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映画:「ベアテの贈り物」 「憲法に男女平等を」奔走の米国人女性を描く−−来月上映 (毎日・大阪 2005/06/30朝刊)

 戦後GHQ(連合国軍総司令部)の職員として、日本国憲法に男女平等を盛り込むことに奔走したベアテ・シロタ・ゴードンさん(81)に焦点をあてた映画「ベアテの贈り物」(藤原智子監督)が来月、大阪市内で上映される。

 ベアテさんは幼少期を日本で過ごし、日本語が話せたことから、憲法づくりに携わった。映画では、ベアテさんや関係者らのインタビューで構成。男女平等の考えが戦後の日本でどう生かされてきたかを描いている。

 映画製作委員会代表で、元文部大臣、赤松良子さんは「(ベアテさんの)贈り物を自分たちのものにするには、長い時間と努力が必要だった。ぜひとも、後の世代に伝えておくべきだと感じている」とメッセージを寄せている。

 上映は、9日に大阪市中央区大手前1、ドーンセンター(電話06・6910・8615)。16日から同市淀川区十三本町1、第七芸術劇場(電話06・6302・2073)で行われる。【大道寺峰子】


人模様:女性の地位向上、考えて−−資生堂取締役・岩田喜美枝さん (毎日 2005/06/30夕刊)

 GHQ(連合国軍総司令部)の招請で女性の権利確立を目指して日本国憲法の草案作成に加わった米国人、ベアテ・シロタ・ゴードンさん(81)の活動や、日本女性の地位向上の歩みを描いた映画「ベアテの贈りもの」(藤原智子監督)の上映が、東京・岩波ホール(7月8日まで)など全国約80カ所で続けられている。

 この映画の製作委員会事務局長が、厚生労働省で雇用均等・児童家庭局長を務め、いまは資生堂取締役の岩田喜美枝さん(58)。2年前、東京国際女性映画祭のパーティーで、赤松良子元文相から映画の資金づくりに苦しんでいることを聞き、官僚として長年、女性の社会進出を支援してきた岩田さんは、すぐに協力を約束した。退職金の一部を寄付し、自ら資金集めに奔走した。昨年秋の映画完成後は各地の上映活動の先頭に立つ。

 近年の憲法改正論議では、女性の地位が低かった戦前への回帰も危惧(きぐ)される。「見直しは認めません。映画化はまさにいいタイミング。ぜひ多くの人に見てほしい。男性や若い世代の人たちにとっても貴重な映画になると思います」【鈴木隆】

竹橋シネコン:『ベアテの贈りもの』製作委員会、岩田事務局長に聞く (毎日 2005/06/23)

(写真) 岩田事務局長

 ◇今年は国内各地で、来年は海外で上映を

 男女平等など日本国憲法の草案に加わったベアテ・シロタ・ゴードンさんと、戦後日本女性の地位向上の歴史を描いた映画『ベアテの贈りもの』。憲法論議が高まるなか、戦後60年の歴史を振り返る貴重な資料としても注目を集めている。官僚として女性の社会進出を支援してきた岩田喜美枝さん(現資生堂取締役)は、製作委員会事務局長としてこの映画の製作、普及に奔走している。【鈴木 隆】

 −−この映画に関わったいきさつは。

 厚生労働省を退職して資生堂に採用されるまで、少し時間に余裕がありました。この映画の製作委員会代表の赤松良子さん(元文部相)とは労働省時代に、仕事をしたことがありました。赤松さんは私が映画好きなことをよく知っていて、03年11月、東京国際映画祭の女性映画祭のパーティーに誘ってくれました。私は映画祭のパーティは初めてで、ミーハーとして行ってみたんですが、赤松さんや岩波ホール総支配人の高野悦子さん、この映画の監督の藤原智子さんから、こういう映画の構想があるが資金のめどが立たず動いていないという話を聞き、協力してくれないかといわれました。

 −−赤松さんが「その場で退職金出たんだから、少し出しなさい」と言ったそうですが。

 はい、そう言われたんです。返事はしませんでしたが、そのときに決めました。パーティーでそんな話になるとは思ってもいませんでした。

 −−それでも、すぐに決めたのはなぜですか。

 私は赤松さんの影響を受けていて、赤松さんが労働省をやめた時に、退職金の一部で赤松良子賞というものを作って、女性差別撤廃条約の趣旨に合った活動を表彰する賞を作りました。

 労働省時代の仕事で、特に心に残っているのは働く女性を応援することでした。男女雇用機会均等法のチームに入ったり、育児やパート対策をやってきたので、女性を応援することがライフワークの一つと考えていました。それと映画が好きなことが重なり、お手伝いしましょうということに。もちろん、ベアテさんのことは労働省時代からよく知っており、映画化はとても素晴らしいと思っていました。

