おぴにおん0号

反論、質問受け付けますが、何せ思いつくままなので

音楽

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 前のページ | 次のページ ]

昨日、ソニー・ロリンズのコンサートを見てきた。会場は東京国際フォーラムのホールA。

あまり興味はなかったが、「来日はこれが最後かも知れない」と言う友人に付き合った。
熱心に聴いたことはないし、アルバムも持っていないので、演奏曲目はぜんぜん分からなかった。

友人も大ファンというわけでなく、パンフレットを買わなかった。オリジナルTシャツみたいなものも売っていたがそれも無視。
でも日本にはファンが多いと見え、会場は満員だった。チケットはソールドアウト。
「これが最後かもしれない」という思いは多くのファンに共通なのかもしれない。調べてみたら、ソニー・ロリンズの生年月日は1930年9月7日。なんと78歳。

去年の12月にオスカー=ピーターソンが死んだから、ソニー・ロリンズも近いのではないかという連想が、無意識に働いたのかもしれない。ちなみにオスカー=ピーターソンは1925年8月15日生まれ。

友人の手配したチケットはA席。2階席である。それも後ろの方だった(26列中24列!)ので、演奏家の顔も判然としなかった。
でも新しいホールだけあって、後方の席でも見やすい。すぐ前の人が前かがみになると死角ができるが、それさえなければ前方をさえぎるものはない。舞台全体を楽に見渡すことができる。それくらい2階席の傾斜は急に作られている。
その影響か、席間の階段が変則的だった。私は何度かつまずいた。3段上がって踊り場という感じが繰り返されるので、視線を上げて予測で登ると意表をつかれる。

音響もまずまずだった。舞台まで遠いが、ソニー・ロリンズのサックスは鮮明に聞こえた。艶やかな響きを堪能できた。(2階席用に別に増幅している可能性がある)
ただ、トロンボーン奏者の音が不鮮明だった。そうした音色なのかもしれないが…。(ちなみに、バックはドラムス、エレキベース、エレキギター、パーカッションの4人)

でもやっぱりA席の後ろの方では参加意識に乏しい。気持ちが盛り上がらない。武道館や代々木体育館なんかよりはマシだが、やっぱり遠い。コンサートは、演奏家の体温が感じられるような、手を伸ばせば届くような、せめて視線を交わすことができるぐらいの近さが欲しい。それでこそ、こちらの感激を返す気になる。

友人が、こんどはライブハウスでウッドベースが聴きたいと言い出したのも、そんな感じを受け取ったからか?
でも、S席8,500円は高くて手が出ない。ソニー・ロリンズが特別ではなく普通の値段だが、今や月の小遣いが1万円のサラリーマンも珍しくない世の中である(友人の先輩は実際1万円らしい。子供の教育費が重荷のようだ)。A席6,500円でもたいへんな出費だ。
だから観客は年配者ばかりと思っていたが、若い人も見かけた。もちろん若さの熱気を作るほどの勢力ではないが。大御所ともなると一度は見てみたい気にさせるのだろう。

そのソニー・ロリンズだが、健在だった。演奏は申し分ない。さすがに激しさはなく、長音も20秒ぐらいが限界のようだったが、きらびやかな音色は滞ることがない。歩く姿はヨタヨタという感じだったが、演奏は年齢を感じさせない。

そういえば、中学のときの音楽の先生が、プロの演奏家になるなら吹奏楽器はやめた方がいいと言っていた。その理由は、肺活量は年齢と共に衰えるから、長く現役を続けられない、というものだった。
プロを目指す生徒が目の前にいるわけでもないのに、なぜそんな話をするのか?…という違和感があったので、今でも覚えている。

でも日野皓正だって、向井滋春だって健在だよな。ジャズと違いクラシックの世界は厳しいのだろうか?
譜面どおりに厳格に演奏するクラシックとは違うだろうが、それでも、吹き続けていれば、肺活量だって、呼吸筋だってある程度維持されるのではないだろうか。と、ソニー・ロリンズを見て改めて思った。

今年はニューカマーが不作か。あまり印象に残る新人はいない。

K−MIXの「2007年間チャート SIZUOKA TOP40」を見ていたら、甲斐名都が4曲も入っていた。40曲中4曲はすごい。少なくとも静岡では有望新人登場と言ったところか。
彼女の「drive」という曲の軽快さは心地よい。メロディーメーカーとしての水準は高い。歌声に愛らしさもある。まぁ一般的な声だが。

オトナモードの「空への近道」も佳品だ。下手すると、昔のフォークソングになってしまうが。

チャートには別の曲でインしていたが、山口リサの最新シングル「my place」は良い曲だ。日本でもR&B調がヒットするようになって久しいが、最近はヒット曲がなかった。この曲は久々に聞く素敵な楽曲だ。
歌唱力もあるが、この曲は彼女じゃなくても十分聴かせただろう。ミーシャでもBirdでも良いわけで、あるいはクリスタル・ケイでもヒットさせることができただろうから、彼女の今後は楽曲の良し悪しで決まる。

