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あっちこっち2

 イングランド・プレミアリーグも最終節
だったわけですが、優勝争いがここまでもつれました。
 

 マンチェスター・シティ(以下シティ)とマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)
最終節まで勝ち点は同じ、得失点差が8の差でシティが首位
 最終節だけで得失点差の逆転は常識的に考え辛いですから
シティが勝てば優勝決定、シティが引き分けでマンチェが勝つ
あるいはシティが負ければマンチェが引き分け以上で優勝が転がり込んでくる。
 と、このような状況にありました。
最終節の相手はシティがクイーンズ・パーク・レインジャース(以下QPR)
マンUのほうはサンダーランド
 
 普通ならば別に問題なく両方とも勝ちそうじゃないの?なのですが
QPRのほうは降格の最後のイスを巡ってボルトンとの争いがあり
あっさりとはいきそうにない雰囲気がありました。
 
 QPR(17位)の置かれた状況は、ボルトン(18位)との勝ち点差が2
従ってQPRが負けてボルトンが勝った時だけ順位は逆転し降格、という状況でした。
そのボルトンはスト−クシティ戦でした。
 
 シティとマンU、同じ街がホームタウンのチーム同士と、いうだけで盛り上がるところ
今回は周辺の状況が、それを嫌になるほど押し上げてました。
 
 いわく・・・
QPRの監督、マーク・ヒューズはマンチーニの前にシティの監督を務めていました。
ご存じのようにシティが富豪のオーナーに代わって金満クラブと変貌を遂げてから
お役御免で解任されているわけで、ヒューズが燃えないわけがない。
 
 さらにシティに所属していた選手が3人QPRにはいました。
いずれも事実上シティが高額で優秀な選手を次々に獲得するに当たって
シティを追い出された連中になります。
 
 またマーク・ヒューズは現役時代はマンUの選手だった
QPRのアントン・ファーディナンドはマンUのリオ・ファーディナンドの弟・・・
 
 シティのほうも問題児、テベス、バロテッリを抱えていて
問題を起こしたテベスは長らくチーム合流もしていませんでしたが
ようやくこのところ復帰してコンディションが戻ってきたところ
罰則で出場停止だったバロテッリはこのところベンチ入りもしていませんでしたが
このゲームでは「良くも悪くも何かやるかもしれない選手」としてベンチ入り
 
 と、まぁおよそ考え付きそうな様々な要素をいろいろ抱えて
火曜サスペンス劇場や韓流ドラマあたりよりベッタベタな設定でした。
 
 しかしそんなベタな設定をブっ飛ばす、もっとベタな試合展開が待っていました(笑)
 

 サッカーの試合、として質を問うならば
この優勝決定戦はほぼ最低の部類に入る内容ではなかったか
しかしエンタテイメントとしては最高にクレイジーだったかもしれません。
 
 ゲーム開始、QPRの考えはすぐに理解できました。
ハッキリ言ってベタ引き、ペナルティエリアの前に築かれた砦
 
 ボール支配率はあっというまにシティが80%に達しました。
しかしバイタルエリアのスペースを消されているためシュートを放つことさえ難しい。
ゲームはほとんどQPR側の半分のエリア、どころかゴール前で展開されました。
 
 何かしようと試みるシティではありましたが
QPRの選手はペナの幅、ペナの前に集結し全く穴がない状態。
サイドにはスペースがありますが、クロスボールを入れても
シティのテベス、シルバ、アグエロ、ナスリといった前線のアーティスト
チビッコ4人衆では「高さ」という点だけはいかんともし難い。
 
 いささかる煮詰まった印象のゲームは互いに決定機らしいものは全くないまま
特に有効な手が打てるわけでもなく時間だけが過ぎていったわけですが
 
 何かしようと動き続けていたシティの中では真面目な印象のサバレタが
サイドから侵入を試みて、こシティもこの時ばかりはやや慎重な2タッチのパスではなく
1タッチでポンと繋がってサバレタのシュートはGKの手をはじき
ようやく前半の39分にシティが先制。
 
