戦争になってもあまり役に立たない。現代戦争は歩兵重視ではないからだ。

徴兵制は無意味という専門家の話がある。武器が高度化したので歩兵を養成する費用は無駄。戦闘する能力にも意志にも欠ける兵は、実戦では足手まとい。戦費は兵糧より、高度な兵器に費やすべき、というわけだ。

<感情>は快楽にしか興味がない。だから<感情>は反省しない。反省は<理性>の役割だとばかりに暴走する。だが、暴走の先にある戦争では、<感情>は役に立たない。
二つの世界大戦を経て獲得した<理念>が消えていく。このトレンドに密(ひそ)かに抗(あらが)う人が増え、サイレント マジョリティーが形成されることを願う。

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