チャートに入っていないが、秦基博にもちょっと期待したい。「シンクロ」「鱗」など、サビの出来はかなりよい。バラードも聞かせる。

ニューカマーはそんなところか。あと、GReeeeNやMONKEY MAJIK も面白かった。

一方、去年活躍した絢香の今年は期待はずれだったな。コブクロとのコラボ「WINDING ROAD」で歌唱力を爆発させ、「Jewelry day」もまぁ佳品だったが、その後がダメだった。来年に期待しよう。
それより、YUIの躍進が目覚しい。絢香より歌唱力で劣るから楽曲で勝負だ、なんて以前書いたが、ちゃんと勝負できている。ヒットした「CHE.R.RY」もよかったが、「Rolling star」「My Generation」のロック調もサマになっている。ちょっと鼻にかかった声で爆発されるとシビれる。歌う姿もカッコイイ。
バラード系のメロディーセンスも思ったより優れている。
引き出しが多いYUIの方に期待するか。

宇多田ヒカルや中島美香も良い曲を聞かせてくれました。
ミスチルはもう飽きました。ケツメイシも新鮮味がなくなった。


PS.今年の記事はこれで終わります。ご訪問いただきありがとうございました。
来年は1/4に再開します。

2007年夏のJ−POPS

クルマの中で聴く音楽のために、最近のJ−POPSを物色してみた。

伊藤由奈が、Def TechのMicroとコアボした「Mahaloha」は気持ちよい。メロディラインに新味はないが、夏にふさわしい軽快な曲だ。伊藤の可憐な歌声とマッチしている。バラードで名を上げた伊藤だが、あの容姿には、こんな明るい曲がふさわしい。曲を聴くのに容姿は関係ないが、この歌を歌っているときの笑顔は素敵だ。プチファンになった。

夏を感じさせてくれるといえば、湘南の風の「睡蓮花」か。ヤフー動画でPVを見たが、まさしく活気ある夏の海辺で聞く音楽となっている。荒削りだが、とことんエネルギッシュ。キメのメロディも悪くない。
しかし7分は長い。ケツメイシも長いがそれ以上だ。いくつものメロディーを組み込み、ラップで間を持たせるのは最近の傾向であるが、それに間奏や小休止を挟んでのサビの連呼というPOPSの決まりごとが加わるから長くなる。
それなりに構成力に優れているから聴けるが、このままいくと、そのうちシンフォニーになってしまうのでないかと心配だ。CDを購入する人にお得感を与える効果があるのだろうが、他の曲を押しのけるための物量作戦みたいないやらしさも感じる。聴いてみれば、人を惹きつけるメロディーラインが一つしかない場合も多く、結局は、従来のつくりなら20回聴いて飽きるところを、10回聴いて飽きてしまう曲になるだけ。
とはいっても、今は構成力で聴かせる時代である。昔のようなAメロとサビだけでは物足りない。より高度に、洗練された楽曲でないと見劣りする。
そうしたPOPSの進化があるから仕方ないが、揺り戻しもあるだろう。メロディを丁寧に聴かせる曲こそがPOPSの王道である。

王道といえば、寺岡呼人、松任谷由実、ゆずのコラボ曲「Golden Circle feat」だろう。なんら抵抗なく入ってくるメロディだ。抵抗がなさ過ぎるきらいもあるが、心地よい。すぐ飽きるだろうが、クルマの中で聞き流すには申し分のない曲である。

MINMIの「シャナナ」の軽快さもgood! 単純なメロディの繰り返しだが、リズムが走っていて、ドライブに合いそうである。

MONKEY MAJIKという連中はなんなんだ! 外タレなのに日本語で歌っている。来歴は知らないがそういうことなのだろう・・・?
「空はまるで」や「Around The World」はメロディアスで好きである。曲の構成は単純だから、古い洋楽を聴いているようだが、エネルギーを感じない分、気楽に聴ける。

古い洋楽といえば、絢香のニューシングル「Jewelry day」も、往年の洋楽バラードを思わせる曲調だ。期待していたのでちょっとがっかりしたが、まぁ、うるさい楽曲の中に挟まる曲としては悪くない。リストに加えておこう。
それにしても絢香は歌がうまい。コブクロとの「WINDING ROAD」でも歌唱力をぎんぎんに発揮していたが、歌いっぷりだけで聴かせる力がある。やはり有力な若手だ。

若手といえば、YUIちゃんにも期待しよう。歌唱力では絢香に劣るから楽曲で勝負だが、まだまだハジケそうである。「CHERRY」もいいが「My Generation」などのロック調が魅力だ。引き出しが多いかどうかが、これからの勝負であるが。

最近目についたのはそんなところか。

昨年の終わりに、絢香を評して「初めて聞いたとき、ドリカムと勘違いした」と書いた。「メロディーラインが似ているだけでなく、声質が近い」とも言った。
しかし、改めて「三日月」を聞いてみるとなかなかよい曲だ。歌唱力もかなりイケてる。感情の載せ方、抑揚のつけ方はすばらしい。完璧だ。

