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ひかりTVが我が家にやって来て約1ヵ月。スイッチを入れると常に映画が流れてくると言う環境は、私には余りに贅沢過ぎる気がして、夫や娘が仕事に出ている時間帯に見る時は、心の中で「申し訳ない・・・」と呟きながら視聴しています。
この作品もレンタルしてまでは見なかったかもしれない作品、ひかりTVが届けてくれたものです。(学生の時以来2度目の視聴)
1952年、アメリカ映画。フレッド・ジンネマン監督、ディミトリ・ティオムキン音楽、ゲーリー・クーパー、トーマス・ミッチェル、グレース・ケリー、カティ・フラドー、ロイド・ブリッジス、リー・ヴァン・クリフ出演。
1870年、西部のある町の教会では、保安官(クーパー)と新妻(ケリー)との結婚式が行われています。彼はその日を最後に保安官職を辞し、その町を去ることにしています。
式を終えた彼の元へ届いた電報。それには、彼が以前逮捕して服役していた凶悪犯が刑期を終えて(予想外の早さで)、帰郷すると言う知らせが。正午(High Noon)の列車で到着する凶悪犯を迎えに3人の子分が駅へ出向きます。
逮捕した彼(クーパー)に恨みを持つ凶悪犯は、復讐を誓っています。子分も含めると4対1、勝目はありません。彼は必死で住民に協力を求めて行きます。
映画の中で、彼が電報を受け取った時、壁の時計が指していたのは午前10時40分。ご承知のことと思いますが、実は、映画の中の時間の進行と、見ている観客の持つ現実の時間の進行とが、「全く同じ」というのがこの映画の特徴。ですから、保安官と同じ待ち時間の感覚で、観客も「正午」の決闘を待つことになるのです。見ている側も、緊迫感が募ります。
時間だけが空しく過ぎて行き、「逃げよう」と説得する妻も振り払って4対1の対決を決意する彼。
夫を見限って、凶悪犯のメキシコ系の元かのじょ(保安官とも関係があったと思われる)と馬車で駅へ向かう二人。夫の横を通る時、全く夫と目を合わせない妻と、愛しげに保安官を見つめるかのじょの視線とが好対照を成していました。
テックス・リッターの歌う、近づいて来る列車の音を思わせる伴奏のテーマ曲の余韻と共に、「結果」に必ずしも喝采を送れない、寂寥感を残す作品でした。
グレース・ケリーはこの時23歳。名前の通り、本当に上品で、優美(grace)です。モナコ王国のレニエ大公の妃になるのはこの4年後のこと。
西部劇ではお馴染みのリー・ヴァン・クリフやジェフ・ブリッジス(「ラスト・ショー」)のお父さんロイド・ブリッジスなど、懐かしい顔にも出会えました。(Feb.23rd.2009)
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クーパーが渋くて良いね 男だよね
フレッド・ジンネマン監督 いいよね。
2009/2/23(月) 午後 2:54 [ 魔法使いの杖 ]
洋画の世界を知った時、一番最初にファンになった男優がゲーリー・クーパーでした。
知的で、理性的で、ハンサムで・・・本当に素敵です。
2009/2/23(月) 午後 3:33
真昼の決闘なつかしいですね〜ゲーリー・クーパー若くて
かっこよかったですね。その後の時代ですがマカロニウエスタンなども夢中になってみたものです^^
2009/2/23(月) 午後 8:27
ゲーリー・クーパーはこの時、51歳。新妻役のグレース・ケリーとは親子程の年齢差ですが、ちゃんとさまになっています。いくつになってもダンディ!本当にステキです。
マカロニウェスタン(何とも不思議なネイミングですが)のヒーローにはジュリアーノ・ジェンマがいましたね。
2009/2/23(月) 午後 8:38
私はクーパーよりものグレース・ケリー目当てでこの映画を観ました。彼女は王女様になって映画から引退しましたから出演作はあまり多くないのでほとんど見てます。でもこれはクーパーの映画でした。ウエスタンではこのような静かな人間ドラマのほうが私の好みです。
2009/2/24(火) 午前 6:02
私も、ウェスタンはこの位「静かな」作品の方が好きです。日本の時代劇もそうですが、余りに多くの人が簡単に殺される映像にはやや抵抗がありますので。
この作品でのグレース・ケリーも輝くような美しさですね。
2009/2/24(火) 午前 8:26