 年明けの04年1月から製作委員会を作って、ベアテさんと親しかったソニーの女性管理職第1号だった落合良さんと藤原さんと4人で、月に1、2度会っていろいろ決めていきました。映画はその年の10月に完成しました。

 −−岩田さん自身もかなり寄付をされたようですが、資金集めは大変でしたか。

 製作費は3000万円ぐらいと聞いていました。本当は、小額でも大勢の方に募金してもらうのが一番いいのですが、時間と手間隙がかかるので、早い段階でめどを付けないといけなかった。最初の3000万円は大口の寄付だけで集めました。小額だけど協力してくれるという人は、岩波ホールの前売券を売ってもらったりして協力してもらいました。

 −−映画の中身については。

 私個人としてみた場合、映画は前半はすごく良く出来ています。後半は教科書みたいです。でも、成功していると思いますよ。というのは、音楽が好きな人、女性問題に関心のある人、憲法や政治に関心がある人、それぞれにいろんな楽しみ方、見方ができる映画なんです。最低限一つの歴史を次の世代にきちんと残したいという思いも強くありました。

 −−映像媒体で戦後の女性史をまとめているのものは。

 私が知る限りほかにはないと思います。特定のテーマについてはあると思いますが、憲法との関係で戦後60年の大きな流れを描いたものはありません。私の世代は、戦後60年の歴史を自ら体験したか、体験していなくても直接体験した方から話を聞けた終わりの世代です。ですから、若い世代にとってはこの映画は貴重だと思います。

 −−製作委員会の役割はなんですか。

 映画を作るだけではなく、いかに多くの人に見てもらうかという上映活動まで製作委員会がやっています。配給の仕事もしています。最初の仕事は資金集めでした。そのときに、たまたま自分が退職金をもらった直後でもあり、寄付をして下さるような方と長い職業生活の中で人的ネットワークがありました。寄付してくれた方も私も思いは同じで、次の世代の日本のことを考えたときにできるだけのことはしようと。

 次は、いかに多くの方に見ていただくかです。最初が岩波ホールでの上映で、10週間という長い期間です。そこでたくさんの方に見ていただくために、1万2000枚前売券を売りました。

 −−委員会として次に何をしていく考えですか。

 岩波ホールで見ることができない方のために、地方の自主上映をやっていて80カ所以上で自主上映が決まっています。地方の自治体の施設とか、女性のグループとかにフィルムを貸し出します。この1年はそれをしっかりやるつもりです。

 さらに、海外でも見てもらおうと考えています。これには2つ理由があります。日本の女性の現状は海外で意外と知られていません。イメージ的には女性の地位が低くて、例えば国際会議などでも日本の代表団はほとんど真っ黒の背広組みですから、いかにも女性が活躍していないという感じです。でも、諸外国の人が思うほどではない。生の姿を理解してもらいたいと思います。

 その一方で、これから憲法を整備する、男女平等が十分でない国もあります。そこには60年の経験は参考になるでしょう。来年以降は海外でも上映していきたいと考えています。海外の映画祭への出品も進めていきます。

 −−憲法改正論議で男女平等の24条も対象になりつつあるようですが。

 自民党だけでなく、衆参調査委員会が論点として24条も両論併記であがっています。日本の家庭は、離婚増や児童虐待、DV(ドメスティック・バイオレンス)、少子化などいろんな問題を抱えています。ただ、それが24条があるからという見方は、どう考えてもおかしい。

 見直しを言っている人が求めているのは、伝統的な男女の役割に戻れということです。女性は家庭に戻れ、と言っているんです。私はそんな考えは絶対に受け入れられません。家庭の問題がこのままでいいとは思いませんが、男女平等と個人の尊厳、家庭を大事にすることは当然両立する。片方は大事で片方は犠牲にするという関係ではありません。

 この映画を作り始めたときには24条の問題は浮上していませんでしたが、作っている間に憲法改正が議論されるようになりました。結果的に、この問題を考えるきっかけとなるタイミングで完成したのはよかったと思います。

 ■『ベアテの贈りもの』は東京・神保町の岩波ホールでロードショー公開中、全国各地で上映活動が活発に行われている

 <岩田喜美枝事務局長>

 1947年生まれ。東京大学教養学部卒業後、労働省に入省。大阪婦人少年室長、婦人局婦人政策課長、大臣官房国際労働課長、審議官、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長などを歴任、03年8月退官。同年12月資生堂常勤顧問、04年6月から取締役。

http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/cinema/news/20050623org00m200010000c.html