 これまで観客席は、同時刻開催の他スタジアムの経過で沸いたりするだけでしたが
ようやく大爆発といった雰囲気でした。
 
 ただこの後にシティのヤヤ・トゥーレが筋肉系のけがで負傷退場
私的に今季シルバと並んでMVP的活躍と思っていましたから
これはイタい交代ですね、入ったのはデ・ヨング
攻撃のセンスよりも守備の厳しさという意味では
シティとしてはリードした後だからまだよかったかな、と
 
 
 後半に入って・・・
 
 さて追い付いておかないとマズイかも、QPRの考え方としては
とにかく早く追い付くことを考えて後半アタマから飛ばす、選択もありました。
 
 彼らの目標はなにはともあれ「残留」ということですが
前半終了時点でボルトンが2:1でストークをリードしていました。
このままだとQPRは降格に憂き目にあいます。
 
 しかし、相手が相手ですから不用意に出て行って傷口を広げては堪らない。
QPRは引き分けさえすれば残留は決まるわけですから
1点を取るチャンスは耐えていればいつか訪れる、それまでは我慢、と。
前半と変わらない入り方のQPRだったのですが・・・。
 
 その後半の3分、ボ−ルを奪ったQPRのカウンターではありましたが
特に工夫のない、どちらかといえば逃げのロビングパス
これを落下点に入ってヘディングで跳ね返そうとしたレスコットがクリアミス
後ろにポロっと落としてしまい、“一応”走りこんでいたシセの足元へ
 
 これをシセが決めてなんとQPRが同点に追いついてしまいます。
あのレスコットがねぇ・・・このゲームで決定的なミスですか。
しかし、もしこのまま終わるととてつもなく高いミスになるな・・・。
 
 1:1。まだ慌てる時間帯ではありませんが
攻める気がほとんどない相手にさんざん苦労した前半のことを考えると
気も滅入るのはシティのほうだったでしょうか
 
 QPRとしてはこの時点でボルトンが2:1でリードしていましたから
この1:1で終わることができれば残留になります。専守防衛。

 ベタなドラマは次々と「仕掛け」を用意しております。
後半の10分、プレミア有数の暴れん坊、QPRのジョーイ・バートン
テベスにひじ打ちを見舞って赤紙をもらうことになります。
http://samurai-soccer-magazine.com/special/badboy_barton.php
↑これだけ“リスペクト”されてますから審判も目を離すことはないでしょう。
ピッチを去る間際にはアグエロに1発ケリを入れてダメ押し。
 
 10人になったQPRはシティに対してやることはたったひとつ
FWのシセに代えてDFのトラオレを入れることになります。
 
 ここまでQPRのディフェンスブロックは
ペナルティエリアの直前に築かれていましたが、この時間帯からは
ほとんどペナの中に5メートルほど食い込む形になってしまってます。
ほぼ全員で完全なリトリート状態。
 
 さぁゲームのお楽しみはシティがいかにこの砦を攻略するのか
の、1点に掛っていると見ていた誰もがそう思ったはずでしたが
 
 なんとカウンターからQPRのほうが追加点を取ってしまいます。
ず〜っと攻めてばかりいたシティが攻守の切り替えにモタモタしたスキに
サイドを突いてクロスボールから、マッキーがヘディングを決める。
 
 後半の21分、退場騒ぎもあったから残りは30分くらいになるでしょうか
シティはQPR砦から2点を取らなければ、優勝はポロリとこぼれることになります。
 観客席では目を真っ赤にして泣き崩れる、あるいは隣の客に八つ当たりする
・・・騒然とした雰囲気になってます。
 
 マンチーニ監督は高さのあるジェコの投入(後半24分)
ボランチのバリーに代えて、ということですから守備はもうどっちでもいい
点取らなきゃ始まらない、パワープレーでもなんでも!
 
