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◆アイソン彗星は太陽を上手にかわすことができなかった。無生物である彗星が何か、気の毒のような、不思議な感覚。残骸となってしまった彗星は、次第に霧散しつつある。再度、その姿を捉えるのは至難のことだろう。
世間の注目から離れ、ラブジョイ彗星は悠然と旅をつづける。11月29日は月明が残っていたが、透明度が比較的良好で、存在感のある姿を見せていた。
12月1日は、月の影響がなくなった。肉眼で存在はわかるのだが、その明るさはピークを過ぎたのかもしれない。尾ははっきりとしており、10センチ双眼鏡で2度ほど確認できた。
2013/11/29 04:27- 200mm F2.8 120secX19 ISO800 LPS-P2 33.3%リサイズ、トリミング
2013/12/01 04:38- 200mm F2.8 120secX15 ISO1600 LPS-P2 33.3%リサイズ、トリミング
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星のはなし
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◆24日朝、近日点前のアイソン彗星ラストチャンス。しかし、前日より雲が多く、東天はかすんでいた。次第に明るくなる空で、眼視では確認できなかった。
あたりをつけるために撮影した画像に1コマだけ、アイソンと思われる姿があった。薄雲の状況と近くの天秤座アルファ星(伴星は5.2等)との比較で、かなり減光していると判断できる。この先、どうなっていくのだろうか。
2013/11/24 05:33 200mmF2.8 15sec ISO400 LPS-P2
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◆アイソン彗星は近日点にむかって進んでいく。月明とすっきりしない天候のなか、11月20日と22日は雲間になんとか捉えることができた。
22日は20日に比較して増光している感触があった。
2013/11/20 05:07- 60secX14 200mmF2.8 ISO200 LPS-P2
2013/11/22 05:28- 9secX1 15secX2 ISO800 LPS-P2
11月23日は、いよいよ彗星の高度が低くなり、残り少ないチャンスとなった。雲の出入りがあったものの、明け方の東天は運良く晴れた。ただし、透明度はあまり良くない。
10センチ双眼鏡の視野はコントラストが低く、アイソン彗星はコマから尾をのばしているのが見えるが、心なしかその輝きが鈍いような感じだった。画像では、尾は案外写っている。薄明との競争でなかなかじっくりと観察する余裕がなかった。
2013/11/23 05:31 10secX33 200mmF2.8 ISO800 LPS-P2
2013/11/23 05:40 3sec 70mm F4.5 ISO800
水星と同じ高度で尾をのばすアイソンが確認できる。肉眼では無理だった。水星の下には土星。
翌24日は土星の高さくらいまで彗星は高度を下げる。透明度さえ良ければ、あと1回のチャンスと思われたのだが・・・・。
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◆月明と冴えない透明度に妨げられたが、太陽に近づく彗星を観望。前日よりかなり見づらいものの、「崩壊」はしていないようで安堵。尾は長く伸びているようだ。
2013/11/17 05:08- 200mmF2.8 60secX20 ISO400 LPS-P2 50%トリミング
水星と彗星
2013/11/17 05:42 40mmF4 13sec ISO400 LPS-P2 トリミング
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◆16日早朝、山の観測所でアイソン彗星が山の端から昇ってくるのを待っていた。明るい月が沈んでいき、暗夜になるとラブジョイ彗星は肉眼で楽に見えた。
東の低空まで透明度は良好だ。10センチ双眼鏡の視野に飛び込んできたのは、予想以上に増光したアイソン彗星。2日前よりまた成長したじゃないか。
次第に高度を上げていく彗星ははっきりとした尾をのばし、いかにも彗星らしい姿だ。5等級になっていると思われ、肉眼でもそろそろ見えるのではないか。10センチ双眼鏡で尾は1.5度程度見え、5センチの双眼鏡でもその姿は明確だ。
これで、期待はずれには終わらないのだろうかな。今後に注目だ。
ラブジョイ彗星 画像は50%トリミング
2013/11/16 04:28- 200mmF2.8 120secX10 ISO1600 LPS-P2
アイソン彗星
2013/11/16 04:57- 200mm F2.8 ISO1600 90secX17 LPS-P2
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