ベアテの贈りもの
http://www.geocities.jp/michocop/

The New York Times
MOVIE REVIEW | 'WILD SIDE'
MORE ON 'Wild Side'
Visions of a Dangerous and Beautiful World
By STEPHEN HOLDEN
Published: June 10, 2005

From its opening scene, in which Antony, the blond, androgynous singer from Antony and the Johnsons performs "I Fell in Love With a Dead Boy" in a haunted, shivering half-falsetto before a rapt audience, "Wild Side" sustains a mood of extravagant alienation and melancholy. The French film, directed by S??bastien Lifshitz from a screenplay by St??phane Bouquet, observes the world through the eyes of St??phanie (St??phanie Michelini), a (pre-operative) transsexual prostitute who works the streets, bars and discos of Paris.

She lives with Jamel, a 30-year-old bisexual North African hustler who has fled the dismal housing project where he grew up. Graphic scenes show them separately plying their trade with demanding customers in bleak, joyless settings.

When St??phanie is summoned to her childhood home in northern France by her dying mother, Liliane (Josiane Storelu), after being away for 17 years, she is flooded with memories of playing games of dress-up with her sister in the fields and of being dandled by her father. In those days, she was Pierre. And as she gently spoon-feeds soup to Liliane, to whom she bears a remarkable resemblance, she confronts her mother's intractable disapproval of what she has made of her life.

St??phanie has already met Mikhail, a dishwasher and an illegal immigrant from Russia, who falls in love with her. With Jamel, the three become a m??nage ?? trois, clinging to one another as a sexually connected alternative family. When she visits her mother, they join her.

"Wild Side" pointedly avoids overt psychologizing to portray St??phanie, Jamel and Mikhail as romantic outsiders, beautiful, bruised lost souls who have found tentative comfort in one another. The cinematography by Agn??s Godard, the longtime collaborator of Claire Denis http://movies2.nytimes.com/gst/movies/filmography.html?p_id=87484&inline=nyt-per , achieves the same breathtaking blend of sensuality, formal elegance and surreal detail she brought to Ms. Denis's masterpiece "Beau Travail." http://movies2.nytimes.com/gst/movies/movie.html?v_id=181397&inline=nyt_ttl

Whether the camera is trained on the human body, the architecture of Paris, the fields of northern France or dancers gyrating in a disco, the movie gives you the feeling of rediscovering the world, moment by moment, in a revelatory waking dream. It is a world of layered mysteries, primitive and seething with latent violence, but exquisitely beautiful.

As a piece of storytelling, though, "Wild Side" is too elliptical and poetically structured to cohere as more than an intense mood piece with social ramifications. The movie is so enraptured with its own romantic desolation that its narrative drive becomes sidetracked.

'Wild Side'

Opens today in New York.

Directed by S??bastien Lifshitz; written (in French, with English subtitles) by St??phane Bouquet; director of photography, Agn??s Godard; edited by St??phanie Mahet; music by Jocelyn Pook; produced by Gilles Sandoz; released by Wellspring. At the Angelika Film Center, Mercer and Houston Streets, Greenwich Village. Running time: 93 minutes. This film is not rated.

WITH: St??phanie Michelini (St??phanie), Edouard Nikitine (Mikhail), Yasmine Belmadi (Jamel) and Josiane Storelu (The Mother).

http://movies2.nytimes.com/2005/06/10/movies/10wild.html

愛についてのキンゼイ・レポート
2005/06/08 松竹試写室
現代性科学の基礎をを作ったキンゼイ博士の伝記映画。
リーアム・ニーソンが主人公を熱演。by K. Hattori

 1948年と53年に発表された世界で初めての性に関する調査報告「キンゼイ・レポート」で名高い、アルフレッド・C・キンゼイ博士の伝記映画だ。(Kinseyは「キンゼー」と表記することが多いようだが、ここでは映画のタイトルに合わせておく。)キンゼイ博士を演じているのはリーアム・ニーソン。その妻を演じるのはローラ・リニー。監督・脚本は『ゴッド・アンド・モンスター』のビル・コンドンだ。『ゴッド・アンド・モンスター』も伝記映画で同性愛の問題が描かれていたが、今度の映画の方が監督の問題意識はよりダイレクトに描かれていると思う。

 キンゼイ博士が行ったのは、それまで封印されていた性の問題を白日の下にさらすことだった。彼はパンドラの箱を開けて、アメリカ社会が暗黙のうちにタブーとしていた事柄をすべてさらけ出してしまった。それまでの社会では性に関する道徳的なタブーを正当化するために、「それは異常である」「それは犯罪である」「それは病気である」というレッテルを貼って封じ込めた。しかしキンゼイ博士の調査は、そんなタブーが実際の世界ではまったく意味を持たないことを証明してしまった。性行動に関して「正常」と「異常」の明確な境界線など存在しないことが、科学的に証明されてしまったのだ!