 続いて後半31分にはテベスに代えてシティの誇る悪童バロテッリの投入
良い意味でも悪い意味でも何をするかわからないバロテッリ
挑発にあっさり乗ってしまうタイプですがバートンはもういないし
ピッチに残したアグエロとは私生活面でも仲良しですからね。
マンチーニ監督としてはあくまでも“有事の際のオプション”だったはずですが
そのオプションが出動という緊急事態である、とういうことですね。
 
 押し込んで押し込んで、しかしシュートが打てない
確実性の低いシュートになるから打てなくなってしまっているシティ
 
 44年ぶりのトップリーグ優勝の夢 
1年の戦いがパーになってしまう90分が過ぎました。インジェリータイムは5分。
 
 恥ずかしいくらいベタなシナリオを書くサッカーの神様は
もっともっとベタベタの展開がお好みだったようで
 
 ここまで何度あったかわからないくらいのシティのCK
後半の47分、ここで決まるのか、そしてお前か!高さのジェコ!
喜んではいられない、残り時間は3分足らず。
もう1点取らなきゃ何の足しにもなりはしない。
 
 失点後のキックオフはただ蹴りだすだけで誰も追わないQPR
端っからゴール前の砦に引きこもり
 
 後半49分、ゴ−ル前のバロテッリにボールが入り
これをバロテッリはDFのプレッシャーを受けてバランスを崩し倒れ
それでも信じて走るお友達のアグエロへ渾身のパス
 
 アグエロはタックルを一つかわす余裕すら見せゴール!
なんとなんとインジェリータイムの5分で2点を奪い取ったシティ
 
 これがただの2点じゃないよ
ベタな神様のいたずらももうできない残り時間でゲームは終了
 
 マンチェスターシティが44年ぶりのトップリーグ優勝

 ゲームを勝って終わって某スタジアムで待っていたマンUのみなさんは
信じられない展開の「バンザ〜イ、なしよ・・・」
 
 負けたQPRもボルトンが2:2の引き分けで終わって
無事に残留を決めました、とさ。
 
 いやぁ・・・参りました。
 
 優勝パレードではテベスが「ファーガソン監督、安らかに」と
ボードを掲げて、シティが謝罪する騒ぎになりました。
 
 これはファーガソンが以前「俺の眼の黒いうちにシティは優勝できない」
なんてことを発言したことを受けて、でありますが・・・。
 
 

 シティとマンUが勝ち点89で並んで首位、得失点差でシティの優勝
3位にはアーセナル、4位はトッテナム
 
 長らくマンU、チェルシー、アーセナル、リバプールの4強時代
ということでしたがビッグ4は崩れました。
どこも一つのサイクルの終了のような感じですね。
リバプールはマージーサイドの隣人エバートンに順位で久しぶりに負けることになりました。
(リバプールは8位、エバートン7位)
 
 またみんな立ち上がってくるんでしょうけどネ
 
 
 さて来季のCL出場権に関してはプレミアの割り当ては4チーム
従って4位のトッテナムまで・・・と、いいたいところですが
 
 6位に終わったチェルシーが今季のCLの決勝に残っています。
もしチェルシーが勝てばディフェンディングチャンピオンとして
来季のCLに出ることになりますので
その時はトッテナムはCLには出ることができなくなりますね。
 

 やれやれ・・・。
 

閉じる コメント(4)

バロテッリからあんな泥臭いラストパスが出てくるとは(笑)さすがでした。あっという間のシーズンでしたね。何故か気になるスウォンジが残ってよかったなと…。今はリバプールが香川を横取り(笑)してくれないかと、淡い期待をしております。

2012/5/16(水) 午前 8:19 ret*0*14 返信する

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ROSSさん、今季の昇格組は全部残ったんですよね〜。リバプールの復権はいつになるやら。結局何がしたいのかわかりにくい監督さんですし・・・

2012/5/16(水) 午後 3:10 [ アルサロ ] 返信する

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その時間、会社でした。周りの連中は仕事そっちのけで大騒ぎしてました。ワタシ、まじで忙しかったので見れませんでした。グスン。

大騒ぎしていたマンUファンの同僚は涙目でした。

2012/5/17(木) 午前 2:35 fulvia**skij 返信する

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fulviaskijさん、これはスゴかったですよ。内容はトンデモですがエンタテイメントとしてはスゴイ!マンUがタナボタ待ってちゃイケマセンって

2012/5/17(木) 午前 9:25 [ アルサロ ] 返信する

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