ちょっと見直さなければならないと思い、ヤフー動画で他の曲も聴いてみた。「三日月」「I believe」のほかに「Real voice」「melody」が聴けた。この2曲は始めて聞いた。

いやはやダイナミックな歌いっぷりだ。ここまでソウルフルにシャウトできる人だとは思わなかった。驚いた。聴いてるこちらも思わずノッてくる。
曲もロックだし、曲作りの幅を感じた。
4曲すべてにいえることだが、ブリッジにあたる部分のメロディーがうまい。才能を感じる。
本当に、歌っていて気持ちよさそうだ。

最初に感じた、ドリカムの吉田に似ているという印象は、吉田の歌の実力に伯仲しているということだったわけだ。
よく聞いてみると、音域は吉田より少し低いし、声質もどちらかというと鼻にかかっている。区別がつかないほど似ているわけではなかった。

ということで、前に言ったことは、全面的に訂正しよう。
ポップスの王道を行く以上、メロディーラインが過去の楽曲と似てくるのはしょうがない。だが、その歌唱の輝きは、最近の新人の中で突出している。昨年の最大の収穫といっていいだろう。

こうなってくるとなぜか容姿もチャーミングに見えてきてしまう。おじさんとしてはヤバイ!
正月に会った親戚の娘も絢香が好きだと言っていたが、若い子たちはどの辺に魅かれているのだろうか?

それはいいとして、絢香には、これからもアップテンポな楽曲に取り組んで欲しい。ロックがすきな私としては、こまっしゃくれたヒップホップは少々聞き飽きた。今のJ−POPSシーンには明るく軽快な楽曲が少な過ぎるような気がしてならない。

絢香さま、今年も期待しております。
椎名林檎がインタビューで、男女の感性の違いについて話していた。彼女の音楽性にも通じているようで面白かった。

プロになっていちばん大変だったのは、男性たちに、自分の曲について「曲づくりの何倍もの神経を使って“説明”しなければならない」ことだった言う。男女には感覚の差があり、それを乗り越えるには労力がいるということらしい。感覚の差は、「“つくり”の差だから仕方ない」とのこと。(070301)

映画『さくらん』の音楽監督を務めた彼女は、江戸時代の吉原遊郭の女性たちの姿に、現在の女性と変わらないものを感じたといい、次のように述べる。
「女性は個性をもたないと私は思う。というより、もとうという意識があまりない。だから女性同士でいるときは役回りや肩書がいらなくて気持ちいいですよね。でも男性は何かと“ライナーノーツ”をおもちになろうとします。女性は表札がなくても生きていける。ある意味、たくましい。“子宮でものを考える”という表現には不服ですが、言葉に変換する前に感じるところがあります」

そして女性であることの喜びを語る。
「女性はいつも仲間とともにいる生き物。それが本当によかった。・・・もし自分が男性だったら、どんなに孤独だったろう。『女性でよかった』どころか女じゃなかったら大変。もう生きていないかもしれない」

6歳の子どもを抱えていることも、こうした心境の背景にあるのだろうが、作風の変転を思い返すとうなずける話である。
彼女にとって、自分の感性を形にすることが、音楽活動のすべてなのだ。ミスチル桜井の「リスナーが求めているものを常に考えている」という話とは対極にある。

「女性は個性を持たない」と指摘するが、彼女のことばのセンスには個性があふれている。ことばの組み合わせの意外性に、しばしば驚嘆する。言葉遊びにも似た造語センスは、詩人の域に達している。
しかし、彼女には、個性を発揮しているという自覚はない。単に自分の内から湧き出てくる感性を、そのまま形にしているだけなのだ。そのときどきに表現したいものをただ表出しているだけなのだ。

だから昭和歌謡になってもいいのだし、モダンアートのようなコラージュになってもかまわないわけだ。
現在のJ−POPSシーンで、自分の位置を確認するみたいな商売っ気などさらさらない。いままでのイメージを覆そうが、壊そうが関係ない。いまどきの音楽環境に影響はされつつも、別なところに触発されるものがあれば、すぐにそっちに飛びつく。創作活動において、自分の感性だけが道しるべである。

個性があることと、個性を持とうとすることは違う。自分の感受性を媒介に出てきたものが、たとえ個性的なものであっても、それは他人の評価だ。自分の中に他人と比較する目がなければ、個性という自覚にはならない。
一方、個性を持とうとする意識には、常に他人を観察する目、自分を客体化する視線がある。自分が創作したものが、個性あるものと認められなければ意味がないという価値観がある。

「女性は個性を持とうとしない」というのは、そうした価値観を持たないということであり、自分の生き方の表明になっている。でも、好き嫌いはしっかり持っているんだよな。

独特な世界を作り上げている彼女ではあるが、創造性を発揮しているというより、外からの刺激を自分なりに消化して表現しているということなんだろうな。だから自由な発想ができるのだろうな。

椎名林檎さま、これからも注目しております。

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 前のページ | 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事