これはDVDを持っていますよ。ハイ・ヌーンは好きな主題歌のひとつです。フレッド・ジンネマンも長く活躍した名監督ですね。
2009/2/24(火) 午後 9:17 [ トンチー ]
受けとめ方は様々だと思いますが、「結局、人間は自分しか守らない」という“原則(飽くまでも原則であって、例外はいっぱいあります)”と“夫婦(愛するもの同士)”の絆の強さを私は感じました。
中学の頃見た映画でしたが、再見しても、いい映画でした。DVD持っておられるのですね。
先日ずっと見たいと思っていた『日曜日には鼠を殺せ』をレンタル店で見つけて小躍りして喜んだのですが(レンタル中でしたが)、これもフレッド・ジンネマン監督。
近いうちに見ようと思っています。楽しみです。
2009/2/25(水) 午前 10:08
本作、あの小泉元首相の大のお気に入りなんですよね(笑)。ブッシュとの会談でもとりあげられ、話題になっていたことを思い出しました。
個人的には、高校時代に見たきりです。そのわりには内容を良く覚えているので、やはり傑作だったのだと思います。
2009/3/3(火) 午前 1:20 [ user t ]
そうなんですか。あの小泉さんと近い感性が一つでもあったこと、チョッとがっかりです。
保安官、住民、悪漢。それぞれの心理と映像が、映画の中でとてもうまく割り振られて、非常に「整った」作品になっていました。
音楽と時間の用い方が、とても効果的でした。
2009/3/3(火) 午前 5:15
この映画には「間接描写」というか、「奥ゆかしい」描写がほとんどないんですよね。これは本当に意外でした。一流の西部劇監督たちは、そういった描写の達人ばかりなのですが・・・。ジンネマン監督は、実はあまり西部劇が好きではなかったのではないでしょうか(そうでなければ、本作ほどの「名作」を撮った以上、その後も西部劇を撮り続けたはずです)。
TBさせていただきました^^
2009/6/6(土) 午後 6:19 [ user t ]
数多くの西部劇をご覧になったuser tさんならではの感じ方なのでしょうね。
仰るようにジンネマン監督はそれ程西部劇が好きではなかったのかもしれません。
私ももっと多くの西部劇を鑑賞したら、「間接描写」や「奥ゆかしさ」の欠如の意味がよりよく理解できるかもしれません。
2009/6/6(土) 午後 6:26
丁寧に説明を加えて頂き有難うございます。
ジョン・フォードもハワード・ホークスも学生の時に見たままですので、本作と比較して考える事が出来ません。
でも、user tさんが仰りたい事はしっかり受けとめられました。
2009/6/6(土) 午後 9:05
少しややこしい言い方をしてしまったかもしれませんね。でも、この映画に多くの欠点があることは事実だと思います。誤解しないでほしいのですが、僕のブログでも★★★をつけていることからも分かるように、決して駄作だと言っているわけではありません。ただ、少なくとも「知名度に見合った」作品ではないと思っただけなのです。
一つだけ断言できるのは、ジンネマンは(少なくとも西部劇の監督としては)ジョン・フォード、ハワード・ホークス、アンソニー・マンといった監督たちとは全くレベルが違うということです。
>ウェスタンはこの位「静かな」作品の方が好きです
僕も無意味な暴力描写などはあまり好みません(マカロニはちょっと例外ですが)。ただ僕の場合、直前に見た『胸に輝く星』が「静かな」大傑作だったためか(銃撃戦は最後の1対1の決闘だけ)、本作は逆にあまり「静か」とは思えませんでした。クーパーと若者の殴り合い、そしてラストの4人組との決闘など、むしろ「普通の」西部劇という印象です。
2009/6/7(日) 午前 0:58 [ user t ]
「結局、人間は自分しか守らない」これを西部劇と言う
ジャンルの中で描くと言う発想が面白いですね
無理あるようにも思うし 結局ミラーでしたか悪人のボスと
保安官は話会うこともなく決闘でした(笑)
敵の背中を撃つグレース・ケリー 人間は宗教だけは変えれないのですね〜 TBしますぅ〜
2010/9/12(日) 午前 0:34
ポニーさん、やや異質な西部劇と言えるのでしょうね。
作品の評価は、まちまちのようですが、
私は、好きな作品です。
何の言葉も交わされることなく始まった「決闘」。
省略され過ぎたものがあったかも知れません。
2010/9/12(日) 午前 1:46