 面談調査のシミュレーションで、博士本人が自分の過去を語るという導入部が上手い。このくだりで、博士の生い立ち、学問的な関心事、性に対する考え方、夫婦関係、几帳面で凝り性な性格などがすべてわかってしまう。博士が地味な昆虫の研究から、一転して人間の性に関する研究調査にのめり込んでいく過程の処理も巧み。このあたりはオスカー受賞歴もある脚本家の面目躍如ではないだろうか。

 キンゼイ博士の研究業績を高く評価しながらも、彼を聖人君子にしていないところがいい。博士は偏執狂的な学問オタクで、人間の感情の機微にはまったく無頓着なところがある。それが研究室内で不穏な波風を立てることもあるし、彼の研究報告が社会的な逆風を受ける原因にもなっているのだ。女性の性についての研究が社会的なバッシングを受けたとき、その理由が博士にはまったくわからない。世界有数のセックスの権威は、セックスが持つ社会的な意味についてまったく無知なのだ。(もちろんこれは映画の中での話であって、実際のキンゼイ博士がどうだったのかは知らないが……。)

 映画には同性愛者に対する優しい眼差しが垣間見えるが、それこそ『ゴッド・アンド・モンスター』のビル・コンドン監督らしさだと思う。少年時代の体験を語る男に、「いずれ社会が同性愛者を受け入れるようになる」と語りかけるキンゼイ。このあたりから、映画は「過去の偉人伝」であることをやめて、同性愛者と社会という現代にも通じるテーマを奏ではじめる。最後の女性インタビューは、作品のサブテーマが「同性愛」であることの証明だ。

(原題:Kinsey)

8月公開予定 シネマスクエアとうきゅう、シネスイッチ銀座
配給:松竹 宣伝:メゾン
2004年|1時間58分|アメリカ|カラー|シネマスコープ|ドルビーデジタル
関連ホームページ: http://www.kinsey.jp/

http://www.eiga-kawaraban.com/05/05060801.html

Indiana University The Kinsey Institute for Research in Sex, Gender, and Reproduction
http://www.indiana.edu/~kinsey/

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「おわらない物語 アビバの場合」 ソロンズ監督が語る
2005年06月08日15時53分 ―朝日


(写真)「アビバ役には繊細さと純粋さを持った役者を選んだ」とトッド・ソロンズ監督=東京都内で

(写真) おわらない物語 アビバの場合」から

 主人公の12歳の少女を、肌の色も年齢も違う8人の男女が演じる映画「おわらない物語 アビバの場合」が、東京・渋谷のシネマライズで公開中だ。米の奇才トッド・ソロンズ監督が、実験的な手法と大胆な風刺で、中絶というデリケートなテーマに切り込んでいる。

   ◇

 早くママになりたいアビバは、12歳にして妊娠。母親は「これはガンみたいなものよ」と言い放ち、無理やり中絶手術を受けさせる。なおも子供が欲しくて家出したアビバは森を抜け、障害のある子供たちが歌い踊るホームにたどりつく。だがそこは、中絶手術をする医師を狙う過激な反対派の拠点だった。

 「根本は、女の子が愛を探し求めるシンプルな物語だ」とソロンズ。「中絶に賛成とか反対とか言うつもりはない。アビバは中絶を強制する親と、胎児のためなら殺人も犯す反対派の間で宙づりになる。映画を通じて、モラルや性について、当たり前と思っている価値観を見つめ直してほしいんだ」

 アビバは場面ごとに容姿が激変。ほっそりした白人だったり、見上げるほど大きな黒人だったり。

 「ちょっと変わったことがしたくてね。大柄の子は小人国のガリバーのイメージ。ラストのアビバを演じたジェニファー・ジェイソン・リーは、顔に複雑なカゲがあるので、様々な痛みを通り抜けたアビバを演じてもらった」

 コロコロと外見が変わるアビバを見ることで、逆に、彼女の一貫した本質が浮かび上がるのでは、と考えたという。

 「何があっても人間の本質は不変。それを象徴するのがAVIVA、BOBといった、逆さから読んでも同じ登場人物たちの名前。何があってもあなたはあなた、ということさ」

 順次、札幌・名古屋・福岡などでも公開予定。

http://www.asahi.com/culture/theater/TKY200506080221.html

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